• ベストアンサー

文章理解力が危うい受験生への対応。

いつもお世話になっています。 個別塾で担当している生徒さんたちについてご相談させていただきます。 現在中3の生徒さんたちがいよいよ本格的に受験モードの態勢に入る時期となり冬期講習に突入します。これまで何年間かにわたって私なりの経験を積んできたつもりなのですが、本年担当している生徒さんの多くが、文章理解能力が非常に危ういことが原因で指導法について非常に苦慮しています。 例えば社会の歴史。 問題:1192年○○が征夷大将軍となるという文の○○の部分を穴埋めするとあった場合、源頼朝を足利尊氏と間違えるパターンなら、「流れ」を抑えられていないのでしっかり通史の流れをしっかり繰り返し覚えさせ対応できるようになると思われます。今まで見てきた生徒さんの多くがこのパターンで、なんとか入試までにポイントを押さえられました。ところがここに「承久の乱」や「守護地頭」など入れるタイプの生徒さんが多いです。本人たちに聞くとわからなかったので何でもいいから適当に入れたというわけでもないようなのです。そもそも「征夷大将軍」となるのは人物なのだから、空欄には人名が入るというところにいきつかないようです。 また英語でも 「電車に間に合わなかったのはバスが遅れたからです」と「朝から夜まで」の「から」の違いに気づかず穴埋め問題でbecauseとfromの使い分けで混乱するようなケースが目立ちます。 こうなると英語というより日本語の文章理解力に不安があると思えてなりません。 このような生徒さんたちのおおよその傾向として学校の定期試験もどの科目も平均点に届くのが難しく、模試の点数も非常に厳しいです。また覚えておいでということに「丸暗記」をしてそのまんまの形で出すとほぼ満点ですが、少しでも形を変えると全く歯が立たないようです。例えば、英語の動詞の変化を表にした一覧は覚えてきてくれるのですが、それを使って「私は昨日学校に行きました」の英訳をさせるとwentとすべきところをgoedとしてしまい、「行きました」を「過去」となかなか気付けない生徒さんもいます。国語のテストも学校でやったものは繰り返しによりある程度対応出来てますが、初見の文章は問題やらせる前に物語なら5W1H、論説文なら「言いたいこと」を確かめさせますが読み取りがなかなか困難な状況です。こういう症状を各科目で抱えてしまっている状況であと2か月となりました。 特定の科目が不勉強、苦手としているタイプなら徹底的に繰り返させるパターンで対応させられますが、上記のような状態でどの科目も設問や問題文を理解できないまま問題に向き合ってしまっているため、どのように対応すればいいのか全教科にわたって危惧しています。 自分はこの冬は理科以外を担当します。それぞれの志望校のレベルにより求められる点数も異なってきますが、少しでも点数アップにつながる学習法のヒントをお持ちの方の御助言をよろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#220293
noname#220293
回答No.3

こんにちは。個人塾のものです。  詳細でよくわかる質問内容につられ、回答するに及びました。でも、しんどいです、回答するのは。  2か月で文章理解力を上げる?必ず上がる?私にも教えてほしいくらいです。勉強方法に特効薬はないし、そのことは質問者のかたも承知しているはずです。  英語  中3生に限りませんが、教科書の本文の全部( 1ページ分ずつ )を書写させます。教材をそのようにつくってあります。次に全部( 1ページ分ずつ )を日本語訳させます。ここまでは、というか、ここまででも指導者( 質問者のかた )は、単語の書き写し違い、日本語訳の間違いがあることに気がつくはずです。たとえばstadyなど。  当然ですが、訂正させて、また指導者が正しく書き直されているかチェックを入れます。  続いて、中3に限らず、教科書( 1ページ分ずつ )の音読をさせるようにしています。ゆっくりでよいから、つっかえずに読めるかどうか。ネイティブな発音ならなお良いのですが、そこまで要求はしません。  They'reを、ゼイアーと読んでしまう生徒はいませんか?  読めない生徒の場合には、自分の後に続いて発音( 音読でしょうか?)させます。単語のみの音読・発音でなく、1つの文を読みます。そうすると、生徒は、どこでくぎって発音すれば良いかがわかります。ゆっくりと、つっかえずに読めるようになるまで、一人ひとりにそのようにします。個別塾ならできる指導方法だと思いますが、いかがでしょうか。  音読をさせると、その生徒の英語力がわかります。言葉( 単語 )の一つ一つに集中させます。  もうひとつ、今は中3生だけに取り入れている方法です。ミスノートをつくらせます。個別塾なので、ひとりひとり間違えたか所が違うはずです。その生徒が間違えたか所の、問題文書写→なぜ間違えたか→正しく解くにはどうすればよいか、これをノート1ページに宿題としてやらせています。1問1ページです。2問目は次のページに書かせます。1日1問でいいでしょう。頭の中を整理させるのが目的ですから。私の場合は、英語・数学が対象です。  もちろん、提出されたミスノートは、必ず添削をして生徒に返します。必要なら、返すときにアドバイスも言います。  これだけでも、かなり大変な仕事になると思います。まして、質問者のかたは4教科( ? )ですから。  特別な指導法( 勉強法 )ではないです。やるべきことをやらせる、ということだと思います。

guwappa
質問者

お礼

具体的な指導法をご紹介いただきありがとうございます。 本当ノート作り一つを見ていてもスペルミス、抜けおち、そもそも罫線のあるノートなのにまっすぐ書かない(面倒だから丁寧に書きたくない)など自分であとから見てわかる?と毎回のように尋ねているのですが本人たちは「わかる」と豪語。しかしテスト前に復習させると自分の字が判読不能でパニックしている姿を数多く目にします。常日頃自分が担当している生徒さんはこちらの目も息届くのですが定期試験直前や講習時だとレギュラーで見ていない生徒さんたちも担当するのでこちらの方が頭を悩ませる羽目になってます。 あと音読も本当耳の痛い問題です。特にthのつく言葉など似たような語があるものは全部適当に音読状態でリスニングの点数も苦しい生徒さんが多いです。音読自体を嫌がる生徒さんも多く、特に中3以降に入った生徒さんの多くは最初の一回の音読を本人にさせること自体がこちらとの根競べです。 間違いをノートに書かせ自分だけのノート作りというのは是非参考にさせていただきます。家庭学習を嫌がる生徒さんが多く手強いだろうとは思いますが習慣づけさせたいと思います。

その他の回答 (3)

noname#220293
noname#220293
回答No.4

No.3の者です。  本日、地元の中でも比較的大きな書店に行きましたら、次の本が目に留まり購入してきました。 「学習革命」( 冨永賢宏・エル書房 )  現役塾長による本です。読み方次第で、学習指導方法のヒントになることも書かれているはずです。  例えば英語です。  英語の力をつけるには、重要構文を覚えさせる。暗記させる。これは多くの指導者なら考えつくことです。でもそれには生徒の単語力が必要。では著者はどのようにして単語を覚えさせたのか?  理念だけの本というのもありますが、これは指導方法が具体的に書かれていますので、読みやすいです。

guwappa
質問者

お礼

お礼のメッセージが遅れ申し訳ございません。 二度目の回答ありがとうございます。 御紹介くださいました本、初耳です。具体的にというところがとても気になります。 早速目を通してみたいと思います。

  • gwkaakun
  • ベストアンサー率43% (1162/2649)
回答No.2

家庭教師を長年やっています。私はそういう子の方が教えていて楽しいですがね。どうも進学校出の方々は頭が良い子を教えて、「(進学校の)○○高校に何人合格!」っていうステータスが欲しいみたいですが、私が欲しいのは「教えた生徒の点数が○○点上がった!」という方がよほどステータスです。ゆえに頭が悪い子なら、頭が悪い子なほどワクワクしますよ。五教科0点の子なら最高で500点まで上げられるんですからねぇ! まぁ話が脱線しましたが、本題に入りますと、個人的にあなたの場合は『塾』なので、特定の科目を教えざるを得ないので、上がる見込みの無い科目とわかっていてもやらざるを得ないですね…私の場合は家庭教師なので、自分の裁量で「この子にこの科目をやったんでは時間が足りない」とか「これなら俺が教えれば伸ばせるわ」という判断が出来るので、私なら『斬る科目は斬って教えない。伸ばす科目はとことんまで伸ばす!』という裁量権があります。 歴史の流れとかは私の場合「ダイジェスト版の授業」をやって、かつ「入試で点が取れる」問題が私の経験則でからだに染み付いているので、そこを徹底的に攻めさせることが出来ます。特に公立高校の場合、社会ほど「出る出ない・点になるならない」箇所がはっきりしている科目は無いと思っています。それはご自分で過去問を解いておかないと、そういう箇所がさっぱりわからないと思いますので、教える以外にも自分である程度過去問分析をする必要があると思います。私の場合は青森県~東京都までの公立高校の社会の出題傾向はよーくわかっているので、出るところをピンポイントで10回でも20回でもやらせますね。 教えた生徒で五科80点の子を最高で320点取らせたことがありますが、この子はまさに「斬る科目を斬り、拾う科目を徹底的にやらせた」結果だと思います。しかもこの子は中三の正月明けから私が指導するまで、、学校はおろか塾すら行っていない子だったので、まさに「頭が真っ白」だったゆえに、あたかもスポンジが水を数が如く覚えてくれましたがね。 あとはその子その子に応じた操縦法もありますので、これはやはり経験則で「ああ、この子は五年前に教えたB君みたいだな」というようにモデルケースがすでに居たりするので、その子に応じた飲み込ませ方があるはずなんですがねぇ…そういうのが瞬時にわかれば、その子のツボがあるので、簡単に覚えてくれるのですがね。残り時間を考えるとなかなか難しいかも知れませんがね。そこはやはり指導経験の差かなぁっとは思います。 ぶっちゃけ、頭が良い子は誰でも簡単に指導が出来て、簡単に点数を上げることができますが、頭が悪い子は誰でも簡単に点数が上がるものではないです。 それと、その類の子を指導していて一番重要なのは「コイツ、俺と出会ってなければ、ぜってぇ○○高校に入ってねぇ(入れねぇ)な!」というように自分に酔うことです。自分に酔わないと本当の意味でその子に対して親身になれないと思うんですよね、私は。で、だいたいそういう子は親も持て余していますので、親も非常に困っているケースが多いです。自分に酔っていると、そういう時も自信持って対応が出来ますので、案外悪いようで良いことが多いです。

guwappa
質問者

お礼

毎回のように御助言を頂き感謝しております。 今年に関しては前例類を見ないと申しますか、このくらい一発勝負で危ういタイプは私立の推薦などを薦め、回避させてしまうことが多かったため私自身の経験値がないのも事実です。 社会については仰る通りわが県も、ものすごくはっきりとした傾向があり、それに絞って既にやらせている生徒さんもいますが、問われ方が変わるとお手上げになりがちです。 おそらく先述したタイプの生徒さんの多くは国語やら数学の応用系、英語の長文など厳しいと思われるので、なんとか社会理科でカバーできるだけの力をつけさせないといけません。面倒臭がって繰返しを避けたがる生徒さんが多いのでこちらも根気比べです。

  • mori-zo
  • ベストアンサー率37% (39/105)
回答No.1

お気持ち分かります。 私は、自分の科目だけを教えればいいというぬるま湯に浸かっている教員です。(5科目でもありませんので、生徒の憩いの場の授業ですね。) もういまさら遅いんですけど、(数学の先生からの受け売りですが、)乳幼児期に絵本の読み聞かせをしてもらっていた子は、文章の読解力が十分できるという傾向にあるそうです。数学の文章題は物語だから、お話を理解できる頭を持っていないと問題は解けないよ、と言われていましたね。 私も自分の娘への読み聞かせが足りなかったのかも・・・・と反省しています。中学生の今となっては、何かしら本を読みなさい、と強要するしかできなくなってしまいました。 私が子供のころは、中学校時代に新聞のコラムを書き写し、感想を書く、といった課題が長期休暇には出されていました。この冬休みに書かせてみてはいかがでしょう。(その私の文章理解力がどうなっているかは、自分では分かりかねますが・・・) 私も娘にやらせたいですが、親が言ってもかないません。塾の課題であるならきっとやってくれることでしょう。 新聞を読みなさい、本を読みなさい、といっても漠然としてしまいますが、これならできたことの結果が目に見えるので評価もしやすいかと思います。(本人たちの自己満足評価も含めてです。) コラムにこだわることもありませんが、ともかく文章をたくさん読ませるしかないように思えます。 自分の子供の教育も行き届いていないのに、偉そうなことを言って失礼しました。 私もこの質問に対するいろいろな回答をいっぱい知りたいです。

guwappa
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 現職の教員さんにして親御さんでいらっしゃるとのこと。経験者の方のお話を伺え感謝しております。 担当している生徒さんの多くが本を読む習慣がないままここまで来てしまっているようです。ラノベやコミックですら面倒くさいというくらいなので目で文字を追い、文を頭で理解するという習慣自体がないまま来てしまっているのかもしれません。 ニュースの話題そのものは知っていてもそれも例えば「オバマ氏」という名前は知っていてもその人物がどういう点で注目されているのか新聞などもあまり読んでいないようです。まずコラムを読ませること自体大変かもしれませんが何かのきっかけを作れるよう心がけてみます。

関連するQ&A