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鰻の生態について
鰻は稚魚の頃、海から川へ移動?しますよね。 だけど入り込む川は有っても、流れ出す川の無い池や湖に居るのは何故ですか?。
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ウナギの稚魚は赤道直下のマリアナ諸島付近で誕生し、遠く2千kmの旅をしながら 日本にやって来ますが、全てのうなぎが川を遡上するとは限りません。 川の上流までさかのぼっていくのは、たいていが雌ウナギで雄ウナギは淡水と海水が 混じり合う河口や海で過ごします。 雌ウナギが川を遡上する理由は成長するのに一番適した環境をさがす為と言われてい ます。水底に泥があり、石や割れ目など隠れやすい穴がたくさんみつかり、そしてエ サが豊富にある場所を求めて、ひたすら上流を目指してのぼって行きます。 ナイアガラの滝を上ってエリー湖に達するという実例さえあります。 もし行く手をさえぎる陸地があっても、2~3kmは平気で陸地を移動するようです。 ウナギは他の魚類と違い、皮膚呼吸が出来、体表面の粘液が水分を保つ役目をもって いますので、陸地に少しで湿気があれば移動することはむつかしくありません。 時々、出口のない湖や池でウナギが見つかるのはこのためです。 そして、ある一定期間川で過ごすと海へ向かって下りはじめ、河口や海にいる雄ウナ ギと合流し、また生まれ故郷であるマリアナ諸島付近までの長い旅を始めます。 そして目的地に着くと産卵をし、その一生を終えます。 ●参考資料 ・「ウナギのふしぎ」著者:リチャード・シュヴァイド氏(日本経済新聞社) ・日本料理技術選集「うなぎの本」著者:松井 魁氏(柴田書店) ・「うなぎ風物詩」 著者:川口 昇氏(東京書房社) 回答者:浜松うなぎ料理専門店振興会
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- suiton
- ベストアンサー率21% (1110/5263)
うなぎは湿り気さえあれば陸上も移動可能です。 だから、思わぬところにも生息しているのです。
- suiran2
- ベストアンサー率55% (1516/2748)
何故という質問には,どのような方法で?何のために?といった二種類の意味がありますね。はたしてどちらなのでしょう。 まず,ウナギの全ての個体が川を遡上するわけではありません。湾内にいるもの・河口にいるもの・川を遡上するものの三種類の群れがあります。 川を遡上するウナギが閉鎖水域に分布する仕組みですが,ウナギは幼魚の時は相当な距離を陸上をヘビのように這って移動出来ることが知られています。雨が降っていたり,草が濡れていたり等の条件が整っていれば,山を越えているウナギの観察例もあります。 何のためにですが,これは難しいですね。成長して体長が長くなりますとさすがに山越えで海に戻れなく陸に封じられます。しかし,動物には無効分散(死滅回遊)といいまして,繁殖に関わらなくとも分布を広げようとする性質があります。
- rimurokku
- ベストアンサー率36% (2407/6660)
人工のため池など出てゆく水をパイプ等で引いている場合を除き、ウナギが生息するような所はどこかで川につながって海へと続いています。 人工の池でも、その水を引く河川から入り込むことも有るかも知れません。 詰まり、日本の場合は全く封鎖された自然の湖は有りません。 さらに、ウナギはある程度の大きさになると僅かな距離で有れば陸地を移動します。 ちなみに、現在の所ウナギが産卵して繁殖する海は何処なのか解っていません。 海でシラスと言われる稚魚を捕って人工飼育をしているのがほとんどで、中国産も韓国産も日本産も、生まれは同じかも知れませんね。
- kantansi
- ベストアンサー率26% (658/2438)
添付Q&Aが参考になります。 http://questionbox.jp.msn.com/qa1237676.html?StatusCheck=ON