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フランス語:疑問符や感嘆符について

フランス語における疑問符、感嘆符、コロンなどに関してですが、これらの句読点の前にはスペースを入れるということを恥ずかしながら割と最近知りました(例えばhttp://fr.wikipedia.org/wiki/Point_d%27interrogation#Usage)。 活字印刷された本をいくつか見てみると、そう言われてみればフランスで出版されたものは他言語のものよりスペースが広いようにも見えます。もっとも英語やロシア語などでも見栄えがいいように単語と句読点の間は調整されており隙間がないわけではありません。 フォントを使った文、例えばWEBページでは多くはスペースが入っているようですが Yahoo Answers など個人が書いたものにはスペースがないものもあります(WEB上のことが当てにならないこともあるのは承知していますが)。 自分自身例えばこのサイトで以前スペースを空けないで書いたことがあります。 スペースを空けずに書くことはみっともないと感じられるのでしょうか。

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  • Parismadam
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回答No.2

はじめまして。いつも幅広く奥深い知識に感服するとともに、理路整然としたご回答で勉強になっております。またプログレファンであられる(あった?)ことを別カテで知り懐かしく思ったことがあります。プログレ世代ではありませんが中・高時代よく聞いておりましたので、、。 ご質問1: <フランス語における疑問符、感嘆符、コロンなどに関してですが、これらの句読点の前にはスペースを入れる> はい、他にも引用付« »などの前後にもスペースがあります。 フランスの小学校では、文章を書く時に、スペースをとるべき場所では、スペース記号をわざわざ入れて、その感覚を教えられます。 ちょうど日本でも、最初マスのあるノートにひとつひとつ字を書いて、句読点は別のマスに入れる、と教えられるような感覚です。 ご質問2: <~ということを恥ずかしながら割と最近知りました> 恥ずかしくありません。私もフランスにいて文書を書きながら、日本人から指摘されるまで存じませんでしたから。 というのも、フランス語で文書を作る時は、フランス語用のソフト・キーボードの位置になりますが、これらのスペースが必要な場所では、自動的にスペースがとられています。英国式に慣れておりましたので、最初はそのスペースがうっとうしく思ったものでした。このスペースがなければ改行しなくてすむのに、などと、、、(笑)。 フランス人にはあたり前のことなので、わざわざ指摘するまでもないらしく、仏人から教えてもらったことはありません。他文化に触れた人でなければ、その違いには気づかないと思います。 ご質問3: <そう言われてみればフランスで出版されたものは他言語のものよりスペースが広いようにも見えます。> 出版物を含め、英仏で実際に文書や論文を書いた経験から言えば、英語と仏語とでは文書の書き方に多少違いがあります。 1.一般的な手紙: (1)英国では宛先が左上ですが、仏国では右上になります。 (2)最初の書き出しは、英国では2~5文字分のスペースをあけますが、仏国の公的文書ではあけません。行は改行して見易くします。 (3)送り主の名前の印刷とサインも、英国では左下が主流ですが、仏国では右下です。 (4)一番面倒なのが締めの挨拶で、英語ではSincerely yours、Best wishes、Kind regardsなどですみますが、仏語ではVeuillez agreer, Monsieur XX, a l’expression de mes salutations distingues.など長文が「敬具」の代わりになるので面倒に感じます。 重要な手紙以外は通常はCordialement、Sincerementなど一語ですませるようにしています。 (5)最後は便箋の折り方で、英国では日本式に内側へたたむように折りますが、仏国ではジグザグにZの形で折ります。こうすることによって、右上に書いた宛名がちょうど、封筒の宛名窓にくるような形になり、封筒に再度住所を印刷しなくても、その窓から便箋の宛先が見える形になるからです。実用的というか怠惰な仏人らしいというか、、、(笑)。 2.出版物: (1)新聞・雑誌などは記事のスペースに限りがありますから、記事によってはつめて書かれているものもあり、仏語でもスペース感がなくなってしまう場合もあります。 ただ、仏語の方がイタリック文字などが少なく、装飾感が少ないような気がします。 (2)学術書などでは、各章のタイトルの前後のスペースや、その中の各節の前後のスペースが英書より広く感じます。 (3)論文の書き方も英仏では幾つか違いがありましたが、一番大きな違いは、参考文献Referenceは英仏でも論文の最後にまとめて添付しますが、「引用」や「注」Noteは英国では最後にまとめて番号をつけて提示するのに対し、仏国では各ページ毎に注を明記する必要があったことです。 確かに読み手に対しては、引用がすぐ下に書かれているというのは、親切で読み易いものになりますが、英国式になれた者にとっては面倒だと思った一番の壁でした。 それは、学術書などの出版物にも反映されており、仏語で書かれた方が見やすく読み易く工夫されていると思います。 ご質問4: <英語やロシア語などでも見栄えがいいように単語と句読点の間は調整されており> 1.個人的には英語のように、疑問符などの前にスペースがない方が好みです。読みにくいとも思いませんし、スペースの節約にもなります。 これはひょっとしたら島国の影響もあるのかもしれませんね。仏式のスペース感はいまひとつ大陸的で、もったいなく感じます。 2.ただ、一文ごとのスペースは2文字分くらいはとった方が読み手にもわかり易いと思います。最近の英語では文間のスペースが1文字が主流だそうですが、見づらいですし、見た目にも美しくないと思います。 3.ロシア語はかじったこともありませんが(日本では何故かロシア系のハーフによく間違えられるのですが)、あの幾何学的な文字を見るだけで「人が話す言語?」と思ってしまいます(笑)。見やすい以前の問題ですね。何ヶ国語にも長けていらして敬服致します。 ご質問5: <スペースを空けずに書くことはみっともないと感じられるのでしょうか。> とは思いません。 1.上記でも書きましたが、個人的には仏語でスペースのある場所は「もったいない」と感じる島国気性があります。実際、スペースがなくてもみにくいとは感じませんから。 2.ただ、手紙でも文書でも、「相手に見やすい」「見た目が美しい」「バランスのとれた」文書を書くように心がけています。 3.仏語の文書を書く際でも、疑問符などのスペース間隔は、英国式を踏襲しています。もっとも、仏語ソフトのPCで打つと自動的にスペースが入るので仕方ありませんが、PC上で仏語アクセントなどの文字化けを避けるため、英語ソフトで仏語を書く場合は英国式にスペースをあえてとっていません。 以上ご参考になれば幸いです。また他の質問でお目にかかれることを願いつつ、、、。 今週末のパリはFete de la Musique(フランス中の町角で音楽を開催)で、今から出かけ夜遅くまで戻りませんので(今年は日本文化会館で開催される日本からきたアニメ・コスプレ・アキバっぽいコンサートをのぞいてきます)、補足質問などがありましたら、お返事が遅れますことを予めご了承下さい。

trgovec
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。回答があったという通知が来ていないためご回答後すぐに御礼ができずすみませんでした。最近通知が来るのに2、3日かかるようなことがよくあります。 それはともかくたった一つの疑問に対していろいろな情報を書いてくださり大変に参考になります。今後も何かありましたらよろしくお願いいたします。 「みっともなくない」と書いてくださって恐縮です。ただ今後は忘れずにスペースを入れようと思います。というのもスペースを入れずに打つとフォントにもよりますが感嘆詞など異様に文字とくっついてしまい見にくいとかねがね思っていたからです。 繰り返しになりますがありがとうございました。

その他の回答 (2)

回答No.3

○ 擧一明三 △ Une espace fine cree un espace fin... □ 七通八達 四海一滴九牛一毛

  • PunPiPon
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回答No.1

フランス語の通訳・翻訳をしている者です。 私も仏文を打つときは、疑問符・感嘆符・コロン等の前にスペースを入れることにしています。最初は特に意識していませんでしたが、いつの間にか習慣となっているようです。 スペースを入れないとみっともないとは思いませんが、スペースを入れるのに慣れていると、スペースを入れなかったとき単語と疑問符や感嘆符の間が詰まりすぎているようで落ち着きません。 また、私が現在使用しているソフト(Windows XP)では、仏語に切り替えて文章を書き、文末に疑問符や感嘆符を打つと自動的にスペースが入るようになっています。

trgovec
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。かなり早くご回答いただけたようですが回答があったという通知がきていないため御礼が遅れましたことをお詫びします。 ソフトによって自動でスペースが入るということは、そうでないときも自分で入れるべきでしょうね。それだけ重視されているということですから。 今後は自分でスペースを入れるように心がけます。

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