国家とか結婚の在り方を考えない動物は子孫によって肉体を保存する生殖活動(遺伝子を運ぶ船渡し)に留まる。
動物は子育てにふさわしい相手を吟味するのに、性交に至れない、至らない恋愛期間というものがない。恋に恋するとか。
欲情しない恋愛は不毛、欠陥品、異常です。自己顕示欲と性欲が密接であるのでそうなります。形のない理想や精神性の保存まで望んで異性と結びつくのじゃないのですね。
人間は思考も社会性も高度に発達したので肉体の保存と同様に精神性の保存(価値観)も願うので、その為文学や芸術が発達したのも精神性の保存目的だと思います。その為不毛な欠陥品の異常な恋愛は往々に存在します。魂は肉体よりも精神のことで、次の世代を育むのに世帯ごとで子育てする必然性があります。
結婚は自立が遅く、人間しか人間らしい人間を育てられないということで、人間にとって、最低限資質の異なる男女二人の親を得られる保証が為され生存確率を上げるために合理的となったのと思う。食料確保に有利、大事に育てられる。親という責任者を作っておくのが合理的となったのだろうと思う。
男女間で結婚後も恋愛が続いていても、すっかり冷め切ってるに関わらず義理と人情と根性と理性で離婚を我慢していても、経済的に男女も、大人と子供も(もし)平等に安全に暮らせるようになったら(そうは望みませんが)義理立てて戸籍を一まとめにして納税や相続する必要すらなくなるかもしれませんよ。
結婚も理想概念で、自然や国家が保証したり、種族保存本能(社会性、群れの本能)としての習性でも摂理でもなく、定義として国家が自立しうる男女と子孫を同一の戸籍にし、労働と納税の義務を負わすかわりに、世帯内での資産の分配を自由とする権利を与える?
その与えられた婚姻や世帯の権利も当然と信じていれるなら幸せですが、世帯を所有しつつも恩恵を感じてない人は多いんじゃないでしょうか。