- ベストアンサー
随筆
随筆について教えてほしいことがあります。 随筆は事実と筆者の意見,感想に分かれると本に書いてあったのですが,筆者の意見,感想の文末表現は「~だろう」,「~らしい」「~思う」「~だろう」とあるのですがイマイチはっきり分かりません。特に「~らしい」と「~だろう」は筆者の意見になるのでしょうか?筆者の推測ではないのでは?と思うのですが。どなたか教えてください。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No.1です。お返事を有難うございます。メールを見るのが遅れ、お返事が遅くなってすみません。補足質問にお答えします。 ご質問: <でも,いまちまだ,わかりません。どこがわからないかもわかりません。何か,具体例を出していただけるとうれしいです。> 1.ご質問にもある通り、随筆は「事実」と「意見・感想」は区別されます。 2.事実は「断定」の助動詞「だ」「です」などを使って表します。 3.意見・感想は、婉曲の助動詞「う」「よう」「らしい」などを使って、遠回しに表現します。 4.事実とは、「客観的事実」のことを言います。つまり、誰の目にも明らかな、誰もが認める状態、出来事などのことです。 5.一方、意見・感想とは「主観的叙述」のことを言います。つまり、自分だけの視点から「そうだ」と思うことを述べているので、聞き手の同意は無視しているのです。 例: 事実「隣人は旅行に出かけた」 感想「隣人は旅行に出かけたと思う」 感想「隣人は旅行に出かけたようだ」 下の2文は、隣人が長期留守にしている様子から、旅行に出かけたという推量・推測をしているのです。これらは、「意見」「感想」に分類されます。 6.なお、意見はどちらかというと、「提案」「進言」「主張」などを提示する場合に使われる用法です。 例: 「~した方がいいと思います」 「~するべきです」 それぞれ、「と思う」「べきだ」という補助動詞、助動詞を用いることで「~である」という断定を避けているのです。 7.最後に簡単にまとめると (1)事実(=断定・客観的) (2)意見(=提案・主張・主観的) (3)感想(=感じたことの叙述・主観的) となります。 (2)(3)は「自分だけが」主観的に考える意見・感じる感想なので、断定はできないのです。それを誠実に示すために、「~と思う」「~らしい」「~ようだ」といった助動詞などが用いられるのです。 それは、 「明日地震が起こる」と断定するか、 「明日地震が起こると思う」と婉曲表現にするか、 といった話し手の誠実度に関わります。なぜ「誠実度」かといえば、明日地震が起こらなければ、彼は嘘をついたことになるからです。 その場合はつっこまれることもあります。「地震が起こるって断言したくせに」などと、、、。しかし、「~と思う」と言っておけば、嘘をついたことにはならないのです。それはあくまで自分の主観的意見に過ぎないので、誰も責めることはできないのです。 以上ご参考になれば。
その他の回答 (2)
- jo-zen
- ベストアンサー率42% (848/1995)
以下のURLを参考にしてみてください。 http://www.mars.dti.ne.jp/~takefuku/bunsyho/bun13.html 随筆について書かれたものではありませんが、参考になるかと思います。 >筆者の意見,感想の文末表現は「~だろう」,「~らしい」「~思う」「~だろう」とあるのですがイマイチはっきり分かりません。特に「~らしい」と「~だろう」は筆者の意見になるのでしょうか? ⇒意見というより、感想になると思います。「~らしい・だろう(と思う)」ということです。 http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E6%84%9F%E6%83%B3&stype=1&dtype=0
- Parismadam
- ベストアンサー率65% (2756/4211)
こんにちは。1/13のご質問ではお礼のお返事を有難うございました。 ご質問1: <特に「~らしい」と「~だろう」は筆者の意見になるのでしょうか?> なります。 1.「意見」とはある問題についての「考え」を言います。 2.「~らしい」「~だろう」もまた、「考え」になり得ます。 ご質問2: <筆者の推測ではないのでは?と思うのですが。> 推測もまた「意見」なのです。 1.「~らしい」「~ようだ」は正しくは「推量」表現になります。推測に使われることもあります。 2.「推量」は「断定」に相反する用法ですが、「意見=考え」は必ずしも断定的でなくてもいいのです。 3.「推量する」「推測する」こともまた「思うこと」「考えること」であり、それは意見に他ならないのです。 4.推量の表現には、「~らしい」「~だろう」「~ようだ」「~と思われる」「~ような気がする」「~そうだ」など、いろいろな文末表現があります。 これらは、意見に断定を避けたい時婉曲的に自分の意見を表現する一種の修辞技法なのです。 以上ご参考までに。
補足
ありがとうございます。 でも,いまちまだ,わかりません。どこがわからないかもわかりません。 何か,具体例を出していただけるとうれしいです。
お礼
ありがとうございます。 すこし、わかったような気がしま。