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プラスティックの材質特性について
プラスティックは主に硬質と軟質に分けられると思うのですが、その境界ってどこですか?具体的な数値で分けられてるのであれば、教えてください。また、塩化ビニル(軟質)、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、テフロン、ポリエステル、等の密度、弾性力などの材質特性を教えてください。
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硬質・軟質という定義はちょっと曖昧です. もしかしたら,熱硬化性プラスチックと熱可塑性プラスチックの違いでは ないでしょうか?以下,そういう前提で話をします. 熱硬化性プラは,分子の構造が立体的な網目状(ジャングルジムみたい)に なっています.加熱したり溶剤に入れたりしても分子がほどけることが ありませんので,熱で溶けたり溶剤に溶けたりすることはありません. 代表例はエポキシ樹脂,尿素樹脂,フェノール樹脂,メラミン樹脂, 不飽和ポリエステル樹脂などです. 熱可塑性プラは,分子がの構造が線状で,分子同士は弱く結合しています. 毛玉状と考えればだいたいあってると思います.加熱によって弱い結合は 切れるので,分子は自由に流れてしまいます.また,溶剤が存在する 場合も同様に,結合が切れて溶剤の中に溶け出す場合があります. 代表例はポリエチレン,ポリプロピレン,ポリスチレン,ポリ塩化ビニル などです. この「熱硬化」と「熱可塑」については,分子構造の点から厳密な 相違がありますが,「硬質・軟質」というのは客観的な区別はないと思います. 慣例によってこれらの用語が用いられていると思います. 以前,ASTM D883で,標準状態において弾性率が700MPa(70kg/mm2) 以上のプラスチックを「硬質プラスチック」と定義したことがあります ので,この値は参考になるかも知れません.このとき,軟質プラスチックは 70MPa以下と定義されました. あと,硬質ゴムはJIS Aで硬度90以上のエラストマーと指定されている ようです.硬質プラスチックフォームはISOによると50%圧縮してから 放圧し,厚さの減少が初期の10%以下のものと定義されていたことが あるそうです. 具体的な特性値ですが,例えば「軟質プラスチック」であっても, 可塑剤などの配合量によって物性値は幅広く変わりますので, 一概に「これ」というのは難しいのですが,参考URLにある程度 数値が出ているみたいですのでご参照下さい. なお,私はプラスチックの研究をしている者で,現場の知識がありません. もしかしたら見当違いなことを答えているかも知れません.
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- hihikoha
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プラスチックの射出成形屋です。 今は、その金型屋ですが。 メーカーに問い合わせるのが確実で、正確です。 熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、と大きくは二つに分かれています。 前者は、いわゆるプラスチックです。 後者は、食器などに使われているメラミン等です。 熱可塑性樹脂は、汎用樹脂、エンジニアリングプラスチック、スーパーエンジニアプラスチック、と区分されていたり、同じ樹脂でも、グレードや重合度が様々です。 代表値はありますが、一言では、不可能です。 http://www.plascom.net/
物性値に関しては全てではありませんが、以下の参考URLが参考になりますでしょうか? 「大栄ゴム」 ここで「技術資料」が参考になります。 さらに詳細なサイトもありますが、以下のサイトには関連質問がありますが、参考になりますでしょうか? ◎http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=13433 この中で紹介した辞書類を図書館で探されては如何でしょうか? ご参考まで。
- 参考URL:
- http://www.daiei-r.co.jp/