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北京語と方言の差ですか?
一般的に「中国語」というのを勉強しているので、 北方方言ないし北京語を、学習してることになると思います。 正誤判定は、この質問ではして欲しいのではないですが、 以下のような現象を、北京語と方言の差異と理解していいですか? もしくは、文の書き手が、 北京語において、正しい中国語を書いているか、書いていないか の違いでしょうか 教科書では、 1 ×我学中文一年 ○我学一年中文 ですが、上海出身の中国の方によると、 我学中文一年も正しいと言います… 2 × 漂亮 衣服←はっきりと不可と書いてありました ○ 漂亮 的 衣服 これは、インターネットで調べてみますと 漂亮 衣服の使用もかなり多いと… 3 また次のような例文があり 新聞も野球に関する報道で特に紙面を多くついやします 報紙 上 美于 棒球 活動 的 報道,也 特別 増加 了 不少 篇幅 baozhi shang guanyu bangqiu huodong de baodao , ye tebie zengjia le bushao pianfu 語注: 報紙→新聞 美于→~について 報道→報道 これは、文法書の 「美于が状語になる時は、主語の前に置く。」 に反するので 美于 棒球 活動 的 報道,報紙 上 也 特別 増加 了 不少 篇幅 が正しいと思うのですが、 これも、インターネットで調べてみますと 報紙 上 美于の順序のものが多いです 文法を気にしてはいけない、と言われると思いますが コメントいただけると嬉しいです☆
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日本で手に入る中国語のテキストなどは、現代普通話を体系的に書いていますが(普通話という概念は100年前もあったので、区別のため現代をつけました)、その現代普通話は1950年代~60年代にかけて毛沢東下の共産党が、全国に標準的な中国語の普及を考え、全人代(大会)やいろんな会議を幾度となく経て、字は簡体字とし、ピンインの採用をセットにし、具体的に形にしていった施行言語(作られた言葉)の様相をもっています。実際、はじめて普通話の放送を聞いた北京人が、「このアナウンサーの中国語はおかしい(つまり聞いたことがない、違う、標準的ともおもえないなど)」と述べたことが黄文雄氏の書籍に描かれています。 それ以前の時代の中国は、しゃべり言葉や音だけではなく、書き言葉や書き方もさまざまでした。 日本語だって、戦後GHQの統治方針の影響もあり、現代のかなづかいができるまは、独特の書き言葉、書き表現がありました(現代は、「現代」に対比して、なぜか旧かなづかいとか、歴史的仮名遣いといわれます)。 そこではチョウチョは「てふてふ」、食おうは「食はう」のようになります。私たちは「かな」が読めて置き換えができるので、それほど違和感がないかもしれませんが、外国人で日本語を習う人には、置かれる字が異なってしまうため(歴史的変遷がわからないため)、違う文法、違うルールのように写るとおもいます。 そのような現地人にはなんともない字の置き換えや位置のずれが、地方の中国人の文章にはいまでも見ることができるのだとおもいます。 私の中国人のメル友は内陸部の人ですが、かなり普通話と異なる漢字の並びで書いてくることがあります。また、私が中国にいたときの中国語の先生は四川人でしたが、同僚の大連人に「四川の普通話を覚えてしまうよ」といわれました。実際、学んだ音は、大連人の音と違っていました。 香港でおもしろいことがありました。広東語のもともとの書き言葉と、普通話の書き順は異なりますが、香港には台湾の出版物が同じ繁体字であるため大量にはいってきています。香港人は中国への返還前から台湾の雑誌等に慣れて読めていたそうです。台湾は北京語ベースだから、同じ繁体字だとしても、香港の書き順と違うだろ?と香港人の同僚に聞いたところ「同じ同じ、漢字なので読めるよ(same same, It is just Hanzi. We can read it.)」と香港人は私にいいました。
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- cubics
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方言の問題については、方言と言っても言語としてかなり異なる(文法や語法)問題から、単に語彙が地方によって異なるという問題まで、それこそ多種多様なので、「方言の問題」というのも、ちょっと違うような気もしますし、確かに方言として違いが存在する問題もあるでしょう。 たとえば、日本語の「ら抜き言葉」にしても、方言ではなく言葉の揺れの問題として捉えた方が自然な場合もありますし、方言として「ら抜き言葉」が話されるという特徴がある方言も確かに存在します。 そういう意味で、今回のご質問の内容は、方言の特質に起因する差異というよりも、言葉の揺れの範囲内の問題ではないかと思われます。 他の方がおっしゃるように、言葉は常に文法に従って「正しく」使われるわけではありません。 1.については文法書では、「我学中文学一年」と「我学一年的中文」の二通りが解説されているはずです。 この場合の前者の2番目の「学」を省いても、まったく通じないということではないでしょう。 上海出身の方のおっしゃるように、そのように使う人も存在するということは、上海だからということではなく、世界各地、どこにでもありうるのではないでしょうか。 (もちろん、先に述べたように、こういう特徴が方言として存在するかもしれないことを否定するものではありません。) 2.の「的」が必要だと解説することも、一般的には修飾語による限定の方法では、形容詞と名詞の組み合わせから「的」を入れるべき関係であっても、他の修飾関係や文中での使い方によっては、この場所に入れない方が語調がよい場合もあれば(「~的~的何々」と的が煩雑になったり、長い分や修飾語になる場合など)、あえて言葉として「的」のない修飾関係でニュアンスを狙う場合もあるでしょう。 3.は「主語の前に置く」という点について、連用修飾語となる介詞句については文頭におくという文法上の説明はありますが、連体修飾語の場合は、この限りではないので、「報道」を修飾する上ではあてはまらないのではないかと思います。
お礼
こういう問題にまで答えていただいて申し訳ないです; 一昨日から音声付の中国語の新聞を読んでいますが、今のところ文法的には簡単で… 状語がやたら長いの以外なんとかなりそうです 補語もその報道という性格上使われないんですね。新聞では。 この前の也について、 講談社日中辞典の1972に、 彼も中国語が上手だ 他 hanyu 也 説得 很 好=他 hanyu 説得 也 很 好 のような例文が与えられていました! とりあえず、也の位置に関わらず同じと理解しておきます 3の美于って連体修飾語ともとらえられますね。苦笑 これも「なんとなく」ですが納得しました 回答ありがとうございます!
- nebnab
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私は、 >文の書き手が、北京語において、正しい中国語を書いているか、書いていないかの違い だと思います。 日本語を母語とする人だって、みんながいつも文法的に正しい日本語を書くわけではないですよね。 むしろ文法を意識せずに書く母語である分、いわゆる「正しい文法」から逸脱する可能性は高くなるでしょう。言語というのは文法が先にあるのではなく、表現が先にあり、文法は表現の分類説明方法として後付けされたものですから。 なお、上海語や広東語の話し言葉をそのまま漢字で表記すると、単語も文法も「北京語」の知識では全く理解できません。広東語にいたっては広東語の話し言葉を書き表すための特別な漢字があります。 なお、 >一般的に「中国語」というのを勉強しているので、 >北方方言ないし北京語を、学習してることになると思います。 これは厳密には間違いです。 外国人が学ぶ、いわゆる「中国語」は「普通話」という、中華人民共和国政府が制定した「標準語」です。 北京語(北京方言)が元になっていますが、北京語と完全にイコールではありません。 NHKのアナウンサー言葉と東京弁(江戸弁)が違うのと同じようなものです。
お礼
いつもありがとうございます☆ 他の外国語だと文法的にすっきりしていて、厳密にルールを意識して学習してましたので、その癖を中国語にもひきずり… こういう学習方法が好きだからですが。苦笑 2の「的」に関しては、強調のためにつけることもあるだろうと考えますので、あながち間違いになるとは思いませんが、1なんかは、たくさんある方言の影響からでしょうか 発音なんかも、例えば一人称でさえも各地によってまちまちだそうですね 「普通話」と「北京語」の違いを理解していなかったのでありがとうございます☆
- booboox
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中国語は、実際、中国人同士でも、通じないくらい、方言というより、言語が違うのです。上海語と北京語は、方言ではなく、言語が違うと思ってください。イギリス英語とアメリカ英語の違いのように。。。 1階、2階と数える方法でも、英国と米国では、1フロアー違う訳なので。。。もともと、広い中国が、共通標準北京語で、通じると思うのが、間違いです。台湾語も北京語とは、ぜんぜん違います。 ですから、北京語で、正しい=どこの地方へ行っても、正しいのではなく、南京へ行けば、南京語ですし、、その地方、地方で、北京語を話せば、通じても、よそ者扱いでしょうね。 僕は、中国語を全く話せませんが、中国人と旅行するのに、通訳を雇いましたから(いっしょの中国人は、上海人で、北京語、英語、日本語、ロシア語、フランス語など、ペラペラでしたけど(外務省の役人です) それでも、ウイグルやチベットは、全くお手上げ状態で、われわれと同じ、ジェスチャーでしたから。。。 もっと言えば、地元の北京語と国家標準語とも、微妙に違うようですけど。
お礼
回答ありがとうございます☆ そうですね 繁体字、簡体字と大きく二つに分類できるので、これだけでも大きな差だと思います 簡体字でも、方言によって文法構造が北京語と全く違うと聞いたことがあります ですから、 おっしゃられた事例のように 地方の人が北京に観光する時は、通訳をつけることもあるとか… 中文(=文字に書かれた中国語、恐らくは北京語に最も近い)を模範とするのか、 インターネットや、身近の中国人の発話を参考にするのか、悩んでいたので質問してみました ありがとうございます
お礼
いつもお名前をここで拝見しています☆ 回答いただけるのははじめてでしょうか 最近真剣に勉強しはじめたばかりなのでjayoosanさんの質問は私にはまだ難しいです 黄文雄氏についてはじめて知りました 「このアナウンサーの中国語はおかしい」というご紹介の逸話はおもしろいですね 関心を持ちました うーん、難しいですね。 日本語でも方言ブームがでており、改めるのは文化の破壊につながりますので北京語を学んだから、中国語はもう大丈夫と思わずになるべく謙虚でいきたいのですが、地域によって違うのは外国人にとって学習するのが大変です 最近は中国語の新聞を読んでいますが、公共的性質のもつ媒体をお手本にするしかないのかなと… でも、新聞では文法的に簡単で補語を使ってる例はみたことないです 会話には現在そんなに興味がないのでこれでもいいのですが 香港の逸話も面白いです!! 日本人も、中国語が意味ごとに区切られていたならば、なんとなく読めるという人が大多数ではないでしょうか 私もここで中国語の質問をする時に、当て字を使いますが、 おわかりにならない方はいらっしゃらないと思います 他の外国語では、ポルトガル語とスペイン語は似ており、 何を言ってるのかはなんとなくお互いわかるそうです 私も以前、勉強したのですが、こちらはほとんど忘れてしまいましたので詳しく説明できませんが…