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電離真空計のガス出しについて

真空装置を扱っている大学生です。 電離真空計のガス出し(DEGAS)は何のために行う作業なのでしょうか? 教えて下さい。お願いします。

みんなの回答

  • tance
  • ベストアンサー率57% (402/704)
回答No.2

真空のイメージをしっかり持ってくださいね。 ガスの分子が空間に点々と存在してます。1気圧ならお互いに激しく ぶつかり合って相互に力を及ぼし合っています。ところが、圧力が 下がってくると、各ガスの分子は疎遠になります。(実際は相当 良い真空でもガス分子はうじゃうじゃいますが)圧力が低いと疎遠に なることは確かです。 そこで、隣の分子が排気されたとしましょう。疎遠だとそのことに 気づかないのです。隣が空いたので自分の熱エネルギーでじわじわと 空いた方に移動することはあっても、隣の分子に引きずられて吸い出 されるということはなくなります。つまり引いても出てこないという ことです。 なので、ガスを運動させて自発的に移動させないとガスは抜けていかない のです。形状が複雑だとなおさらです。 そこで、加熱するなりして、壁にへばりついているガス分子を表に 出そうというのがDegasです。こうしないとポンプで引いてもガスは 出て行かないので良い真空が作れなくなってしまいます。真空計だけ ではなくあらゆる部分でDegasは必要です。

回答No.1

真空計自体が測定中に、真空を下げる様なこと(つまり自身からガスを発生させてしまう)をしたら、正確な真空度が測れないからではないですか?

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