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翻訳が上手な本は?
最近、海外の小説を読んでもどうも入り込めないのです。 これは、ひょっとしたら外国映画の字幕がやたら違和感がある場合と同じなのでは・・・??と思うようになりました。 そこで海外の小説で日本語訳が上手な本を教えていただけませんか? ・簡潔で分かりやすい表現。 ・原作を損なわないもの。 ・短編から中篇程度のもの。 ・ジャンルは問わない ・内容が暗くない ・読後、不愉快、不消化にならないもの。 ・感動できるもの それと作品を問わずお勧めの訳者さんがいれば教えてください 40代の主婦からの質問です。
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質問者が選んだベストアンサー
確かに日本語に問題があるとしか思えない翻訳が横行していますね。別宮教授が「こんな翻訳よみたくない」と云う本を書くほどにありますから。しかも一冊ぢゃあ収まらない程に。 昔は一流の翻訳家は文章も一流であるべしと考えていたらしく、訳文も日本語として引っかからないものがあります。 訳者としては、延原 謙(のぶはらけん):新潮文庫のシャーロック・ホームズシリーズ、ヴァン・ダインの作品、その他。 長谷川修二:「大時計」(ハヤカワ・ミステリ、のち文庫)、「修道院殺人事件」 ・・・少し訳文にくせがある。 清水俊二:チャンドラーの長編の諸作(早川文庫)、「そして誰もいなくなった」(早川文庫) ・・・映画字幕の第一人者。 中野 好夫:サマセット・モーム、スィフトなど。新潮文庫、岩波文庫、などに所収。 以下は日本語が良いは解るのですが、原本との乖離については該当外国語を知らないので…。 露西亜文学・神西清:「スペードの女王」(岩波文庫-青空文庫:準備中)など。 平井 肇:「死せる魂」(岩波文庫-青空文庫:準備中)など。 仏蘭西文学・渡辺一夫:「ガルガンチュワとパンタグリュエル」(白水社、岩波文庫、各5冊) 鈴木力衛:「ダルタニアン物語」(講談社、のち文庫)、「モリエール全集」(中央公論社) 古い処では。 坪内逍遥:新修シェクスピア全集。(当時は中央公論社。のち創元社、新樹社、第三書館など) 森 林太郎:「ファウスト」(岩波文庫、岩波版「鴎外全集」など) 今さしあたって思い浮かぶ方と云うと以上でしょうか。中に記者の好みとは合わないがと云う訳者も入っています。
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あまり色々知りませんけれど、 日本語的に読みやすくて好きなのは、浅倉久志さんです。 主にSFです。フィリップ・K・ディックとか。 ディックの短編集(ハヤカワの「ディック傑作集」など)は、浅倉さんも入っていますが複数の訳者が訳したものが集まっています。 比較するには興味深いかもしれませんが・・・ マイケル・クライトン、カート・ヴォネガット、ジェイムズ・ティプトリーJr.なども訳しています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%85%E5%80%89%E4%B9%85%E5%BF%97 http://www.silverboy.com/silverboy/pkdshort.htm
お礼
回答ありがとうございます。 私、ハヤカワの本を実は読んだことが・・・というかSFを読んだ記憶がないのです。 今回、紹介していただいて火がつきました。 No.2さん、No.3さんの紹介してくださったのをこれから一冊づつ読みます。楽しみです(*^_^*) ありがとうございました。
- formidable
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<不愉快><不消化><感動>etc. 感覚は人それぞれですので、アナタさまご自身が直接 接して、チョイスするしかないのではないでしょうか。 私は仏・伊・西・英・北京語etc.は原文を読んでいます。 日本の新聞や小説は中学生程度の学力で優に読めますね。 外国の新聞や小説もその程度の学力で読めるようにデザインされて います。そういう次第ですから、アナタさまも原文をお読みになること をお勧めします。慣れです。 2万冊以上の絵本を集めている板橋の <いたばしボローニャ子ども絵本館>で大量の原文に接して 慣れれば自然に辞書など引かずに小説が読めるようになるでしょう。 日本の小説で辞書を引く機会は滅多にないでしょ。
お礼
回答ありがとうございます。 formidable様のおっしゃるとおりですね まずは、英語の本からトライしてみましょうかねぇ
お礼
わかりやすくしかも的確な回答をいただきありがとうございます。 No.1さんが言われるように私の好みというのもあると思うので、紹介していただいた本を一冊づつ読ませていただき味わってみたいと思います。 とても良い意見を聞かせていただき感謝しています。