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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:第二言語習得のプラグマティックス 卒論トピック)

第二言語習得のプラグマティックス 卒論トピック

このQ&Aのポイント
  • 日本語学習者が感じたおかしさや変わった表現について分析
  • 日本語学習者が頭にきた経験や笑えるエピソードを紹介
  • 卒論のトピックに迷っている方へのアイデアとして紹介

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

#1です。 実際にどうデータを集めるかは superviser と相談して決めてください。 アドバイスとしては、 1.何回かのやりとりが必要な場合は、DCT は不向きです。 DCT は、設問が「こう言われたら、何と答えますか?」という一回きりの回答にしか使えないのです。「何回遠慮するか」という調査であれば、ロールプレイになりますね。 2.設問の状況にはリアリティが必要です。 独身男性が独身女性に泊まっていけというか、とか。うっかりすると訴訟沙汰ですから。 3.「その点はE-mail があるので問題ないと思うのですが、、、。」 DCTを舐めてはいけません。最低でも、百単位の回答が必要です。分析し、分類した上で、統計処理もしなければなりません。ま、ロールプレイも数はそれほどいりませんが、同じ仕事が必要ですけどね。 3.Blum-Kulka らの CCSARP(Cross-Cultural Study of Speech Act Realization Patterns)に基づく中間言語語用論(interlanguage pragmatics)の研究は山のようにあります。詳しくは検索していただくとして、ご存じかもしれませんが、下のような研究があります。 設問作りの参考になさってください。 Beebe, L. M., Takahashi, T., & Uliss-Weltz, R. (1990). Pragmatic transfer in ESL refusals. In R. C. Scarcella, E. S. Andersen, & S. D. Krashen (Eds.), Developing communicative competence in a second language. Rowley, MA: Newbury House. 55-73. Kwon, J. 2004. Expressing refusals in Korean and in American English. Multilingua 23(4), 339-364.

2chocolate
質問者

お礼

2度にわたるご回答ありがとうございました。大変参考になりました。

その他の回答 (1)

回答No.1

なかなか難しいご質問ですね。いくつか確認したい点があります。 まず、大きなテーマですが、「Complementや、AIZUCHIなどと思ったのですが」とおっしゃるところを見ると、会話分析(CA)やエスノメソドロジー(Ethonomethodology)、あるいは発話行為(Speech act)やポライトネス理論にご興味がおありでしょうか? そうだとしてどの程度の知識をお持ちでしょうか? 次の本や論文はお読みになりましたか? Brown & Levinsonの _Politeness_ Spencer-Oateyの _Culturally Speaking_ 井出祥子『わきまえの語用論』 Maynard, Senko(泉子メイナード)の諸研究 つぎに小さなテーマですが、たしかにお世辞の言い方とか言われたときにどう返すか、とか、あいづちの数やタイミングについては、たくさんの研究があります。よくは知りませんが、アメリカ人の敬語の誤用分析という研究もありそうです。 しかし逆にいえば、毎年これだけの論文が発表されるということはまだまだ、やり残されていることが多いということの証拠でもあります。 いろいろと手を替え品を替えて実験することで、この分野の研究にも厚みが出てくるのです。もっと言えば、全く同じ追従実験だとしても、やる価値はあるのです。 それから、研究環境について。 もしアメリカにお住まいでしたら、日本語を学ぶアメリカ人のデータが一番集めやすそうですね。ただ、対比のために日本人のデータも必要です。集められますか? 最後に実験方法について。 今のはやりはDCTかロールプレイですが、これは比較的楽に大量のデータが集められます。しかし、不自然さは否めません。 自由会話を録画録音するのはお金と時間と手間がかかる上に、求めるデータが得られる保証はありません。 もちろんこれはテーマによって方法を選択する必要があります。 たとえば、「依頼」「断り」「謝罪」などの発話行為をどのように行うか、という研究は山のようにありますが、たいていはDCTかロールプレイです。 一方、会話の中でどのタイミングで何回相づちを打つか、とか、誰にどんなジョークをどういうタイミングでいうか、相手の言うことに(どのように)反論するか、などについては自由会話でしか、データを集めようがありません。 もし、録画録音し、文字に書き起こすことができないのであれば、そのようなテーマはあきらめなければなりません。 アドバイスとしては、まず、大きな研究テーマを決めてください。それから小さなテーマを見つけてください。たとえば 「敬語の誤用分析」 「アメリカ人も日本語が上達するとあいづちは日本人に近くなるのか」 「反論・反対の発話行為の比較」 #「大学院の卒論」というものはありません。 #大学院で書くのは修士論文(Master's Thesis)か #博士論文(Doctoral Dissertaion)です。

2chocolate
質問者

お礼

お返事が遅くなって失礼しました。 とても役に立つご回答で、とても感謝しています。 FieldはSLAなんですが、PragmaticsのAcquisitionについて論文を書きたいと思っています。データーはDCTで集めようと思っています。DCTですと、紙面に記録が残りますし、Transcribeしなくてもすむというのが理由です。Transcribeはあまりしたくはないのですが、必要だったら、 する覚悟はあります。(R.A.のときは、25問 x 225人分のデーターをTranscribeして、こりごりだったんです。でも、そんなにたくさんする必要はないと思うので。もちろん多いに越したことはないのですが、、、。)  「遠慮」にも興味があります。日本語の生徒はオファーに対して、遠慮するか、しないか。物をいただくとき、日本人はいったんは遠慮しますよね。(もちろん誰から、何をもらうのかにもよりますが)そのPragmaticsが身についているか。身についているとしたら、いつ頃から(例えば2年生ごろとか)どのようにしてか(「教科書に遠慮の習慣がしょうかいされていた」とか、インストラクターがそう説明したとか)。 もうちょっと具体的には以下のようなQuestionarie を考えています。 Situation: You are invited to your coleague's house for dinner. You realized that it is pouring rain outside when you leave. Please respond for the following situation. 1) your coleague offers you an ambrella. 2) your coleague offers you a ride to the nearest station. 3) your coleague offers you a ride to your apartment/house. 4) your coleague offers you to stay over night.

2chocolate
質問者

補足

スミマセン、続きです。 このときに、これらのことを望んでいるということがコンディションとなるのですが、、、。また、この同僚が一人住まいの場合、奥さんまたは旦那さんがいる場合、などのケースも見てみたいと思います。 例えば 1)は日本人でも遠慮はしないと思います。 2)だと、とりあえず送ってもらいたくても、一応は遠慮しますよね。 3)だと、かなり遠慮しますよね。この辺から押し問答が始まると思います。 4)配偶者がいた場合は梃子でも遠慮しちゃいますよね。 それからこういったQuestionarieのときに、何回遠慮してから「では申し訳ないですがお言葉に甘えて」ということになるのかもみて見たいと思います。でも、「遠慮の回数は?」なんて訊くと、まったく不自然になっちゃいますよね。とするとどういった方法があるのかな?なんて思っています。 さらに、こういったResearchだと、やはり、Native Speakerと比較したデーターが必要になってきますよね。まあ、その点はE-mail があるので問題ないと思うのですが、、、。 まだまだ悩みそうです。 ご回答ありがとうございました。 また助言していただけたら、本当にうれしいです

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