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上野公園のハト
東京都の対策で上野公園のハトが見事にいなくなりました。 しかし、あんなに黒山になるほど群れていたハトはどこへ いったのでしょうか。もちろん、都内のどこか餌のあると ころでしょうが、集団的な意志が働いてきれいさっぱりと 姿を消したのでしょうか。 それと、カラスはまだいます。カラスはハトのことを 普段どう思っているのでしょうか。
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- kumagerasu
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対策というのはハトに餌をやらないように呼びかけているということですね。 短期的にはどこか餌のある場所に移動したのでしょうね。たくさん餌のある場所がなければ、いろいろの場所に分散して餌を取るので目立たなくなったということがあると思います。 ただし餌がある別の場所というのは多くの場合、別にもとからいたハトがいるはずなので、増加した数を支えて行けないのが普通です(あとか来た数を支えられるのなら、それより前にその場所の個体が繁殖してもっと増えていたはずです)。 ということで移動より長期的な話としては、前なら高齢になっても健康で、外敵から逃げる能力もなかなか衰えずに長生きしていたのが、餌不足によって、早く死ぬ(飢え死にするのというよりも、弱ったところをネコやカラスやタカ?などの外敵に捕食されるなど)ということが起こると思います。一方、餌が豊富にあったときは長生きした個体が繁殖できるだけ繁殖してどんどん新しい個体が出てきていたのが、餌が少なくなって繁殖が抑えられますので、増加が抑えられたでしょう。このようにして長期的にも数が現在得られる餌の量に見合ったものに抑制されていったのだと思います。 カラスはおそらくもっと行動半径が広くて、都区内のかなり遠くまで生ゴミをあさりに行くということですので、上野公園だけで対策しても数が減らないのでしょうね。「普段どう思っているか」というのは、何も思っていないでしょう。ただ、ケガをしたり衰弱したりしたハトは、カラスにとってはご馳走にみえるでしょう。 カラスについても餌となる生ゴミ対策をしないで捕獲だけするのは、あまり意味がないというのが多くの専門家の意見です。ドバトの例でも見られるように餌の供給源を絶つことで自然に適正な数に減少してゆくことが期待できます。 http://www.wbsj.org/nature/kyozon/karasu/html/tokyo_2.html http://www.city.ichikawa.lg.jp/env02/1541000002.html