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漢字
「争」の「ク」の字の部分を、「隠」のように、「ノ+3点」で書くことは許されませんか? (わたしは両方の書き方がある、と思っていたのですが) もう一つ、「ヨ」まん中の横棒が突き抜けるのと止まるのとは、まったく別の字体ですか?
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歴史的に見ると、「争」の字の上の部分「ク」はもともと「爫」で手を意味します。なかの「ヨ」も手を意味し、真ん中の棒(杖)を手で引っ張り合うのが原義です。(真ん中の棒は力を意味するという説もあります。) だから「爭」と書くのは構いませんし、書道ではよく使う字体です。現にPCでも打てます。これを急いで書けば「ク」となり、これも非常に古くから用いられてきた字体で同根のものです。片方が正しいとか略字だというわけではありません。書体辞典や中国の古書を見れば分かることです。ただし「爭」は常用漢字の字体ではないので、日本で通常使う文字としては適切とはいえません。 また、原義からすれば「ヨ」の真ん中の棒は突き抜けるのが正しいことになります(「右」という字の「ナ」の部分と同じです)が、突き抜けずに書く争の字も古くから多く見ます。これは別字体というわけではなく、続け字ぎみに早く書くと自然にそうなることのためと思います。これも書道などで用いることはまったく構いません。書道辞典にも多くの例が載っています。とはいえ、常用漢字の字体ではないので、という点は同じです。
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- telescope
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「爭」が正字です。常用漢字では「争」に改変されています。 「諍」や「箏」では、「爭」のままです。 また、JIS第2水準(シフトJIS=E0A5)にありますので、パソコンでも使えます。 常用漢字は、昭和56年内閣告示第1号「常用漢字表」により発表された漢字使用の基準で「法令・公用文書・新聞・雑誌・放送等、一般の社会生活で用いる場合の、効率的で共通性の高い漢字を収め、分かりやすく通じやすい文章を書き表すための漢字使用の目安」とされています。 常用漢字表の目的は、漢字使用の目安であって制限ではないため、強制力を有するものではありません。
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ご回答有難うございました。
- yambejp
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以下参考までに http://ja.wiktionary.org/wiki/%E7%88%AD ヨの件は、具体的に同じだと思っているもの例示がないので なんともいえません
- motemoteo
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絶対と言いきれませんが、「争」は「争」以外の何者でもないと思います。
お礼
ご回答有難うございました。