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PMMA:モノマ―還元について!!

早速ですが、教えて下さい。 プラスチックのケミカルリサイクルとしてPMMA(ポリメタクリル酸メチル)は加熱することにより容易にモノマ―であるメタクリル酸メチルに分解します。 さて、それは何故なのでしょうか?? 逆にPE(ポリエチレン)やPVC(ポリ塩化ビニル)は容易に分解しません。その理由も気になります。 もし、ご存知の方がいらっしゃりましたら助言をよろしくお願いします。m(__)m

みんなの回答

  • koji59
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回答No.1

 樹脂のモノマー化は、熱により解重合されることにより達成されます。このとき、ラジカルが発生するのですが、そのラジカルの安定性が大きく寄与します。  PMMAを見ると、まず主鎖中に4級炭素が形成されており、結合が切れて安定ラジカルが生成しやすいこと(=低い温度できれやすい)が主な要因と思われます。  ですからα-メチルスチレンなどは、PMMAよりも更にモノマー化しやすい傾向ですね。  それに対して、PEやPVCは、2級炭素、3級炭素ですので、発生ラジカルの安定性としてはPMMAに劣ります。  他の要因として加えていうのであれば、PEは主鎖のどこで切れるかわかりませんよね?ちゃんと炭素2個づつ切れればよいですが、どこで切れても構造がかわらないので、エチレンのはずがブタンだったりペンタンだったりと、いろいろ発生してしまうという点も一因です。  PVCの場合、C-Cl結合が熱に対して弱く、すぐに切れてしまうという点もありますね。  以上、参考になれば幸いです。