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日本の外貨準備はどうやって蓄積されるのですか?

外貨準備についての質問です。 外貨準備高について日経経済用語辞典を参照すると、「国が輸入代金の決済や借金の返済などの対外支払いに充てられる公的な準備資産をどれだけ持っているかを金額で示すもの」とあり、あるホームページを見ると、「日本では80年代と90年代には巨額の国際収支の黒字が続いて著しく増加し、現在、世界で第1位の外貨準備保有国となっています」という記載もあります。 そこで疑問なのですが、後半の説明について、国際収支が黒字になったとしても外貨は民間企業が手にすることになり、国の外貨準備には含まれないのではないですか?外貨準備とは「国がもっている公的な準備資産」であり、民間企業が保有しているものは含まれないと考えられるからです。なぜ国際収支の黒字が、日本の外貨準備保有の増加につながるのですか? また、最初の説明には、「国が輸入代金の決済・・・」という記述がありますが、輸出入は民間企業が行うものであり、国は基本的には関わっていないのではないですか?なのに、民間企業が輸出入の際に取り扱う外貨がなぜ国の外貨準備に関わってくるのですか? 疑問を要約するならば、日本は、どうやって外貨準備を得ているのですか? 日本の(「公的なはずの」)外貨準備の蓄積について、民間企業はどのようにかかわっているのですか? よろしくお願いいたします。

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  • 100Gold
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回答No.4

再度回答させていただきます。 >事典の「外貨準備」の説明の一部に、外貨準備は国が輸入を行う際に充てるもの、という表記があります。民間企業ではなくて、国自身が、輸出や輸入を行うことはあるのですか?あるならば、どのような財を輸出入しているのですか? この表記ですが、分かりやすく書こうとして言葉が足りず返って分かりにくくなってしまった例ではないかと思います。御存じとは思いますが、かつては金本位制といって通貨の裏付けとして金が使われていました。現在は通貨はただの紙切れで国の信用が裏付けになっています。紙切れである円の信頼を裏付けるものとして外貨があると考えて頂ければよいと思います。(外貨準備には金も含まれますけどね) この裏付けはいざ円の信用が低下したときにそなえて「国が輸入代金の決済や借金の返済などの対外支払いに充てられる公的な準備資産をどれだけ持っているかを金額で示すもの」なのです。この支払にあてるというのはつまりは円を買うということです。誰も円を買ってくれなくなれば、政府が買うしかないのです。つまり円の信用が低下した局面では民間が輸入する際に政府が円を外貨に買えてあげる必要があるということです。 辞書の表記は著者の理解不足か、言葉足らずで「いざ円の信用が低下したときにそなえて」の部分を書き忘れたのではないでしょうか?

economica
質問者

お礼

何度もご回答いただき、本当に助かりました。 ありがとうございました。

その他の回答 (3)

  • ryon2
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回答No.3

 貿易黒字になれば円高になるのはNo1.2の方がおっしゃる通りです。  で、円高になりすぎると日銀は市場介入をします。手持の円を売ってドルを買います。で、あまり知られてませんが、円高がおさまると、市場に影響しないようにゆっくりと円を買い戻します。次の介入に備えるためです。このとき、日銀は円を高く売って安く買い戻しているので儲けが出ます。  今の例は円を使った介入の例ですが、逆に円が安すぎるときはドルを高く売って安く買い戻す介入をします。当然ドル建ての儲けが出ます。そうやって儲けているのだと思います。  ただ、これは、「日本では80年代と90年代には巨額の国際収支の黒字が続いて著しく増加し、現在、世界で第1位の外貨準備保有国となっています」の説明にはなっていません。介入で日銀の外貨準備高が世界一になるということは、日銀は財テクの天才になります。  日本の企業が儲けるとお金を銀行に預けます。日本の銀行は預かったお金の一定割合を日銀に預けるように強制されているので、日本の企業が外貨を稼ぐと日本銀行にある程度外貨が流れ込むようになっているのだと思います。 一応経済は専門なのですが、金融面は得意じゃないので、絶対に正しいとは保証しません。

economica
質問者

お礼

丁寧なご解説をありがとうございました。

  • 100Gold
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回答No.2

再度回答させて頂きます。 >なぜ貿易黒字になると円高が進行するのですか? 貿易黒字とは輸出企業が海外に商品を販売することによって得られます。 その際の収入は主に外貨です。一方で国内工場の維持とか材料の買い入れとか従業員の給与とか大部分のコストは円です。そのため、黒字を得た企業は外貨を売って円を買う必要があります。これが、円高につながります。

economica
質問者

お礼

ありがとうございます。 おかげさまでよく分かりました。

economica
質問者

補足

これは100Goldさんの回答への補足ではないのですが、私の質問にあるように、事典の「外貨準備」の説明の一部に、外貨準備は国が輸入を行う際に充てるもの、という表記があります。民間企業ではなくて、国自身が、輸出や輸入を行うことはあるのですか?あるならば、どのような財を輸出入しているのですか?

  • 100Gold
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回答No.1

円を売って買ったんだと思います。 なぜ黒字だと外貨がたまるかを示します。 貿易収支の黒字が続く→円高進行→円高進行速度をゆるやかにするために介入の必要(円売りドル買い介入)→外貨がたまってしまう。 こんなかんじの流れではないでしょうか。 民間とのかかわりは輸出企業が円高が進むと苦しいのでなんとかしてくれと頼みにくることだと思います。

economica
質問者

お礼

ありがとうございます。 分からない点があったので補足させていただきました。 よければご参照ください。

economica
質問者

補足

貿易収支の黒字が続く→円高進行、と書いていらっしゃいますが、このつながりが分かりません。なぜ貿易黒字になると円高が進行するのですか?