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目的語の省略?

that's more than I can stand. (それは私には我慢できない) He has much more money than he can spend. (彼は、使い切れないほどの金を持っている) これらの文には、than以下のstand,spendの目的語が欠けているように思います。 このmore than...can...の表現の時だけ、慣用的に目的語が省略されるのでしょうか?

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  • Parismadam
  • ベストアンサー率65% (2756/4211)
回答No.5

こんにちは。4/24のご質問ではお返事を有難うございました。 ご質問1: <これらの文には、than以下のstand,spendの目的語が欠けているように思います。> 目的語が先行詞として前置されているからです。 1.このthanは関係代名詞的な用法になります。 2.この用法では、than以下の節で、主語や目的語がかけた不完全な文になることがあります。 3.その欠けた主語や目的語は、先行詞として比較級を表す形容詞で修飾されているのです。 4.that's more than I can stand.: (1)このmoreはmuchの比較級です。 (2)このmuchは「たくさんのこと」という名詞になります。 (3)この名詞は元々、 I can stand much. 「沢山のことを、我慢できる」 というSVOの目的語だったものです。 (4)それを関係詞節の働きをするthanの前に前置し、かつ比較級にしているのです。 5.He has much more money than he can spend.: (1)more moneyはmuch moneyの比較級です。 (2)muchは形容詞として名詞moneyを修飾しています。 (3)この名詞句は元々、spendの目的語だったものです。 例: he can spend much money 「彼はたくさんのお金を使うことができる」 (4)それを関係詞節の働きをするthanの前に前置し、かつ形容詞を比較級にしているのです。 (5)なお、その前にあるmuchは比較級を強調する副詞で「ずっと」「はるかに」という訳になります。 ご質問2: <このmore than...can...の表現の時だけ、慣用的に目的語が省略されるのでしょうか?> というわけではありません。 1.thanには単純な接続詞の用法があり、その用法でも目的語が省略されることがあります。 例: I play soccer better than he. 「彼より私の方がサッカーが上手だ」 これは、 I play soccer. He plays soccer. という2つの文の比較になります。ここでは、重複する目的語soccerが、接続詞than以下で省略されています。 この場合、動詞+目的語をdoという代動詞で置き換えることもあります。こうすることで、主語同士の比較を明示することができるのです。 例: I play soccer better than he does. 2.また主語が省略されることもあります。 例: (1)接続詞: I play soccer better than tennis. 「テニスよりサッカーがうまい」 これは、 I play soccer. I play tennis. という2つの文の比較になります。ここでは、重複する主語soccerが、動詞と共に接続詞than以下で省略されています。 (2)関係代名詞的用法: He gave me more than could be expected. 「思いがけないほど沢山のものをくれた」 1)このthanは関係詞的な用法で、than以下では主語がかけています。 2)この主語は、前置された名詞more<much「沢山のもの」になります。 3)その名詞が比較級となり、主節gaveの直接目的語の核になっているのです。 3.以上より、more than...can...の表現の時だけ、慣用的に目的語が省略されるというのではないのです。 以上ご参考までに。

kirara826
質問者

お礼

thanは関係代名詞だったんですね。なるほど、そう考えるとしっくりきます。 moreが名詞に見えなかったので、関係代名詞ではないと判断してしまいました、、 ご丁寧なご回答をありがとうございました。

その他の回答 (5)

  • pgdnpgup
  • ベストアンサー率9% (8/86)
回答No.6

おそらく比較と擬似関係代名詞の複合技とやらで説明される運命の文ですね。

kirara826
質問者

お礼

ご回答いただきありがとうございました。

  • Oubli
  • ベストアンサー率31% (744/2384)
回答No.4

thanは本来接続詞であって、前置詞ではありません。後ろに名詞が来る必要はありませんし、関係代名詞かなにかを略していると考えるのもおかしいのです。 He is taller than I. これはHe is taller than I am.の省略形であり、He is taller than what I am.の省略形ではありません。ただし、現代英語ではthan meになることが多く、thanが前置詞と混同される傾向があります。

kirara826
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございました。 参考にさせてください。

  • goddamit
  • ベストアンサー率24% (6/25)
回答No.3

文型としては: that's more than [the one] I can stand. He has much more money than [the one] he can spend. で、目的語の [the one] が省略されているとお考えになっては如何でしょうか?

kirara826
質問者

お礼

なるほど・・先行詞の省略ですか。。 参考になりました、ありがとうございました。

  • trgovec
  • ベストアンサー率52% (2538/4879)
回答No.2

>more than...can...の表現の時だけ、慣用的に目的語が省略されるのでしょうか? そういう風に考えても悪くはないと思いますが、一つの文という形で密接につながっていれば目的語がなくても誤解は起きないものです。 than I can stand「私が耐えられるよりも」 than he can spend「彼が使えるよりも」 これらは独立しておらず前の部分につながっていますから誤解の起きようがありません。5文型でものを考えているわけではないのです。 むしろ気をつけるのはいくら目的語が明白でも別の文であれば、例えば「ゲットせよ」とか「やれ」を Get! とか Do! とか言うことはできず、Get it/them! Do it/so! と言わなければいけないことです。 もっと突っ込んで考えると、目的語を置こうとしても適当なものがありません。more (XX) than one can do ということは「できる分量はあるがそれを超えている」ということです。ですから目的語は「more (XX) の一部分」であり、前出の名詞の一部分を受ける代名詞というものはありませんから目的語を置きたくても置けないのです。 それを我慢できない(can't stand it)文法家は than を疑似関係代名詞と呼び、「ここでは目的格で後ろの動詞の目的語になっている」と説明します。

kirara826
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 なるほど、ちょうどよい目的語がないんですね。ですがこの発想を頭に入れるのは少し難しいようです。(汗 関係代名詞だ、という説明で納得しようかと思います、、

回答No.1

この二つの文章内ですでに目的語に該当すると思われる単語が出ていて(standに対してthat、spendに対してmoney)、明らかにそのことをさしていると理解できるので省略しているのだと思います。

kirara826
質問者

お礼

ご回答、ありがとうございます。 参考にさせていただきますね。

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