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実在溶液の化学ポテンシャル

実在溶液の化学ポテンシャルで気になるところがあるので質問します テキストでは,平衡時は気体と液体の化学ポテンシャルが等しいことを使って 実在溶液の化学ポテンシャルを導出しています。 それで,気になるところというのは 気体を理想気体としているところです。 テキストには実験して蒸気圧がわかれば 実在溶液の化学ポテンシャルが求まる、 と書いてあります。 実験で測った蒸気圧は実在気体ですが, これを理想気体の蒸気圧に代入してもいいのでしょうか? それとも理想気体も実在気体も圧力は変わらない,ということでしょうか? よく分からないです,よろしくお願いしますm(__)m

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回答No.1

> 実験で測った蒸気圧は実在気体ですが, > これを理想気体の蒸気圧に代入してもいいのでしょうか? いいです。常温常圧下では、ほとんどすべての気体は理想気体と見なせるので、「理想気体も実在気体も圧力は変わらない」としても、実用上は全く問題ないです。 より正確な値を出すためには、実在気体の蒸気圧ではなく、実在気体のフガシティを「理想気体の蒸気圧」に代入するべき[註]なのですけど、常温常圧下では蒸気圧≒フガシティなので、『どのような式を使って実在溶液の化学ポテンシャルを求めたのか』が明示してあれば、どちらを使ってもかまわないです。 註:気体の化学ポテンシャルの式は、フガシティが現れる μ=μ°+RTln(f/p°) が厳密な式(もともとの式)で、 μ=μ°+RTln(p/p°) は理想気体近似により得られる近似式なのだから、pにfを代入するとより正確な値が求まる、というよりも、厳密な式のfをpで置き換える(fをpで近似する)と、テキストにある実在溶液の化学ポテンシャルを求める(近似)式が得られる、と考えた方がわかり易いかもしれない。

firemario
質問者

お礼

どうもありがとうございました! >より正確な値を出すためには、実在気体の蒸気圧ではなく、実在気体のフガシティを「理想気体の蒸気圧」に代入するべき やっぱり正確に求めるにはフガシティを使うんですね よくわかりました!