井伊直弼と安政の大獄
歴史の参考書を読んでいると、「大老の暗殺により、幕府の権威が失墜」とありました。井伊直弼のことなのですが、井伊直弼は、幕府の権威を回復させようと動いてきたのですよね。
質問なのですが、
(1) 井伊直弼の志とは別に、暗殺されたということは、本当に幕府の権威を失墜させたのでしょうか?
(2) 桜田門外の変の後、次の老中・安藤信正も坂下門外で襲われていますが、逃げて助かっています。井伊直弼は、逃げられなかったのでしょうか?「日本刀では、簡単には死なない」という話を聞いたこともありますが。死を覚悟していたのでしょうか?もしも、死を覚悟していたのであれば、あるいは安政の大獄の責任を死でもって償うつもりであったら、慶喜なんかよりも、よほど武士の鑑ですよね。皆さんは、井伊直弼のことをどう評価していますか?
(3) 安政の大獄に踏み切ったのは、確かに井伊直弼かも知れませんが、そうせざるをえないようにしたのは、黒船来航という時代の変化を読めず、勅許を出さず、いたずらに混乱を招いた朝廷にあるのではないでしょうか?
よろしくお願いいたします。