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初めて翻訳された方はどうやって言葉を学ばれたのでしょうか?
以前から疑問に思っていたことがあります。よく時代劇などで鎖国をしている時代なのに、急に外国人がやってきても、翻訳している人がいます。学ぶ機会はいつあったのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃったらよろしくお願いいたします。
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翻訳じゃなくて通訳のことかな?? 「鎖国」と、とかく言いますが、実際には、琉球、中国、オランダなどとの交易がありました。日本人のあいだでも、オランダ語の勉強すなわち蘭学や漢文は盛んでした。また、船乗りというものは、入港できる国を片っ端から回っているので、いろいろな言葉を話せますし、通訳も乗せています。 例えば、下田開国博物館を覗いてみると、ペリーが黒船でやってきたころの解説があるのですが、オランダ語と日本語ができるオランダ人や、中国語と日本語ができる中国人が、オランダ語と英語のできる黒船船員や、中国語と英語のできる黒船船員に通訳してもらうという形、つまり、幕府の役人とペリーらとのあいだに2人の通訳を立てて話す、ということをやっていたようです。今でも、通訳が不足している時には、このようにして、何人でもあいだに立てて話したりしますよ。 一方では、ジョン万次郎のように、漁の最中に遭難し、アメリカ船に拾われて、アメリカで暮らし、結果、英語や教養を身につけて帰国した、という例もありますよね。 ちなみに、同博物館には、船員たちが下田の町を散策している様子を、当時の日本人が描いた絵も展示されています。タイツを履いた白人の男たちが、魚や野菜を町の商店から買い求めたりしていたようです。こうしてまた新たな言葉を覚えて、彼らは旅立っていったのでしょうね。
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江戸幕府でそういう仕事をしていた人を、通詞(つうじ)と言うんだそうですよ。 テレビ番組で以前、森山栄之助さんという優秀な通詞を紹介していました。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%9A%E8%A9%9E でももっと昔には、遣唐使とか遣隋使とかありましたし、 それ以前にも中国大陸や朝鮮半島といくらか交流があったとされています。 ということは、中国語に関しては欧米の言語よりずっと通訳・翻訳の歴史があるんでしょう。 最初の最初はどうやったのか分かりませんが。 よく、物を指差して物の名前を言い、そこから覚えていくなんてことも言われます。 http://gogen-allguide.com/ka/kangaroo.html
お礼
森山栄之助さん、教えていただいてありがとうございます。言葉がわからなくても、物の名前から覚えてつなげてゆく、と少しずつ広げていったのですね。すっきりしました。ありがとうございました。
お礼
ご回答いただきありがとうございます。 鎖国していても交易があったのですね。知らなかったです。 数人通訳をたてる、というのも知らなかったです。 ありがとうございました。