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「自己主張できる人材を求める」は表向きのポーズなのか?

「我が社は、積極性があり、  自分の意見や考えをきちんと主張できる  人材を求めている。」 などと学生向けの採用活動でアピールする企業が、 昔よりも増えたような気がします。 確かに国際化の進展で、 そういう時代が到来したのかもしれません。 しかし、そう豪語しながらも、 実際には上に逆らわないタイプの いわゆる“イエスマン”ばかり取っている大企業が、 少なからずあるような気がしてなりません。 現代の女性は男性に対し、 昔ほど三高(高学歴・高収入・高身長)を 求めなくなったという調査データがあります。 しかし、生物的嗜好が変わるはずもありません。 つまり、これは現代の女性が一昔前の女性よりも、 「嘘つき」で「したたか」になった証拠とも言えます。 現代の大企業もこれと同じように、学生に対して 「嘘つき」で「したたか」になったのでしょうか? ひょっとして、大企業の終身雇用が崩壊して、 年功序列の仕組みだけが 中途半端に残ってしまった現代日本の社会、 すなわち、一度人生のレールを外れると、 二度と元には戻れないこのご時世では、 自分たちの既得権益を保持するのに躍起な年配社員が、 学生におとなしい“イエスマン”であることを 内心では求めているのでしょうか? もしそうだとすれば、雇用情勢の不安定化と 格差社会が進むこれからの社会では、 この傾向はさらに顕著になっていくのでしょうか? 最近、就職活動で人間不信になる学生もいると聞きます。 勤勉でまじめな庶民は騙されているのでしょうか?

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noname#245936
noname#245936
回答No.3

No.1です。 面白いご質問でしたので、私も続きを考えてみましたが。 結局、消費基盤、その時代の価値観があって、その上のニーズに 対する提供者=雇用が成り立つと考えますと。 なんとなしに、大企業の体質というのは、幕末の江戸幕府と同じ ように、体質的な危機があるのは間違いないような気がします。 人口比率の多い、団塊の世代に対し退職金や年金を払う責務がある のに、国内の消費が拡大しないのでIncomeが少ない。 他社もIT化や物流最適化でコストダウンを図っているので、モノの 値段を上げるわけにもいかず。 海外で商売するにも物流コストや円高が問題となる。 (サブプライムの前後で「日本製」の値段が海外の人からの見た目  には、1.2倍から2倍の値上がりに見えています。元が1000円のもの  なら、1200~2000円にここ3ヶ月で値上という感じ。) ま、いわゆる「黒船」が来た後の幕末のように価値観の大変化が 起こっているのは間違いなく。 ここで、「雇用を拡大しないのは大企業が」というのは幕府への 不満を言うようなもので、そもそもその考え方自体が古いかと 思います。 幕府の時代は終わりかけ、明治政府や企業法人の時代がそこに 迫っているような同じ雰囲気が、私には感じます。 昨今の派遣社員の問題にせよ然りで。 歴史から見れば、もう明治政府がそこまで来ていて、海外ではガス灯 がつき、鉄道馬車が走り、工業が栄えているのに、国内ではまだ侍が いて…。(それの期間内雇用=浪人侍の登用と同じなので。) 長い目で見れば、そのうち「侍」は要らなくなり、工業の知識のある ものや、「砲兵」の知識のあるもの、「製糸」「金属加工」「海外 医療」「蘭学」など新しいものが欲しくなる流れは必然ではないかと 思います。 つまり、もっとニーズに対し最適化されるはずなので、今後しばらく は、古い体質の企業の倒産、正規社員の解雇、保障のカットなど調整 が続くと思います。 日本の人件費は高すぎるので、より調整され、1960年代のように TVを買うのに3ヶ月給料をためる時代もくるかもしれません。 貴方のおっしゃるように、「イエスマン」を欲しがる旧体質の企業 ではまじめが損をするでしょう。 (それは、それを消費者が欲しがらないからです。) しかし、暗い話題だけではないと思います。 これはあくまで歴史が幾度か繰り返した単なるパラダイムシフトの 一環であり。比較的おおきい価値観の変遷というだけ。 雇用で言えば1970年代の価値観ルールが通りにくくなっただけ。 年功序列が限りなくやりにくくなっただけ。 ここで我々に試されているのは、いまさら幕府に文句をいうのも いいですが、 ・昔、侍だった人間が、刀とちょんまげを捨てて、明日から洋服で  企業勤めができるか? ・地租改正後に小作人に土地を持っていかれた地主が、地代収入を  当てにせず新しい商売ができるか? ・退役軍人が戦争を忘れ、次に進めるか? というのと同じで。 いかに「たかだか単に50年前にできた年功序列制度という侍ルール」 というプライドから新しい価値へシフトできるか? 「自分のためだけでなく、環境、周囲の人間、フィーリング、正しく 新しいもの、サービスのため」にお金を使うことができるか? そういうことでは、ないかなと思います。 別方面から見れば。 現在の不況は、地球環境にとってはいいことですし。 ここは冷静に世の中を貴方の目で感じることのほうが重要じゃ ないでしょうか? 環境配慮自動車、クリーンエネルギー、がんの克服、健康、福祉 教育…次のよりよいテーマはたくさんあると思うのですが。

fuss_min
質問者

お礼

追加のご回答ありがとうございます。 >貴方のおっしゃるように、「イエスマン」を欲しがる旧体質の企業 >ではまじめが損をするでしょう。 これは本当かもしれませんね。

その他の回答 (3)

  • ciscis430
  • ベストアンサー率15% (23/151)
回答No.4

サラリーマンでも高収入を得られる競争力を求められる職種では、あながち嘘とは言えませんね。 ただし、そんな世界は日本ではほんのひとにぎり。ほとんどの人間が奴隷的な条件で働いています。 そこで役に立つのは、非人間的な扱いに耐えられる「根性」です。体育会系が就職に有利な理由がわかったでしょ。 したたかで時には嘘をつく会社や女性にだまされずに賢い選択をしてください。 失敗しても人生は何回でもチャレンジできますよ。

fuss_min
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 >失敗しても人生は何回でもチャレンジできますよ。 そうだといいのですがね。 一度教科書どおりのお決まりの人生のコースを外れると、 元に戻りづらい時代が到来しつつあるような気がします。

fuss_min
質問者

補足

体育会系の人間が就職に有利になる理由は、 体力や精神力があるからだけなのでしょうか? 体育会系の人間には“イエスマン”が多いからだと 指摘する人もいましたが、 実際どうなんでしょうね?

noname#82794
noname#82794
回答No.2

質問者さまの仮説はあまりにも私見に偏りすぎていると思いますよ。 もし「自己主張できる人材を求める」を謳う企業が増えたのであれば 普通に考えれば最近、日本企業の人事考課にも導入された「コンピテンシー(行動特性)」 を重視する企業が増えてきた、ということがまず考えられます。 >しかし、そう豪語しながらも、 >実際には上に逆らわないタイプの >いわゆる“イエスマン”ばかり取っている大企業が、 >少なからずあるような気がしてなりません。 ↑ これも事実かどうかわからないのですが、質問者さまの文章全体に関して、 あまりにも偏った考え方で展開しているため、回答する側としては 非常に答えにくい質問になっていることを、失礼とは思いますが、 一言だけ言わせてください。

fuss_min
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

noname#245936
noname#245936
回答No.1

んー、拝見していて面白い意見ですが、私は違うと思います。 大元の原因は、 1.IT、ネットワーク、物流改善など、仕組みの低コスト化や最適化   のインフラのベースが整い、企業の経費比率のなかで人件費が   とても高くなってしまったこと。 2.1970年代の高度成長期に比べ、皆が統一的な同じものを長期間   大量にほしがらなくなった。 3.企業としては、同じものをずっと長い時間作っていても売れ   続けず、商品寿命が短いので、販売戦略がむずかしくなった。 4.長期雇用による「技能」「職能」がパソコンでもある程度可能に   なった。 ことが原因であると思います。 例えば、我々が商品を買うという場合。 以前までは、小売・物流・商社・製造元・素材元…という最低5社を 経由し、その都度マージンが発生していたのに(つまり高価だった) 今では、ネットでクリック=小売(Webサイト)・製造元の2社しか 携わらないので、消費者にとっては安価になった分、中間の仕事は 大きく減りました。 つまり、消費のトレンド、技術基盤というものがまず先にあって、 雇用スタイルは後からついてくるものじゃないかと。 ひとつの商品が大量に、長期に売れる時代では、年功序列という やり方もまた低コストなモデルケースで。 今のように、ひとつの商品が少量で、短期にしか売れない時代では、 年功序列というやり方は非効率。 映画撮影や芸能の分野のように、「映画を撮るぞ」という仕事が パッと生まれると、俳優は誰、音楽は誰、エキストラはどことなって。 映画を撮って、一年で売って、当たれば次回作。なければおしまい。 こういう流れなんだと思います。 こういうスタイルでないと、なかなか売れないと。 ここで、「全部手作りです。ITを使わず、事務員が他社より1000人 多くいますし、雇用はたくさん確保しています。他社より20万円 高いテレビで、機能は変わりませんが、国産ですので買ってくだ さいよ」というロジックが今しばらく成り立つとは思えませんから。 (※一部ブランド商品などを除く) こういう流れは進んでいくと思います。 よって、質問者様のおっしゃる、 「雇用情勢の不安定化と格差社会が進むこれからの社会では、  この傾向はさらに顕著になっていくのでしょうか?」 という点は、消費者が「いいものをより安く」という消費を今の ところは望んでいるので、そうなっていくと思います。 しかし。 サービス、環境、福祉、健康、コミュニケーションという面で、 ITには代替できない部分。効率化できない部分もあるのは然り。 例えば、二酸化炭素がいくらだとか、結婚相談がどうとか、占いが どうとか、感覚がどうとか、アンティークがどうとか、宮崎産 だからどうとか、サービスがどうとか・・・。 欧米のようにフィーリングやPublicityに対する消費嗜好が生まれて これば、この限りではないと思います。 決して、勤勉でまじめな庶民は騙されている…という単純な理屈 ではないと思います。 寄らば大樹の陰、大手企業のブランドに惑わされない豊かな消費が われわれにできるかどうかということだと思いますが。

fuss_min
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 私は大企業の人事については全く知識がありません。 質問文で書いた2つの疑問が正しいのかを その道に詳しい人に聞いてみたかったのですが、 周囲に詳しい人がいませんでした。 そこでOKWaveで詳しい方から回答をいただければと思い、 この質問を投稿しました。 もちろん、会社によりけりだとは思いますが、 一般的にそのような傾向があるのか否かを 知りたかったのです。 いただいた回答を拝見する限りは、 どうやら理由は他のところにもありそうですね。 情報化社会の進展が現代において企業の採用に 大きな影響を与えているとは、 あまり考えたことがありませんでした。 とても参考になりました。

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