日本の軍備増強について 何が必要か。
昨今、日本も独自で国を護れるようにするべきだという声が、少しずつ大きくなっているのを
感じます。ただ、実質はどうなのだろうか? 現代日本を顧みた場合、足りない要素が多すぎる
のではないか、今のまま軍備だけ増強するなんて絵空事にすぎない、旧日本軍のようなものを
復活させられたら、また無駄死にが増えるだけではないかと考えさせられます。
日本が独自で国防・軍事を運営できるようになるのは悪くないと思います。しかし、半世紀以上
棚上げされた結果、日本国内で実務経験を持つ者が皆無で、もちろん実戦経験も皆無だ。
また、先の大戦では、社会主義国家のような全体主義に走り、反戦を謳うと思想犯として投獄
され、戦端を開いたはいいが退き時を間違ってしまい、特高などで大量の味方殺しをやらかした。
長々と書いたが、日本は、独立国として軍事力を以て自国を防衛する資格すら無い、未だに
半人前国家でしかないのではないかと思います。それは戦勝国の条約のせいと言い出す者も
いるが、この半世紀で世界情勢は大きく変わりました。変わっていないのは、日本だけです。
また、その資格がないという理由の一つが靖国神社の存在です。大義名分があれでは
お話になりませんし、戦没者の英霊碑ではなく、無駄死にさせられた戦没者を利用して、
悪い意味で先の戦争の正当化を試みる愚かしい施設としか言えません。
軍事とは効率よく敵・味方を殺して、自国の増強を図るものだが、靖国を奉じて戦った結果が
先の敗戦なのです。戦術も戦略もそこには無く、暴走した精神論で働き盛りを殺していく
亡国の象徴であるという認識を持って欲しいのです。また、靖国神社は、国家が宗教を利用した
証です。無宗教を謳いつつ、戦没者は靖国で供養、何という矛盾であろうか。
戦争・軍事展開には、大義名分、戦術・戦略は必須です。しかし、現代日本にはその全てが
存在していません。払い下げの軍需物資という使いこなせないおもちゃが存在しているだけです。
日本国憲法第9条にこだわるべきではなく、同盟国の一員として集団的自衛権を認めるなど、
変化を受容するべきなのかもしれませんが、現時点では9条にこだわられた方がマシです。
長々と書きましたが、回答者の皆さま、日本が軍隊を再び持つためには何が必要だと
思いますか? 俺は一本化された国家情報機関、それによる諜報の強化、情報に関する法の
整備と国民全体の識見の強化、10個以上の中規模以上の同盟国、韓国ごときに侵されない
政治家、いわゆる指示系統が最低限必要ではないかと思います。
若年層で軍隊を持つべきという意見に、安直に同意できない一人です。
要は無駄死にしたくないだけなのですよ。先の大戦でもミッドウェー海戦が失敗した時に
講和していればよかったと考えています。
結局のところ、補給(食料と燃料)がままならないので、商社のような国家として
生きながらえるしかないと思います。安直な軍事化にもろ手を挙げる愚か者が少しでも減れば
と思います。
お礼
ありがとうございます!