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プラトンの産婆術について

今「テアイテトス」を読んでいるんですが、その中でちょくちょくでてくるプラトンが言っている”産婆術”がよく分かりません。本当に”術”として確立されている方法があるんでしょうか。理解する為の参考文献でもいいのでどなたかお分かりになるようでしたらお願いします。

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  • ベストアンサー
  • Mell-Lily
  • ベストアンサー率27% (258/936)
回答No.1

産婆術とは、ソクラテスが唱えた知恵の産婆術のことです。つまり、対話によって相手を導き、その人に無知の知を自覚させる方法です。相手に知恵を産ませる方法であるという意味で、”産婆術”と呼んだわけです。ソクラテス自身は、自分の哲学を書き残していませんから、ソクラテスの哲学を知るためには、ソクラテスの弟子であるプラトンの書物を読むしかありません。 → ソクラテスの弁明、クリトン、パイドン、饗宴

その他の回答 (1)

noname#6420
noname#6420
回答No.2

 こんにちは。  NO.1の方を少し補足するならば、ソクラテスがなぜこのような自分の仕事を産婆術と呼んだのかと言うと、それはソクラテスのお母さん、パイナレテが、産婆さんだったからということのようです。自分の仕事は、お母さんの仕事と同じようなものだと言っているというわけです。  ちなみに、今では、「マイエウティケー(maieutike)」の訳語としては、どうも「産婆」という表現はいろいろまずいことがあるということで、「助産術」という訳語に代わりつつあるようです。。

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