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"されてある"と"されている"の違いは?
『されてある』という言い方は日本語として正しいでしょうか? 『添付されているファイル』と『添付されてあるファイル』はどちらでもよいのでしょうか? ちなみにgoogleで"されている"を検索すると約121,000,000件、"されてある"は約987,000件と『されている』が圧倒的に優勢です。 でも"されてある"の最上位に出てくるのは三浦綾子さんの『生かされてある日々』ですから、日本語として誤っているということはないのだと思います。 もしかして正しいのは『されてある』で、『されている』は英語の完了形の影響とかでしょうか? どちらでもよいのかもしれませんが、とても気になっています。ご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ教えてください。
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- phobos
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> 『されてある』という言い方は日本語として正しいでしょうか? 正しい・正しくない、と言い切る事は出来ませんが、何となくそぐわない気はします。 自分だったら A.「添付されているファイル」(受け身・消極的な表現の場合) B.「添付してあるファイル」(意識的・積極的な表現の場合) のように使い分けることはあっても、 「添付されてあるファイル」という言い方はまずしませんね。 ANo.1のご回答のように、方言でしょうか。それともAとBが混同された言い方なのでしょうか。よくわかりません。回答としては不十分な感想にすぎませんが、ご参考までに。
補足です: 本に「にてあり」が日本語の基本形であると書いてあります。 出典を忘れたので、それを引用してある下記を参照なされるがよろしい。 赤塚伊三武、許すな!悪文と不正確発音、大学教育出版、2007
この系統の質問は最近多くなっております。 be動詞に相当する状態動詞には「・・・ある、いる、おる」の3型があり、 まとめてしばらく前に詳しく解説しておきました。 「いる」は東日本系、「おる」は西の言葉です。 「ある」は「有る」とも通じ、there isの意味が強くなるので 両地方ともに使うようです。 さて、動詞連用形に接続する型である「てある」と「ている」とを論題にしてあるので、この二者の比較をします。 例えば 「本に書いてある」と「本に書いている」とでは 前者は完了形、後者は進行形のような感じがしますよね。 ところが最近、出版物ないの記述を指すならば その記述は完了形(書いた状態に「ある」)であるべきであるにもかかわらず、 関東弁(東)系の書き手は「書いている」と書く例をちょくちょく目にするので困ったことであります。 つけたしを書いておきますと、 「書いた状態に「いる」」は進行中のようなのでおかしいと感じませんか。 でありますから、 完了の状態を表すには「本に書いている」は禁止すべきなのです。
コトバってモノは日々変化しているので、 正しいか正しくないかを断言するのは難しいけれど、 現時点では「されている」の方が一般的。 >三浦綾子さんの『生かされてある日々』 No.1さんも書いているように 「(神様に)生かされて」「ある(=存在する)日々」と解釈するのが正しいかな。
補足
本当ですね。 私には『されてある』という音は少々奇妙に響くのですが、ある友人はそうではないと言います。言語に対する感覚の個人差を感じました。 宗教が言葉に与える影響も興味深いです。
- MURAI YASUSHI(@yasudeyasu)
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『添付されているファイル』が正しいです。 受身の「され」助詞の「て」存続の「いる」です。 「されてある」というと方言ですね。 三浦綾子さんの『生かされてある日々』の方は発売元が キリスト教関係ということもあって 聖書の日本語訳から来ているんでしょう。 この場合「ある」は「日々」にかかっています。
補足
さっそくご回答頂き有難うございます。 『されてある』は方言とのことですが、どの地方で使われている(いた)のでしょうか?ご存知でしたらぜひ教えてください。 ちょうど近くにいたクリスチャンの友人に聞いたところ、やはり『生かされてある』という表現は耳馴染みのあるものだそうです。 勉強になりました。
補足
ということは「添付されてあるファイル」のほうが由緒正しい日本語なのでしょうか? そんな気がしてきました。