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センター 古典
今回の夏休みから古語を基本からセンターレベルまで学習しておきたいと思います。 そこで質問なのですが、基礎から分かり易く勉強できる参考書と問題集を教えて下さい。 書店に行っても数が多く、それに古語は全くと言っていいほど分からないことだらけなので、どんな参考書が効果的なのかわかりませんでした。 よろしくお願いします。 それともう一つ質問なのですが、センターでは、古語は点が取りやすいと聞いたのですが、何故でしょうか 教えて下さい。
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始めに言っておきますが,私のお奨めする学習法は邪道です・・・。が,きっと役に立つと信じています。 センター程度の古典の知識を身につけるためには,まずいくつかのメジャーな古典作品の現代語訳を読むことです。源氏物語であれば瀬戸内寂聴とか比較的有名な作家が現代語訳をしているものが出版されています。確かに古典文法や古語など言語的な側面での学習は別に必要になりますが,まずはいにしえの人々がどんなことを文章にしているのかを知ることによって,初めて出会う文章でも想像ができるようになると思います。また,学校で購入するような国語便覧や,社会の歴史の教科書などで,古典と呼ばれる江戸時代以前の文化や歴史的な流れを知っておくことも,じつは古典の学習をとても有利にしていくと思います。 例えば源氏物語でいえば,なぜ天皇の息子で知性も教養も優れた人物である主人公:光源氏は皇族ではないのか,なぜ何人もの女性と関係を結んでいるのかなどを知ると,難しい単語の羅列である古典の文章をくだらない翻訳作業ではなく,文学作品として捉えることができ,興味がわくと思います。ちなみに,光源氏が皇族籍を外れたのは,生母である桐壺の女御が余り高い身分の家柄ではなかったためです。平安時代の政治の世界で重要視された後ろ盾(母方の親の権力)がなく,後々天皇の跡目争いに巻き込まれたときに不利であることが明らかであったため,父親である桐壺帝がそのような処置をしたといわれています。また,この時代は通い婚形式をとる場合が多く,また一夫多妻という制度も一般的であったということから,光源氏には多くの女性がかかわっているということが分かります。 というように,古典を「楽しむ」姿勢で臨むと,より効果的に学習に望めるのではないでしょうか?あくまでも古典好きなおっさんの言い分ですが・・・。