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アクリルエマルジョン
はじめまして。 現在、高酸価のアクリル樹脂をモノマー濃度55%溶液中(ブチセロ、ブタノール)で合成してから、中和、水を加え乳化させるという方法で、アクリルエマルジョンを作ろうとしているのですが、うまく転相しません。 出来上がった溶液の状態としては、半透明で乳化しているようにはみえるのですが、粘度が非常に高く、エマルジョンと言うより半水溶液というような感じです。 酸価が高すぎるためでしょうか?それとも溶剤の種類、量が影響しているのでしょうか?
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- cipher_roy
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メタノールやエタノールに比べるとブタノールは影響度の面でかなり 低くはなりますが、直鎖アルコール下ではアクリル酸系モノマーは 非常に酸化されやすい状態になります。濃度でみても酸価が高いと 思います。アルコール系でなく極性も低い溶媒とか濃度を下げるとかを 検討してみてはどうでしょう。もっとも、乳化させるために水層と 混じらな過ぎても困るという点もあると思うので、環境選択には 迷われると思うのですが・・・。
- bermare129
- ベストアンサー率54% (25/46)
おそらく、ご推察の通り酸価が高すぎるのだと思います。 また、今回の件とは直接的には関連がないかもしれませんが、乳化後の固形分は高いまま(55%?)なのでしょうか? 私自身もこのようなアクリルEmの開発に携わっていましたが、モノマーの重量部数で表現をした時にわずかな差でもEm状と高粘性の半水溶液の状態になるのを経験しています。 また、固形分の件については、分子量や組成による違いもあるかもしれませんが、経験的には30%を超えてくると乳化後のラテックスの安定性が極端に落ちる感じがしています。 (高)酸価が必要なのか、Em状であることが重要なのかを、得たいポリマーをイメージされるとよいと思います
お礼
ありがとうございます。 >また、今回の件とは直接的には関連がないかもしれませんが、乳化後の固形分は高いまま(55%?)なのでしょうか? 乳化後はいったん25%くらいまで水で希釈し、それからブタノールを水と一緒に脱溶剤するという工程をいれようかと考えています。 >モノマーの重量部数で表現をした時にわずかな差でもEm状と高粘性の半水溶液の状態になるのを経験しています。 このときモノマーというのは、アクリル酸、もしくはメタクリル酸のことでいいのでしょうか?? 私の経験上、メタクリル酸の重量部数を下げるとアクリルの重合率が下がり、分子量が下がるような感じがします。 ちなみに分子量は、Mwで10万以上のもので考えています。 >(高)酸価が必要なのか、Em状であることが重要なのかを、得たいポリマーをイメージされるとよいと思います できることなら、酸価はできる限り少なくしたいです。ですが、上に書いたような理由により下げていません。 また粘度的なことを考え、Em状のほうが好ましいです。
補足
ありがとうございます。 濃度を下げると言うのは、溶剤の比率を下げるということでしょうか??