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チタン酸ビスマスナトリウム系の圧電セラミックスのペレット製造方法
- 無鉛の圧電セラミックスを作成するためのチタン酸ビスマスナトリウム系のペレット製造方法について解説します。
- 環境に優しい無鉛圧電セラミックス材料の開発に関する文献を参考に、実験を行い結果を得ることを目指しています。
- (Bi0.5Na0.5)TiO3-BaTiO3-SrTiO3系の調合方法について詳細を調査し、適切な割合で高純度の化合物を使用する必要があります。
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#2です。 非常に狭い範囲しか知らないのでスマソ! >例としてチタン酸バリウムの作成方法として(BaTio3)の秤量のg(重さ)は 高純度の炭酸バリウムBaCO3(197.349)と 同じく高純度の酸化チタンTiO3(79.8988)を 50:50の割合で調合します。 この意味は1モルのBaOと1モルのTiO2でBaTiO3を合成しています。 BaO + TiO2 → BaTiO3 さて,1モルのBi2O3またはNa2CO3には,2モルのBi,Naが含有されています。 したがって,例えばBiTiO3を合成する場合は, Bi2O3+2TiO2 → 2BiTiO3 + 1/2O2(↑) となります。 今必要なのはBiの半分をNaで置換した化合物ですから, 1/2Bi2O3+ 1/2Na2CO3 + 2TiO2→2(Bi0.5Na0.5)TiO3 + 1/2CO2(↑) (酸素の数合ってますよね?) となります。 つまり,2モルの2(Bi0.5Na0.5)TiO3を合成するには,1/2モルづつのBi2O3,およびNa2CO3が必要という計算になります。 化学反応式を考えれば簡単でしょう!? 狭い知識しかないので文献やWEBサイトは知りません・・・orz
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- tetujin3
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>今回の(Bi0.5Na0.5)TiO3-BaTiO3-SrTiO3系は私には複雑でわかりません。 割合としては文献通り0.9BNT-0.088BT-0.012ST 非常に簡単な話です。やったことのない人にとっては,まさに未知の世界でしょうが・・・ では,簡単に。 BNTとBTとSTのペレットをそれぞれ作成してください。 その後,それぞれのペレットを粉砕して適当な粒度の粉末とし,これらを指定の重量比で混ぜ合わせ成形後,しかるべき温度で焼けばできあがり! ただし,この焼成温度が非常に大切で,Naなどの小さなイオンが他の系に拡散しない温度を試行錯誤する必要があります。状態図,あるいは熱力学的計算で大体予想することはできますが・・・ 基本的には文献の焼成温度で(炉内の温度分布などに気を使ってください),焼いてみて,X線回折分析で目的とする相の存在が確かめられたら成功です。 ・・・笑っちゃうぐらい 簡単でしょう!?
補足
tetujin3様 ありがとうございます。 >BNTとBTとSTのペレットをそれぞれ作成してください。 それぞれのペレットを仮焼きという手順を終えてから粉砕して適当な粒度の粉末とし,これらを指定の重量比で混ぜ合わせ成形後、本焼きという手順でよろしいのでしょうか。 追記としまして、 BNT作製の際、(Bi0.5Na0.5)TiO3ですから、 酸化ビスマス Bi2O3(465.96)の0.5 炭酸ナトリウム Na2CO3(105.99)の0.5 酸化チタン TiO2(79.8988) 秤量は Bi2O3 232.98g Na2CO3 52.995g TiO2 79.8988g で、正しい、(Bi0.5Na0.5)TiO3 が作製できるのでしょうか。 tetujin3様がご存知の範囲でかまわないのでよろしくお願いします。
- esezou
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akiadi さん、こんにちは。 卒研の追いこみ、大変なのは理解できますが、辛口です。 大学の卒論は学校の宿題ではありません。 卒研生といえども、研究者としての資質が問われます。 ましてこのような先端分野を、この一般掲示板で答えられる訳がないと思います。 まず、あなたが出されているレファレンスに直接問い合わせるのが一番近道と 思います。 仮に秤量という低次元の話に限ったとしても、卒研生に教える内容ではありません。 もっと言えば、文献の秤量通り作る事が,正しい研究の方向性かどうかもあります。 どちらにしても自分自身または指導教官と相談すべき内容と思います。
お礼
ありがとうございます。tetujin3様の回答を参考にし、さらに自分自身勉強し、少しでも早く理解できるよう努力します。ありがとうございました。