文章から見て高校受験の準備なのですね。 勉強の仕方がわからない。 当然です。 まだ中ニでは無理と言えば無理。 しかし、やっている人たちはもっと前からやっている。
(1) 中学の時、身につけるのは勉強方法である。
質問は数学の問題ですね。 何のために数学をやるのか判りますか? もし、中ニでこれが判ったら、あなたは相当に凄い人間。でもわかっていないようです。
数学は正しい答えを出すためにやる。 ○ですか? ×ですか? 答えは×。 数学は他の教科とは全く違います。 数学を解く頭脳を作るために数学を勉強する。 数学を解くためのプロセスを論理的な思考といいます。
(2) 数学は論理的な考え方を作ってくれる
この論理的な思考を身につけるために数学を勉強するのです。 ですからノートにきちんと整理して書いて、他人に自慢しても何の意味もありません。 大切なのは、数学の問題を自分で考えて、問題集の裏についている答えを絶対に見ない。 そして、自分で解けるまでやる。
(3) 数学の得意な人の勉強方法は
しかし、数学の問題が解けるまでがんばってはいけません。 そんなことをすれば、病気になったり、気が狂ったり。 ですから、数学はちょっと考えてわからなかったら、次の問題へ。 すると頭の中は出来ない問題が山のように詰まれることに。 これで良いのです。
出来ない問題を必死になって考え続けるなんて、賢いやり方ではありません。 本当に数学の出来る人はこんなことはしません。 ちょっと考え次、そしてその次。 こうしてやって行くうちに、前の解けなかった問題が《パッ》と閃(ひらめ)く。 そして、次々と。 それは普段から数学の問題に接し、問題を解こうと考えているうちに考え方が練られて来るからです。
(4) 数学の得意な人は面白い人が多い。 何故?
数学の問題も高校に入ると、急にむつかしくなります。 そして、殆どの人が数学から離れてしまいます。 しかし、少数ですが、数学が大好きという人がいます。 彼は普段、頭の中に出来ない問題をいくつもいくつも抱えています。 出来ない問題がこんなに沢山あるのに、のんびり。
それは、彼が数学はそのうち解けると知っているからです。 トイレで小便をしている時に答えが《ぱっ》と閃いたり。 お風呂の中で問題が解けたり。 朝起きて布団を片付けていたら、答えに結びつく重要なヒントが浮かんだり。
(5) 勉強って楽しいってわかったら、必ず成績は上がります。
こういうことを毎日繰り返しているうちに勉強って普段道を歩いていても出来るんだと判るようになります。 すると焦らなくなり、難しい問題も解けるようになるのです。 気持ちが楽になるからです。
本当に勉強の良く出来る子は、お家の手伝いも良くやります。 この二つには強い相関関係があることが科学者によって証明されています。 本当に勉強の出来る子はお母さんのお手伝いをしている時に、不思議と難しい問題が解けたりを何回も経験しているので、お手伝いを嫌がらなくなるのです。 そしてみんなに好かれる子供になるのです。
(6) がんばるから勉強が出来るのではありません。 勉強が好きになるから成績が良くなるのです。
考え違いをする人がいます。 良く出来る子はがんばっている。 それは出来ない人のひがみです。 出来る子は出来ないことは少し違います。 本当に出来る子は楽しい子です。
他の人押しのけてでも一番になろう。 こんなことには何の意味もありません。 こんな勉強方法は長く続きません。 そのうちくたびれて、勉強しなくなります。 勉強はがんばってはいけません。 勉強が好きになることです。 是非、勉強大好きになってね。
お礼
丁寧なご回答ありがとうございました。 過去の問題をたくさん解いてみようと思います。 ありがとうございました。