生きている限り知らない単語は日々続々と現われます。全てを覚え切ることは出来ません。
VOA(Voice of America)の"Special English"による放送は、1,400語の基本語彙のみを用いて放送されています。LDOCE(Longman Dictionary of Contemporary English)は、2,000語の定義語彙(The Longman Defining Vocabulary)によって辞書全体が執筆されています。
先ず、上の二つに目を通してみて、知らない単語があれば英和辞典で意味を確認します。
LDOCEの巻末には付録として接頭辞と接尾辞のリストがありますので、これら(たった八ページ)を熟読すれば、知らない単語の意味を類推することが出来るようになります。
私の場合、英語の本や雑誌を読む場合、滅多に辞書は引きません。その単語の接頭辞や接尾辞、似たような語幹の言葉から意味合いを推理するに留めます。同じ単語が何度か繰り返し出て来ても二度まではパスし、三度目にその単語がかなり重要であると判断したら「うざったい単語だなあ!」と文句を云いながら辞書を引きます:-)。意味を知らなくても読み進む上で問題がない時はほったらかしです。
翻訳する時にはそうは行きませんが、物語を楽しむ、あるいは記事を参考にするという場合は、大意が判ればいいので、重要でない単語に拘っても意味がありません。重要な単語かどうかは文章の流れ(文脈)で判断します。