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「油断めさるな」の終止形は「油断めす」?
油断めさるな、は言語学上どういう組成になっているのでしょうか? 油断めす、の活用形に否定の「ぬ」がくっついているのでしょうか?もしそうならば「油断めす」の活用形かな、と思ったのですが、Google 検索で1件しかかかりません。「油断召す」ではないのですか?「めさる」という動詞でもあるのでしょうか?
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こんばんは。 >>>油断めさるな、は言語学上どういう組成になっているのでしょうか? 「油断」 + 「召さる」 + 「な」 わかりやすくするために「を」を付け足せば、 「油断を召さるな」 となります。 -------------- 「油断」 単なる名詞です。 「召さる」 尊敬の意を表す補助動詞です。 名詞の後ろに付くことができる。 中世に「召す」と「る」が合体したらしいです。 (中世以前は、受動態であったそうな。) 「な」 「な」にも色々ありますが、この「な」は禁止を表す終助詞です。 -------------- >>>油断めす、の活用形に >>>もしそうならば「油断めす」の活用形かな、と思ったのですが、 >>>「油断召す」ではないのですか? 「油断す」が、サ行変格活用の動詞だということからの発想でしょうか? たしかに、感覚は似ていますね。 しかし、この場合は、そのように考える必要はなく、「油断」を名詞として考えます。 >>>否定の「ぬ」がくっついているのでしょうか? この場合は、「な」を「ぬ」の活用形として考えるのはまずいです。 >>>「めさる」という動詞でもあるのでしょうか? そのとおりです。 この場合は、補助動詞です。 以上、ご参考になりましたら。
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・油断=名詞。 ・めさる=動詞。ラ行下二段活用の終止形 ・な =終助詞。動詞・助動詞の終止形(ラ行変格活用には連体形)に接続して強い禁止の意を表す。 なお、「めさる」は尊敬語「召す」の未然形「めさ」に尊敬の助動詞「る」が付いて一語になったもの。
- kitasan2
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油断(名詞)めさ(尊敬の四段動詞「めす」)る(尊敬の助動詞)な(禁止の終助詞「な」) …「めさる」で「呼ぶ」「食う」「着る」「す」などの尊敬語。この場合は「す」の尊敬語と考えて、「なさる」。 全部合わせて、「油断なさるな」の意味でしょう。