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硬い文章だけど頑張って読み切れば感動できる古典
本はよく読むんですが。大衆向けの本しか読めません、夏目漱石とか、太宰治とか柔らかい文しか。三島由紀夫とかは、読める気がしない。彼の評論は好きだけど。 読み辛いけれど辛抱強く読めば、 その労力に見合った感動ができる名作 教えて下さい。なお翻訳モノは原作より訳者の力に左右されるので、なるべく、日本語文学、優先でお願いします。 できれば参考までに、貴方のベストハード&ベストソフト作品をご紹介下さい。 最近の僕の、ベストハードは大岡昇平「靴の話」。ね、へタレでしょ?短編だっつーの。海外だと今「罪と罰」に挑んでます。岩波の江川さんのお陰です。
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そうですなあ・・・。 ホントにいいんですね?ハードってことで。 ハードコア○ルノってことじゃないすよね? 私の乏しい読書歴のなかから日本文学というカテゴリーでお薦めするなら 中島敦『李陵』 ですね。いろんな意味でスケールの大きい作品です。読んだ当時は、まだ若輩者で全てを汲み取れたとは思えませんが何とも言えない感慨に大きくため息をついたものでした。 中島先生は生前、教師であられて年若くして夭折なさっておられますので作品数も少なく一般には忘れられがちな存在のようですが、その遺されたものは、まさにキラ星のごとしです。 私は高校の国語の授業で 『山月記』 を読んで感動したのが、この作家を知ったきっかけです。もし御存じなければ先に、この『山月記』から、お入りになればいかがかと存じます。短編ですから。 なお、ベストソフトを一つご紹介するなら、昔読んだものですが 吉本ばなな『哀しい予感』 ですとか。 他で思いつくのは江戸川乱歩とかですねえ。 『孤島の鬼』なんか、いま思い出してもヨダレが出ますですねえ。フツーの男の子にはお薦めしませんが。 御参考までに。
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- winhelp
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まだご覧になっているでしょうか? ●ハードな作品 ドストエフスキーをお読みになっているそうなので、埴谷雄高はいかがでしょうか。 埴谷雄高はドストエフスキーに影響を受けているそうです。 彼の代表作「死霊」は、日本で初めての形而上小説といわれており、独特の哲学的思想を含んだ、非常に観念的で難解な小説ですが、自己の存在について考えさせられる興味深い作品です。 以前は、講談社から出ている、内外ともにいかにも堅そうな、おどろおどろしい装丁のハードカバーのものだけでしたが、最近、講談社文芸文庫から文庫化されたようで、手に取りやすくなったようです。 ●ソフトな作品 土屋賢二はいかがでしょうか。 古典ではありませんが、手軽に読める哲学エッセイです。 軽妙洒脱な文章でかなり笑えるのですが、実は深~い哲学が含まれていたりします。 「哲学者かく笑えり」(講談社) 「われ笑う、ゆえに我あり」(文春文庫)など 彼は東京大学文学部哲学科卒業、現在、お茶の水女子大学大教授だそうですが、こんなユニークな教授の授業なら、是非受けてみたいです。 なお、「週間文春」にエッセイ「ツチヤの口車」が連載中です。 以上、硬軟どちらも、哲学的な匂いのする作品を挙げてみました。 参考になれば幸いです。
補足
遅答すんません。カビのはえた質問にご協力感謝します。 全然時間がとれなくて、まだ全然読めてないんす。田舎ぐらしなモンで本屋で探しても置いてなかったりなもんで。3点とも、もろストライクです。僕の趣向にピッタリです。いやあ慧眼に感服っすねえ。 埴谷雄高●死霊・・・文庫で¥1470ってちょっと高いなかなり重厚そう / 土屋 賢二・・・哲学者かく笑えり●講談社/われ笑う、ゆえにわれあり●文春文庫 20:47 05/07/10◆あるみ
- d-drop
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漱石と太宰ですか、三島は駄目ですか……。 だとしたら、皆がいうように、中島敦がいいように思います。あと、寺田寅彦や正岡子規の随筆、文章がきちっとしていて、それで面白い。私も好きだし、誰に聞いてもいいっていいいます。 幸田露伴も、硬いけど、リズムがあって読ませます。『五重塔』なんか、中学生の頃読んだけど、よかった。 私個人の一押しは、中勘助、硬質な文体で、作品がとても澄んでます。はまりました。 結局思うんですけど、文章って、硬い柔らかいじゃなくて、持っているリズムというか、気韻みたいなものが、その人に合うか合わないかの問題のような気がします。 aluminizedmanさんの心身にしっくり来る作家さんが1日も早く見つかりますよう。
補足
とりあえず以下は図書館で探そうと思いました。 幸田露伴 ●『五重塔』125 p /●努力論 岩波文庫 寺田寅彦 東京帝国大学で物理学教授で夏目の弟子 ●随筆集(第1巻)岩波文庫 ●科学と科学者のはなし―寺田寅彦エッセイ集 岩波 多くの作家を紹介いただきありがとう。また後ほど。
- toshikisbal
- ベストアンサー率54% (17/31)
ご希望に添えるものではないかもしれませんが(恥ずかしながら、私には、夏目も太宰も三島も、大衆向け作品ではなく文学作品に見えているので…。)参考程度にと思い、答えさせていただきます。 NO.1の方も名前を上げられていますが、私も中島敦は良いと思います。『山月記』や『李陵』は無論有名ですが、その他にも興味深く読める作品は多くありますので、ご興味あれば、全集などお手に取られると良いかと思います。(ちくま文庫のものが個人的にはおすすめです。) あと、国木田独歩もおすすめです。教科書でも見る『武蔵野』は、私も好きではないのですが、その他の作品には、意外とシュールだったりして、面白いものもあります。 それから、読める気がしないと仰る三島由紀夫でも、『英霊の聲』は私的には面白いと思います。 上記におすすめした著作者の作品は、私も全て短編でしか読んでおりませんので、そもそも「読み辛いけれど辛抱強く読めば、その労力に見合った感動ができる名作」とは言えないかもしれませんが…(汗) 新たな読書のきっかけにでもなれば、幸いです。
補足
ご参加ありがとう。改めてまたお返事します。 この質問とっくに見放されてると思ってた。今日は映画観まくって、帰ってから削除しようと思ってました。ご紹介いただいた作品は、全て読了は無理だが、最低でも全作品立ち読みします。 20:10 05/03/01■あるみ
お礼
ご助言ありがとう。ベストソフトまでご協力いただき大変満腹す。 >中島敦●『李陵』『山月記』短編 そういえば古本屋で買って来たまま、読まずに本棚の肥やしと化してました。探して読んでみます。 臆病な自尊心★尊大な羞恥心 は名言すね。 臆病な向上心?尊大な好奇心 を僕は目指そうかな?(意味不明 >ベストソフト●吉本ばなな『哀しい予感』 ●江戸川乱歩『孤島の鬼』ホラーサスペンス サスペンスジャンルはあまり読んだ事ないので、また機会を見つけて『孤島の鬼』は読んで見ようと思いました。