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幸田露伴
昨日(H20.9.10)入ったお店で流れていたラジオで興味深い話を聞いたのですが、途中からで詳細が分かりません。 幸田露伴が、去り際に○○するようでなければならない もしくは、去り際に○○なようではだめだ といったというフレーズが耳に残っています。 昔の方の情緒というか、すごく日本的なことばだなと感じました。 上に書いていることと全く違っていたり、似たようなフレーズかもしれません。 断片的にでもかまわないので、何か情報をお持ちでしたら教えてください。 関西方面のラジオでした。ご存知の方教えてください。
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ラジオを聞いたわけではないのですが、露伴のなかでもおそらく一番有名なエピソード「あとみよそわか」のことだと思います。 これは露伴の娘の文(あや)のエッセイ「こんなこと~あとみよそわか~」に出てくるもので、母親を早くに亡くした文が十四歳になったとき、露伴自らが家事全般を文にしつけるのです。博覧強記の露伴の家事は、それは徹底したもの、かつ論理的で伝統にものっとったものでした。 その露伴が、掃除を終え、そこを立ち去ろうとした際に、「あとみよそわか」という呪文を唱えよ、と教えます。「そわか」は「娑婆呵」、お経らしく聞こえるようにつけただけの特に意味のない文言だそうですが、要は「あとみよ」、つまり、後ろを振り返って、やり残していることがないか、うっかり見落としていたことはないか、最後に確認することを仕上げにするように教えたのです。 さらに呪文にして、意識せずともそうやって振り返って確かめることで仕上げをすることを身につけさせようとしたのです。 ですから、 > 幸田露伴が、去り際に○○するようでなければならない というのでしたら、去り際に「振り返ってみる」「あとを見る」が適当ではないでしょうか。