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建築について、国内、海外、何処で学ぶべきか。
今現在美術大学の4年生です。平面のデザインの分野でしたが、建築家を志すことを決めました。しかし何からやっていいのかどこで学ぶべきかわからず困っています。建築家という夢はずっと持っていたのですが、働いてから、それでも本当にやりたかったらまた考えようという程度に考えていたのは私が美術系だからです。日本の場合有名な建築家の方がほとんど国立系か早稲田ですし通用しないと決めつけていたので、私が学びたくなったら海外なのかなぁとなんとなく考えていました。レム・コールハースへの憧れがあったので、一度社会に出てからまだ本当にやりたいならAAスクールにでも通おうと考えていました。 そして、今、ですが、やっぱり建築がやりたい!!できるだけ最短距離を行こう、という気持ちになりました。「やりたいことを仕事にするなんて…」というような考えもありますが、まぁそんなのは今はおいて置いて、世界で通用する建築家になるための水準がある教育をどこで受けられるのかを探しています。 勿論、もう一度大学に行かなくても、と考えましたが資格の問題や基本的なものが一切つかめていないので大学に通うのが一番早いのではないかと今は感じています。 私の大学の教授には、留学の場合は(特に建築は)理数の方もあり語学も苦労するから、一度国内で学んだらどうだろうという提案でしたが、高校からあるいは浪人のまま海外の建築学部に行く方もいるので苦労は2倍以上かもしれませんができないことはないと思いました。海外といってもどの国が良いかもわからず、70年代建築のトップだったイギリス、オーストリア、(やっぱり)日本で学ぶべきか、アメリカだったらサイアーク、クーパーユニオンなのだろうかと漠然的に思っています。(そのくらいしか知らないのですが建築学科で評判の良いところがあれば教えていただきたいです。)また、クーパーユニオンもそうですが学費のかからないドイツも視野にいれてはいますが、ドイツって建築どうなんだろう(バウハウスはあるけど)と考えつつ、調べたいのですがどう調べてよいかもわからず焦るだけの毎日を送っています。少しでもアドバイス等ありましたらお願いします。
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建築分野に非常に興味のある素人ですが、一言よろしいでしょうか。 私の敬愛する「安藤忠雄」氏は「高卒後独学にて」設計事務所を設立し、今や世界に名だたる日本の誇れる建築家なのはご存知かと思います。 彼の庶民的、長屋的なアプローチの仕方などは、いかにも大阪人らしさに満ちてとてもユニークで面白いなぁ、 と彼の設計した建物を訪れるたびにしみじみ感じ入るのです。 これは彼がどこで「学んだ」ことなのでしょうね。 彼が「天才」だからなのでしょうか。 とても不思議でなりません。 私は大学選びの際、美大か建築学科か全く畑違いの法学部にしようか散々迷い、結局一番受験が楽で簡単な「後者」にしてしまいました。 海外帰国組の単なる言い訳にすぎませんが。 ですが、「建築」とはやはり、とても面白いのだろうなぁ、やってみたいなぁ、と日々思えてきています。 今大学で聴講している学科が終わり次第、パート(美術、建築に関する分野です) の仕事との兼ね合いで再び通学しようか検討しはじめています。 ま、私はオバサンなので今更プロとして使い物にはなりませんが、 美術館は駄目でもせめて別荘くらいは自力で設計できたらいいなぁ、と密かな願望があります(笑) ですが、4年間もれっきとした「美大」で「独自の美の表現に磨きをかけてこられた」質問者様であればこそ、です。 その持ち前の「オリジナリティ溢れる資質」を生かさないのは何とももったいないことですし、 せっかくですから日本の建築学科に再チャレンジなさってはどうか、と思えてなりません。 MOMAの谷口氏もしかり。 日本にはユニークで素晴らしい建築家が多くいらっしゃいますし、 この「土壌」は「誇り」と捉えてよろしいのではないでしょうか。 仮に海外留学を選択されるのであれば「ご自身が一番敬愛する建築家」のお膝元の国、 もしくはインスピレーションを受ける歴史的建築物が多く点在する国がよろしいかと思います。 これはもはや「感覚的な趣向」かもしれませんね。 ですが、語学に堪能かつ建築における諸知識に長けていない現段階であれば せっかくの労力が多少ロスする恐れもなくはありませんし、 結局は建築もデザイン同様に「個人のセンス、美学、思想、生き方」にかかってくるとしか思えてならないのです。 ですから、もし海外留学をするチャンスをお持ちであるのなら、 もう少し時機をみはからった将来でもよろしいのではないでしょうか。 もっと専門的な知識をお持ちの方のレスがつくことを私も期待致します。 私も参考にさせていただきたいです。 素敵な夢をお持ちでいいですね。 どうか実現しますように♪
補足
返事になりますが、 ご丁寧な回答ありがとうございます。4年次にもなって今更全くゼロからの分野への方向転換は、教授からはあきれられています。ですから励みになるようなメッセージ本当にありがたいです。