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石炭ガラの混じった土地は住宅敷地としてどう?
線路近くの旧国鉄の土地で、昭和60年ごろには国鉄の社宅なんかにも使われていた土地ですが、現在は雑草が生い茂る空き地になっています。最近になって簡便な土壌調査が行われ、盛土(1mくらいの厚さ)に石炭ガラが混在していることが判明したのですが、その量や分布状況まではわかりません。この土地を住宅用地として購入するとして、m2あたりいくらぐらい安く買えばいいでしょうか?詳細な調査をする費用はありませんし、少々の石炭ガラは水はけが良くなって問題ないとの話も聞きました。ふつうは安くなると思うのですが…
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ちょっと訂正もさせてください。 有害なホウ素は石炭灰に含まれるそうです。失礼しました。 石炭の状態であれば成分は石油と近いとされていました。 重金属などがでなければ有害であるとは言いにくいと思います。 灰であれば逆に粒子が細かいのでよいのですが、粒の大きいガラの状態では地盤がいいとは言えません。しかも1m盛り土なのでその量にかかわらず地盤改良はたいてい必要になると想定します。 地盤の強度によって不動産価値が変わるということはないと聞きます。不動産を鑑定するにあたってそういう試験はされないし、人々の需要も便利さなどに重点を置かれるからだと思います。 不動産価値が2割くらい安く買えるのは、不整形、旗竿、不便などということがメインで地耐力は含まれないと思います。 盛り土で地盤改良が必要とわかっているのであれば、改良した際の化学反応を心配するのは当然で、客土もしないということならば、化学反応を起こさない方法で改良をするしかないでしょう。 それは購入後の活用なので価格に反映しないと思います。
完全なる有害物質が認められなければ安くなる要素は線路際でウルサイということくらいではないでしょうか。 石炭が直接有害とはなっていないと思います。ただ、石炭中のホウ素というのが有害であるという情報もあります。毒性は弱いそうですが水に溶けて摂取すると嘔吐、腹痛などあるようです。 また地盤改良での六価クロムへの反応も量によっては危険です。 腐葉土などと混ぜれば多少は反応が妨げられるようですが元の量が多すぎれば安全な土地とは言えません。 安くても、盛り土部分を撤去して客土を行う方が高くつきそうですね。
お礼
いろいろ詳しくお答えいただいて有難うございました。詳しいプロの方のお話が聞けてよかったです。重ねてお礼申し上げます。
補足
ご回答有難うございました。重ねての質問をお許し下さい。 石炭ガラ自体は有害でなくても、沢山混入していると地盤として問題ですか?ご教示願えますでしょうか?
- getbass
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何平米あるか判りませんが、土壌汚染の調査を実施されてるのでしたら、そのデータをもとに中和するなり、入れ替えするなりの処置が必要でしょう。購入者がやるなら、その費用分安く買えるでしょう。ちなみに石灰はセメントなどと科学反応を起こすとロッカクロムなどが検出されることがあるようです。地盤改良時には気を付けましょう。
補足
ご回答有難うございました。重ねての質問をお許し下さい。もし有害物質がなかった場合は、地盤の強弱の問題になるのでしょうか?石炭ガラが多い場合は地盤改良工事が必要になり、その際ロッカクロムが発生するかもしれないということですね?お忙しいところ恐縮ですがご教示願います。
お礼
高度なスキルをお持ちのプロの方にお答えいただいてうれしかったです。よくわかりました。有難うございました。