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強気の外交官
皆さんこんにちは。 松岡洋右は、戦前、国際連盟を脱退し後に三国同盟を締結して、最後には日ソ中立条約を結んだ外務大臣です。 彼の外交は強気という印象があるのですが、今、松岡洋右のような外務大臣、外交官がいれば領土問題や拉致問題などは少しづつでも解決していくのでしょうか? それとも、彼のように半ば強引な外交は、必要としないのでしょうか? 何卒よろしくお願い致します。
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#3です。 舌足らずなものいいで誤解を招いてしまったようなので補足を。 当時、幕府は正確に列強諸国がどういう地政学的意図を持って東アジアをうろちょろしているかを理解していたばかりか、さらには列強が何隻の戦艦を有してそれぞれの能力、各艦にどれだけ火力を持った砲が何門装備されているかまでを詳細に把握しており、外交の基本である情報戦においては米国にひけをとってはいなかったのです。 加えて、幕府は薩英戦争のような幸運は二度はないことを肝に念じて、いかに米国の脅しをはぐらかしつつ、下級武士を抱きこんで無能な革命政府を樹立しようと企む(植民地経営の第一歩は内戦をこさえることなんです)英国の動きを見張りながら、軍事顧問としてフランスを抱きこみ、いつ南下を始めるとも知れないロシアに目を光らせる、というほんの少し各国に対するバランス、そして国内のテロリストたちに対する対応を間違えば列強の侵略対象となりかねないという、とてつもない難題を粛々と処理していたのですから、その膂力は後世の我々からしても端倪せざるを得ないといったところでしょう。 仮に江戸城が無血開城されていなかったとすれば──ぞっとします。 また、江戸時代は諸外国の情報を頑なに遮断していたかのように誤解されていますが、8代将軍吉宗はハンニバルのアルプス越えを書籍で読み、象をタイからとりよせた(維持費が凄かったんで後に民間に払い下げる)くらいに、諸外国の情報を広範にとりいれていたんです。
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- toshi-tsugu
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現在のような官僚内閣制では、個性の強い大臣が出ても難しいでしょう。総理大臣の他、官僚を動かせるチームが作れないと議員外交をすることに限界があります。また議員(大臣)のスタッフ(官僚ではない)が少なすぎます。 松岡洋右大臣と比較しても、時代が違いすぎるような感じがします。また大臣就任中は「官僚のいいないり」でいいと判断している大臣が多いように感じます。大臣職に就きたがりますが、仕事ができない国会議員ばかりで、官僚に馬鹿にされるだけではないでしょうか。
お礼
こんにちはー そのとおりですね。 時代が違いすぎて、比較のしようもないですね。 ご回答ありがとうございました。
- Vwiyoonn
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外交というのは卑怯者のゲームで、プレイヤーの中でより卑怯で狡猾な者が勝利者になるものなんです。ですから、ちゃちなヒロイズムに酔ったりスタンドプレーで自国内の人気取りに走るテの人物を外交の任に就けるなんてことはまともな国家ならば、絶対にやらないことなんです。 むしろ、目先にしか思慮が及ばない国民にボロカスに罵られても二手先、三手先の国益を読んで行動するのが彼らの仕事のはずなんですが──、どうも先々代、先代の宰相が外交をヒロイックな見世物にすることによって人気取りをするという愚劣な政治手法を使い、底の浅い小芝居に素直にだまされる残念な方が多数いたためか、国民を喜ばせるためだけの無思慮なパフォーマンスが外交の目的と勘違いされている向きが増えてしまったのでしょうか。 で──、当時、日本はまともな国家じゃなかったからこそ彼がその任に着き、彼の愚かしい判断を国民は英雄視して熱狂した訳です。 目指すべきは江戸幕府の開国を迫る米国との巧妙かつ老練な交渉術なんですけど──、ああいうのは思慮もなく器のちっちゃいいまの日本人には無理かなー。無理なんだろーなー。
お礼
こんにちはー >目指すべきは江戸幕府の開国を迫る米国との巧妙かつ老練な交渉術なんですけど 確かにペリーは日本(人)のことを徹底的に調べ上げた上で、硬軟外交をしていますねー ご回答ありがとうございました。
- mat983
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外務大臣ではなく総理がその気にならなければ話になりません。 ただ、外務省にいた佐藤優著の「国家の陰謀」では、 小渕元総理、森元総理は北方領土問題でかなり踏み込んだ交渉をしています。 小渕さんは道半ばで亡くなりましたが、長期政権になれば解決の可能性はあったのではないかと思います。 今の政権は1年が平均なので進みません。
お礼
こんにちはー >今の政権は1年が平均なので進みません。 そうですね。短すぎますね。 しかしながら戦後60数年の間、北方領土問題がなんの進展もないというのも、考え物ですねー ご回答ありがとうございました。
- rikukoro2
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多分・・・今の時代彼のような人がいても解決どころか、邪魔でしかないでしょう。 近年において外交において強気に出るのが可能なのは、その時の政治背景が重要です。 当時は富国強兵策をとっており軍部も力をつけていましたので、軍事力を背景に強気の交渉にでれたと思います。 もう一つは国内世論です。民衆も外交は強気でガンガン押せばいいという世論が多くいましたので、やりやすかった背景もあります。 しかし、今は憲法9条という足かせによりブラフでも強く出れませんし・・・ また国内世論も、他国と喧嘩するくらいなら全部譲歩してくれてやらばいい。という意見かたも大勢います 今の日本は土下座外交する他しかたないのかもしれません
お礼
こんにちはー 戦前と違い外交も難しいところがあるのでしょうねー ご回答ありがとうございました。
お礼
こんにちはー まことそのとおりでしたね。 日本もがんばりました。 老中の阿部なんとかさんも良くがんばったと思います。 ご回答ありがとうございました。