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日本・中国・ロシア 外貨準備庫が高い理由
日本・中国・ロシア、この3国の外貨準備庫が高い理由について教えてください
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外貨準備(中央銀行あるいは中央政府等の金融当局が外貨を保持すること)に関しては、参考になるWikipediaのページがあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%96%E8%B2%A8%E6%BA%96%E5%82%99 日本の場合は、バブルの頃から行われた為替介入(特にバブル崩壊後に国内輸出産業の振興政策として実施)つまり、急激な円高を避けるための円売りドル買いで大量に取得してしまったドルが原因です。 その多くがアメリカ国債を買う事に使われた為(まあ他に、リスクが無く数十兆円単位で購入しても、経済に悪影響が出ない金融商品は存在しませんが…。)毎年何もしなくても、数兆円単位の利息で増額されていってしまっているのですが…。 中国の場合は、上記の理由のほかに、貿易収支が赤字に陥って、国全体で外貨の受け取りより外貨の支払いが超過した場合に、国がその支払いの肩代わりが出来るように一定額を積み上げていると言われています。(輸入額の3カ月分程度が適正と言われている) http://www.president.co.jp/pre/backnumber/2006/20061218/1185/ 日本の場合は、変動為替制度(市場にて日々変動)なので貿易収支が赤字になった場合には、極端な円安になり結果として輸入の減少に繋がり、外貨の受取りより支払いが極端に超過する可能性は低いのですが、中国は為替レートの設定を中国人民銀行が行っているので、適切且つ迅速に為替が調整されないかもしれない可能性が…。また、設定したレートに市場を誘導する為の資金として外貨準備が大量に必要とされます。 http://www.jetro.go.jp/biz/world/asia/cn/trade_04/ ロシアに関しては、一度経済が崩壊している為、現在でも前金ベースの取引が行われていたり、輸出入や投資の手続きが異様に煩雑で、かつ信用調査が困難などに原因があるのかも知れません。 http://www.jetro.go.jp/biz/world/russia_cis/ru/market/
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- negitoro07
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外貨準備が多いのは、外貨が入ってくるからです。 外貨が入っているのは、貿易(物のやサービス)の代金、海外からの投資、あるいは過去の海外へ投資した利益が送金されるなどのケースがあります。 日本、中国は製造業、ロシアは石油などの資源で輸出が多いからです。