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放射線でよく意見がわかれているのを見ます。

自然放射線において微量でも害であるか否かと高自然放射線地域の害の賛否もあり、人工と自然放射性核種でも意見が割れていますね。 原発に反対だとヨウ素やストロンチウムなど、人体は自然にある放射性がなく体に必要なそれらを選ばないで蓄積するというものがほとんどで、原発側は自然と人工のものは違わない、自然にも放射線がある、自然放射性物質でも大量に摂ると危険、などという説明が大多数です。 また原発側は、炭素14やカリウム40、トリチウムなどは自然にもあり体内に蓄積するものではなく迅速に体外へ排泄するものだとあるのですが、(人工放射性である)ヨウ素やストロンチウムになると、自然放射線の何十万分の一であるとなって、蓄積の是非ではなく数値の問題にかわり、無害ですという言い方になっているため、それを我々一般人が見ると、ああ無害レベルであっても蓄積はあるのだな、と思う事もできます。 そこで、人工の放射性物質であるヨウ素は甲状腺などに蓄積するというHPが多いのですが、事実はどうなのかという疑問。 結論ですが、自然レベルの放射性物質では人体に蓄積はないのであれば、一番低い神奈川県産の物でも西日本の花崗岩地域産、ラドン温泉卵や温泉水などを摂っても不安はないが、出来るだけ低い地域産の物を選ぶ必要があるのか。排泄するから関係ないのか。 また、人工レベルの放射性物質では、人体に蓄積があるのであれば、(半減期が何千万年も先の核種など死ぬまで体内にあるのかと一般人が見たら単に恐怖だが半減期が長くても体外に出せるものであれば不安はない。)原発(事故などない平常時)地域産ものは避けるべきか。 専門で一般レベルの気持ちもわかる方に聞けたら幸いです。

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  • ORUKA1951
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回答No.1

高等学校の物理・化学の範囲をごくかいつまんで説明すると 最も陥りやすい間違いは、人口と天然と区別することです。 放射線で区別しないとならないのは、その放射線の種類と、それを発生する原因です。  放射線とは、紫外線を除く電離性放射線(電離作用を持つ放射線)のことです。  通常話題にするのは、核反応によって発生するα線(ヘリウムの原子核と同じ)、β線(電子)、γ線(電磁波)をいいますが、これ以外にも陽子線、、重荷電粒子線、電子線(原子核反応以外の)、中性子線、多くの宇宙線、エックス線(X線)を含みます。  これらは、それぞれ性質がまったく異なりますから、一律に論ずることは出来ません。  核反応によって発生する放射線についても、生体に対する作用の大きなものほど、当然透過力は低くなります。(他に作用を与えるということは自分自身もエネルギーを失うのでね)  また放射能とは、文字通り放射線を発生する能力、およびその能力を持つ物質ですが、それについても半減期が長い(=当然発生量は少ないけど)ものであり、かつ発生する放射線が作用の大きいものであり、しかも体内から容易に排泄されないものは危険ですし、その逆の危険性は低くなります。  具体的な例を挙げると、電離作用の大きなα線は人体(カリウム)からも発生する放射線で満員電車だと数倍の放射線を受けるはずですが、体外から暴露されても衣服や皮膚で遮蔽されますが、ヨウ素が発生源となると厄介です。人は甲状腺にヨウ素は必要なのですがヨウ素の摂取量の少ない内陸部、あるいは海藻類を食べない人は慢性的にヨウ素欠乏状態にあります。そのため、放射性ヨウ素を環境から吸収すると甲状腺に蓄積され排泄されませんから、極めて危険なものとなります。  以上のように、放射線の危険性を論じるためには、放射線の種類、原因物質、そして人体の作用など多くの論点を整理して議論すべきものです。  そんなに難しい話ではないのですが、まったく学んだことがない、あるいは授業中寝ていたなら(^^)、それらの情報の信憑性を判断する絶対確実な見分け方だけ、あげておきましょう。  天然と人口なんて区別している情報は一切見ないでください。そんなもので区別できるものではありません。  これは、天然の食品は安心、人口の食品は安心という迷信と同じです。きっとそういう人はふぐ毒や貝毒では死なないのでょうし、薬は使わないのでしょう。そのレベルの情報に惑わされなければよろしい。 【参考サイト】 放射線 - Wikipedia   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A