何故インフレになると好景気になるのか?
インフレになると好景気になる、という理屈をわかる方は教えていただけないでしょうか?
(1)景気の良し悪しは実質的な所得で決まると思うのですが、違うのでしょうか?
インフレになると物価が上昇する、物価の上昇よりも所得の上昇の方が大きければ実質的な所得は上がる。
反対にデフレになると物価は下落する、物価の下落よりも所得の下落の方が小さければ所得は上がる。
つまるところ、インフレやデフレそのものではなく、所得の増減の幅との関係で実質的な所得=景気が変わるのではないでしょうか?
(2)だとしたらインフレやデフレそのものは景気とは価値中立なのではないでしょうか?
(3)我が国の場合、雇用制度は労働者の雇用そのものや賃金をかなり強固に保護しています(ただし、大企業や公務員の正規雇用者に限る)。名目の賃金を減らすことはかなり困難な反面賃金の上昇は限られています。このような雇用制度を前提としている場合、賃金は下がりにくく、上がりにくい、ということになります。
(4)だとしたら、デフレになったとしても賃金の下落に対して抑制的であるから、デフレの方が実質的な所得が上がる可能性は高いのではないでしょうか?
どういう理由でインフレの方が我が国の景気に良いことになるのでしょうか?
日本で物を作って外国に売る、というのが主要な産業なのでしょうか?