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ESI-LCMSについて
ESI-LCMSを使って生体試料を分析しています。先輩に流速を落した方がイオン化効率が良いといわれました。その理由がわかりません。助けて下さい。
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noname#160321
回答No.1
>流速を落した方がイオン化効率が良い 専門とちょっと外れますが、常識的な所で。 ESIは液体全量を減圧空間中にスプレーし、その中の目的分子をスキミングし、それをさらに高い真空度の中で電子衝撃を与えてイオン化しています。 流速を落とせば第一段の減圧度を維持しやすくなり、同時に不要な溶媒分子がスキミングに混入する程度が低くなります。(普通溶媒分子と溶質分子は質量差(慣性質量)でスキミングしています) すると、同じ電子数でムダに励起される溶媒分子が減り、目的分子のイオン化効率は向上するはずです。 間違っていたら御免なさい。