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SIMSの深さ方向(Tiの存在比)
二酸化チタン(TiO2)の二次イオン質量分析の深さ方向を行って、 Tiの分子イオン(48Ti2)と50Tiのカウントが出ていました。 しかし、50Tiのカウントの方が3桁ほど多い結果でした。 Tiの同位体の存在比は48Tiの方が多いということは知っているので、この結果が不思議で仕方ありません。 分子イオン48Ti2と48Tiは違うのでしょうか? 勉強したのですが、まったく分かりません。 ご指導よろしくお願いします。
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補足をありがとうございました。 1原子1価のイオンが、天然の同位体構成比 46Ti+ 8.3% 47Ti+ 7.4% 48Ti+ 73.7% 49Ti+ 5.4% 50Ti+ 5.2% の割合で出ているのであれば、問題はないです。 スパッタは、非常に強い勢いで原子同士の結合を切断するのですから、 2原子分子の1価イオン、すなわち (Ti2)+ の形になるのは、まれであるはずです。 48Ti+ の14分の1もの数がある 50Ti+ が (48Ti)+ より桁違いに多くても、 全然不思議ではありません。 以上、ご参考になりましたら。
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- sanori
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お礼のお言葉をありがとうございました。 1行訂正させてください。 (添え字の‘2’を書いていませんでした。) 【訂正前】 48Ti+ の14分の1もの数がある 50Ti+ が (48Ti)+ より桁違いに多くても、 【訂正後】 48Ti+ の14分の1もの数がある 50Ti+ が (48Ti2)+ より桁違いに多くても、
お礼
わざわざ訂正までしていただきありがとうございます。 分子イオンが少なくても良いんですね。 ありがとうございます!
- sanori
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こんばんは。 私も学生の頃に、ほぼ同じことを実験しましたが・・・ よろしければ、下記をこの回答の補足欄に補足してください。 1. 「50Tiが3桁多い」は、何に対して多いということですか? 48Ti に対して? 48Ti2 に対して? 2. SIMSには2種類あるそうですが、私が知っているのは、ビームでごりごり彫りながら計測するものです。 それとは違いますか? 3. もしや? と思うのですが、 (48Ti)2+ を (48Ti2)+ と間違えていませんか? (前者は質量数24相当のピーク、後者は質量数96相当のピークです。) では、お待ちしております。
補足
回答が遅れて申し訳ございません。 ご丁寧にありがとうございます。 早速ですが、補足させていただきます。 1. 48Ti2と50Tiを比べるとカウント数が50Tiの方が多いです。 2. 深さ方向にスパッタしていくので、おっしゃっているものと同じかとおもいます。グラフは横軸がスパッタ時間、縦軸が二次イオンの強度(cts/s)です。 3. SIMSを扱うことがこれが初めてですので、良く分からないです。 人からもらったデータでは、48Ti2としか書いていないので・・・。 (48Ti)2+と(48Ti2)+を勘違いしていたとすると、存在比の解釈は合うのでしょうか?ご指導お願いします。 分からないことだらけで申し訳ございません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 50Ti+が48Ti)+より多くても、問題ないんですね。 分子イオンの存在も納得です。 分かりやすいご回答で、非常に参考になりました。 本当にありがとうございます!