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ESCA(XPS)のピークについて

XPS装置で、もしCdSの組成分析をしたとします。この時にの化学状態を見たときに、CdSのところにピーク{405.3 ±0.3 405.0 ~ 405.5 [eV]}が出ていて、Sのところにもピーク{164[eV]}が出ていた場合、このSのピークはCdと反応しきれなかった、言わば残り物の元素なのですか? それともCdSが全く生成されていない場合でも、Sのピークは同じ大きさになるのでしょうか? CdSの組成を評価する際にCdとSの元素単体の組成比が1:1であればいいと考えていたのですが、この考え方はまずいですか? CdSのピークも考えて評価すべきですか?

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  • p_zew
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回答No.2

S について。 > Sのところにもピーク{164[eV]}が出ていた場合、 > このSのピークはCdと反応しきれなかった、言わば残り物の元素なのですか? 違います。 CdSを測定した場合、S2p位置にもピークは出ます。 それは、Cd-SのSの内殻電子からのピークです。 このS2pピークについて、Cd-Sか、それとも反応残留Sかについては ピーク分離ができるのであれば分離をして考察する必要があります。 Cdについても同様なことがいえます。 反応前Cdのピーク位置とCd-Sのピーク位置を考えて考察すべきです。

その他の回答 (1)

回答No.1

Cdの3d,Sの2pそれぞれについて、ピーク位置がCdSの文献値どうりか確かめる必要があると思います。 おっしゃられているように、CdとSが一対一で存在していることを確かめる必要もあります。