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メーカー本体社員はマネージメントをするだけ?
友人が大手メーカーの技術をしていて、 その友人はこんな事を言っていました。 本体社員はマネージメントをするだけで、 実際に細かい作業をしているのは外注さんだ、と。 どこでもこんなもんなんでしょうか? その友人は自動車業界です。 電機業界などでも同じ?? 宜しくお願いします。
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ちょっと補足的ですが。 (1)本体はマネジメントのみとは言い切れない。 大手ともなれば、子会社、孫請けなどいろいろな会社を使っているでしょう。ただ、最終的にはそれらの部品組み立てをしているだけとしても、その部分で動いていたりします。 また、工場のライン生産のように下流工程の定型業務になれば外注できますが、それ以外は簡単に外注できません。メーカーとなると商品を作っている部分が注目を集めますが、その前段階が重要です。企画、マーケティング・・・その他いろいろありますが、特に研究開発は重要でこれは本体の人間がメインです。 (2) マネージメントだけって悪いこと? 「マネージメントをするだけ」を悪いかのように言いますが、だめですかね?実際の細かい社業を大企業本体の正社員がいちいちやる必要があるのかが疑問です。そういう場合、プロジェクトや組織の構造として大企業本体はヒエラルキーの上位に来ます。上位の人間が手を動かす必要があるのでしょうか?政治・行政でいえば、総理大臣・大臣・国会議員自身が自ら手を動かす必要があるのか?舛添大臣が年金特別便のあて名書きや発送作業をやる必要があるのか?上位の役割を与えられた人にはその人に課された役割があります。 そして、「マネージメントしかしない」と言う人もいますが、マネージメントがどれだけ難しいかを分かっているのでしょうか。もし【マネージメントだけはちゃんとできる人】がいれば外資系企業から年収1000万以上で引き抜かれますよ。2000万円だって可能です。それだけマネージメントは難しいものです。マネージメントしかしなくても、それができるのであれば十分優秀なサラリーマンです。 プロジェクトワークなどをやっているとマネージメントは非常に重要です。プログラムマネージャ、プロジェクトマネージャのマネージメントは業務推進において非常に重要です。この人がどれだけうまくマネージメントするかで、その下につく数十、数百人の働きが大きく変わります。多くの子会社、外注業者を使うのであれば、それを取りまとめる人はマネージメントだけやっていれば十分でしょう。 逆に自らが現場レベルで手を動かすPMともいますが、たいていは邪魔です。彼が見なければいけないものは数百項目もあるわけで、その中の1項目で手を動かしてほしくありません。その作業をやるために雇われている人がいるわけで、そんな細部に割く時間があるなら、それを全体の管理の時間に割いてほしいです。
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- salsa_taxi
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大手電機メーカー勤務のものです。 やはり製品によります。 電機メーカーっていったって、いろんな製品がありますからね。 半導体、携帯、冷蔵庫、大型重電機器、医療機器等々・・・ やはりそれぞれ理想的な、効率的な形態で仕事をしています。 確かにマネージメントが主という製品部門もあります。 うちは設計はすべて自部門(フロアのあちこちで機械設計、回路設計、研究が行われている)なので、そういう部門の人の話を聞いて「羨ましい」と「つまらないだろうな」という二種の意見が出ていましたね。 (仕事の関係で、他部門の協力を得に打ち合わせに行ったとき、そういう形態の部門があることを知った) 電機業界って幅広いですよ。 一まとめにできるほど単純ではありません。 そんな感じで、業界でなく、製品によります、というのが回答になります。どちらが多いかはまったくの未知数ですね。 前述のように多種多様なため、すべてを把握しているのはよほどのトップの地位の人でしょう。 普通は、分野毎に管理されているので、ある程度他分野にまたがう部門(経理や総務)があっても、一部分です。 電機メーカー、業界はこうです。なんて言い切れる人は、普通はいません。
補足
回答ありがとうございます。 やはり製品によるんですね。 大手になればなるほど一言では片付けられないですよね。
- alchemisty
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補足します。 メーカーというのは外注さんです。外注はまだしも下請けという表現は見下しているので口語ではメーカー、メーカさん、文書では協力メーカという表現を使う会社が多いです。 理由は別の方が書かれているとおり、自分ところでできない部品を作っていることが多く、極端なこと言えば最終メーカーの代わりはいても部品メーカの代わりはいません。 そのため本体社員はかなり勉強しないとメーカさんのいうことが理解できなくなり、最悪報告を鵜呑みにするしかなくなります。
補足
回答ありがとうございます。 外注さんの事をそんなふうに呼ぶのですね。 うちの会社ではメーカという呼び方はしないですね。
- alchemisty
- ベストアンサー率27% (119/437)
わかりにくくてすいません。 厳密にいうと技術的バックボーンや裏づけなく、なぜできないんだ?と詰問長になってしまう人がいます。これを”怒鳴る”と表現しました。 本来あるべき姿としては先方に負けないほどの知見と発注元として広い視野(類似部品や機構、ユーザーや後工程の状況まで踏まえて)や高い固有技術をもって議論すべきでしょう。その議論ができない人がいます。あまり技術レベルのない人がみると十分そういう議論を踏まえた内容か、メーカーの言いなりかわからないようです。
補足
ご丁寧な解説ありがとうございます。 aichemistyさんの意味するメーカーと言うのは本体社員の事ですよね。
- LB05
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元自動車メーカの開発担当なんですけど・・・その御友人の『技術』って、どんな種類の技術なんでしょうか?とりあえず『開発』ということで話を進めますが。 自動車メーカで開発部門というと、大きく分けて2つあります。 ※まず設計。 部品メーカがユニットで納品する部品を担当した場合は、要求性能や仕様を部品メーカに伝え、後はコストと日程を管理しながら『出来てくるのをじっと待つ』ということになります。 ステアリングユニットとかワイパーモータとかブレーキとか、中身まで設計している自動車メーカは、恐らく世界中探しても無いでしょう。変速機や差動装置などかなり重要な部分でも、自動車メーカで内製していないモノはそんな体制ですね。 自動車メーカの設計技術に完全にゆだねられているのは、車体、サスペンション、内製している駆動系、それにエンジンですね。 この辺りの部署にいるヒト達は文字通り『サービス残業と休出』で3Dモデルを作り、強度・剛性をはじめとする各種性能検討を行い、単品図を作成して部品メーカに送ります。ここで部品メーカに要求されるのは『図面通りの部品を作る』ということだけで、性能の仕様書などは存在しません。 しかしこれらも、例えば・・・サスのボールジョイントやベアリング、エンジンのセルスタータなど中身まで自動車メーカ自身で設計することは無く、やはりある程度は『外注に開発させて出来た製品を買う』というスタンスになります。 ※一方実験は・・・かなり守備範囲が広いです。 自動車メーカ内部で設計されたモノも外注が開発したモノも、クルマに取り付けて期待通りに動くかどうかを確認するのが『自動車メーカの実験部門』です。ここのヒト達は『本体社員はマネージメントをするだけ』などとホザいている余裕はありません。 自動車メーカの存在理由があるとすると、この点かもしれません。 ・・・っというワケで、こと設計技術に限って言えば、実は自動車メーカは『組立メーカ』であって、各部品メーカが開発したモノを買って組み立てているだけ、とは自分がこの業界に入った25年前に既に言われていたことです。 >電機業界などでも同じ?? 電機業界などで『民生用として小売される最終製品を作っているメーカ』では、規模の大小はありますが概ね自動車と同様の体制になっています。 しかし別に自動車や電機の業界が特殊なワケではなく、これが日本の製造業の一般的な形態です。(鉄鋼会社まで傘下に収め、石油資本の一員だった北米の自動車メーカなどとは大きく違う点です。) が・・・『現役自動車メーカ』様が、半ば『怒りの御回答』も出されている様ですが・・・『本体社員はマネージメントをするだけ』で勤まるという言い方もどうかと。 自動車メーカのエンジニアは、マネージメント能力だけで勤まるほど甘くありません。(自動車メーカはとにかくヒトが多いので、No.2様御回答の様に、そういう『思い違いのウルトラバカ』野郎も結構いてイライラしますけどね。) 部品メーカにナニを作らせているのか?部品メーカがどの部分で困っているのか?部品メーカが工夫したところはどんな点か?を完全に把握していなければ、部品完成のスケジュールもコストも管理出来ません。勿論その為には、部品メーカの担当者と同等以上の工学的知識が無ければナニ一つ理解出来ないでしょう。 クルマに必要な機能・性能を知っているのは自動車メーカの担当者だけで、一方部品メーカでなければ、実際に作ってみてどんな予想外のトラブルが出るかが判りません。 結局のところ、クルマにしろ家電にしろ日本の工業製品が世界を席捲したのは、そういう『協業で知恵を出し合う』体制がウマく機能していた、というのも理由の一つです。 自分は製品設計の最前線から身を引いて数年になりますが(今は研究畑で食ってます)・・・う~ん、今でも『本体社員はマネージメントをするだけ』なんて言ってるヒトがいるのか~・・・きっと自分は30種類ぐらいの仕事を同時に流せて、『サイコーに冴えてる』なんて思ってんでしょうね~・・・(そういうヒト達を大勢見てきました。もうウンザリするほど。)
補足
非常に参考になる回答ありがとうございます。 やはり電機業界でも同じなんですね・・・ こういう体制が日本の技術力を培ってきたのかと思うと、 仕方のない事なのかもしれないですね。 自分も技術者になる予定ですが、 マネージメント力だけじゃなくて 細かい所まで分かるエンジニアになりたいです。
- alchemisty
- ベストアンサー率27% (119/437)
メーカ本体の人間です。 そのような口先人間が多いのも事実です。そういう人たちは”マネジメント”といいながらメーカ様を怒鳴るだけだったりします。また、多くの場合技術力で劣るためいいようにごまかされています。そしていつもぶつぶつ愚痴をいっているのも特徴です。 その中で問題を見定め、実行し、時としてアンダーディスクで上司の目を盗んででもやっていくのがエンジニアでしょう。その友人はそのような仕事しかできないと上司に思われているのではないでしょうか?それを一般解と思っているということはあまり見る目がないと思います。 細かい作業が好きな人はやりたかったら上司の目の届かないところで好きなことをやっていればいいんですから。意外とそういうところから次の仕事の目が出たりします。
補足
回答どうもありがとうざいます。 >そういう人たちは”マネジメント”といいながらメーカ様を怒鳴るだけだったりします。 これはどういう事でしょう?? 外注を怒鳴るという事でしょうか?
そのような体制も多いですが そればかりとも限りません
補足
回答ありがとうございました。 どこのメーカーでも本体社員はほぼマネージメントでしょうか。
補足
非常に詳しい回答ありがとうございます。 そうですね。 ヒエラルキーで成り立っている世の中だからこそ 大手メーカー社員はその頂点で下位にいる人たちをまとめて いかねばならないのかもしれないですね。 上位の人の一声で何百人が動くんですからね。