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「東アジア」と「西アジア」って全然違いませんか?

サッカーの予選では「アジア」の枠がありますが、これには 「日本・中国・韓国・タイ・マレーシア」だけでなく、「イラン・サウジ・UAE」等も 含まれます。 ここで疑問に思うのですが、「同じアジア」って言われても私は後者の国々に 対してはあまり親近感がなく、同地域として扱われる事に違和感を感じて しまいます。 なにしろ、西アジア地域の国民は、鼻が高いし、イスラム教だし、文字は右から 左に書くし、布かぶってるし、砂漠で乾燥しているし、違う所だらけです。 西アジアは、人種・宗教・言語・衣服・気候も全然違っていて、日本とは似ても 似つかない国々です。 このような国と日本を一緒にするなんて、ずいぶん雑な分類をするものだと思って しまいます。 そもそも「アジア」という言葉自体、発祥が差別的で「ユーラシア大陸における ヨーロッパ以外のその他」ぐらいの安易な認識で分類されてるんじゃないかという 気がします。 さて、東アジアと西アジアは、それぞれを区別するための別の用語の必要性を 感じます。 「アジア」という単語を使わずに両者を表現する用語はないでしょうか?

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  • tyr134
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回答No.3

アジアは、世界最大のユーラシア大陸の80%以上を占める地域です。 その語源は諸説ありますが、『ギリシアとオリエント』太田秀通・著(東京新聞出版局) によると、 フェニキア語の 「アシュー」 (陽の昇る場所、東)、 「エレブ」(陽の沈む場所、西) であろうとされているようです。 「日出ずる国」と「日の入る国」みたいですね(笑) 因みに、ヨーロッパの語源はギリシア神話の「エウローペー」です。 こちらも起源をたどると、フェニキアに行き当たるようです。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A6%E3%83%AD%E3%83%9A また、同じように大陸を西と東に分ける言葉に、「オリエント」と「オチデント」という言葉もありますね。 こちらも、ラテン語で「日が昇る方角(Oriens)」と「日の没する所(Occident)」が語源です。 どちらも地域的には重なり合っていて、大体ウラル山脈やボスフォロス海峡で区切ります。 アメリカの批評家、エドワード・サイードは著書『オリエンタリズム(Orientalism)』によって、「オリエントとは、西ヨーロッパにはない異文明の物事・風俗をひとまとめにして抱かれた憧れや好奇心などの事を意味し、「異質なもの」のイメージを東洋に押しつけた」として、西洋人の姿勢を批判しています。 そう言った意味では、「ヨーロッパとその東の地域」という大雑把な分け方と言えなくもありません。 ただし、歴史的に見てサイードの指摘する「東洋観」は近現代の物であり、古代ギリシア・ローマではむしろ「あこがれの地」として「アジア(オリエント)」は捉えられていました。 というのも、産業革命が起こるまでは、ヨーロッパよりアジアの方が文化的にも経済的にも優れていると考えられていましたので。 だからこそ、アレクサンドロス大王は東へ遠征し、ローマ帝国は現在のトルコを支配し、マルコ・ポーロは中国まで旅をしたのです。 つまり、大雑把な分け方であっても、全然差別的ではなかったのです。 ルネサンス~産業革命で、技術的・経済的な優位性が逆転したことにより、キリスト教的世界観から、サイードの言う「オリエンタリズム」が起こったと言えます。 >「アジア」という単語を使わずに両者を表現する用語はないでしょうか? あえて言えば、ヨーロッパ・中近東・アジアでしょうか。 しかし、「中近東」という言葉は「差別的」であるとして、最近は使われなくなっています。 「中東・近東」というのは、ヨーロッパからみて「近い・中くらい」っていうイメージなので。 むしろ、「西アジア・中央アジア・東南アジア・東アジア・南アジア・北アジア」というように区分けするほうが一般的になりつつあるようです。 こちらだと、「ヨーロッパからみて」という視点ではなく、単に大陸の位置を示すだけだからです。 ただ、その区分はやはり人為的なので、まだまだ曖昧な部分が残るのは確かです。 例えば、二大国際スポーツ組織であるIOCとFIFAでは、アジアの区分は異なります。 また、ヨーロッパ連合とかアフリカ連合のような地域の全てが加入している連合体は存在せず、ASEANとかアラブ石油輸出機構とかAPECとか、多数の連合体が複雑に入り乱れています。 そう言った意味では、他のヨーロッパ・アフリカ・南米・北中米という分け方に比べ、広大で雑多に富むと言っても良いかもしれません。 まぁ、私はその方が面白いと思うのでかまいませんけどね。 (ただ、サッカーとかの国際大会の移動は大変そう・笑)

その他の回答 (2)

  • phj
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回答No.2

差別かどうかは別として、大雑把な分類であることは確かです。 ヨーロッパから見ると、ユーラシア大陸のヨーロッパじゃない部分は全て「アジア」だからです。 ちなみに何処が境目かというと、トルコのボスポラス海峡です。 ここを境に古来からヨーロッパとアジアを分けていました。その時のアジアは、ヨーロッパ人種とは違う民族で違う価値観・文化・言語を有する人々が多く住む、今で言う中近東あたりだけでした。(イスラム教化したのはもっと後です)中国や日本なんて眼中になかったのです。 そのうち大航海時代が始まると、アジアがどんどん広がっていき、マルコポーロが中国を訪れたりするようになります。 このときに、日本あたりまでがアジアになったのです。 ロシアもウラル山脈以東のシベリア地帯はアジアだったのですが、もともと人がほとんど住んでいない地域だったために、ロシア人(ヨーロッパ人)が進出し、現在はロシアを基本的にヨーロッパに組み入れます。 私も東アジアと西アジアを分けるほうがいいと思いますが、便利な言葉が無いんですよね。 今ある言葉だと中近東(ミドルイースト)と極東(ファーイースト)でしょうか。でもこれだと概念的にタイ・マレーシア・インドネシア・ミャンマーあたりの南アジアが抜けてしまいますし、結局ヨーロッパを基準とするのがしゃくさわりますね。

  • bitchen
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回答No.1

そもそもアジアというのは古代ギリシャを基準とした場合の呼び方です。 アジアという分類はサッカーに限ったことだけではないので、 私は差別的な意味合いなどは感じませんが、アジアにロシアも含むことがあるので 確かに広大です。 しかし、アジアと言っても欧米諸国の人たちから見ると、 日本を含む東アジアは、FAR EAST(極東)として扱われます。 日本人の極東はウラジオストクなど、極東ロシアを指すことが多いと思います。 このように、結局自分が住んでいる場所を中心にして、 皆がそれぞれの地域を指すので、誤解や、納得のゆかない表現であったりするのでしょう。 例えば日本でも西洋といった呼び方をしますよね。 あえて日本を含む東アジアを言うなら、旧大東亜共栄圏とその他の地域などはいかがでしょうか?w ちなみにユーラシア大陸は、EUROPEとASIAの間にある大陸なので EUR+ASIAでEURASIA大陸と呼ばれています。

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