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江戸川乱歩と洞窟
江戸川乱歩作品には、殺人の舞台などでよく洞窟が出てくる事が多いと思うのですが、それは年少期の体験や、他の作家からの影響をうけての事なのでしょうか?
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- jo-zen
- ベストアンサー率42% (848/1995)
回答No.2
乱歩はその創作活動の初期には住まいを転々としていましたが、昭和9年池袋に邸宅を構え敷地内の土蔵を執筆の場としていたようです。幼少期の体験というより、土蔵が洞窟を想起させた可能性は高いように思います。しかし、洞窟は怪奇趣味にはぴったりな道具立てですので、土蔵に関係なく殺人の舞台として思いついたのだと思います。 黒岩涙香によって訳された、アレクサンドル・デュマの小説「岩窟王」の影響も否定できませんが・・・。
- suunan
- ベストアンサー率14% (224/1569)
回答No.1
乱歩以前から洞窟が劇に出てくることはたくさんあるので、 特に乱歩の特徴ではないと思います。 それは戦前の冒険・怪奇ドラマなので、 それから影響を受けたということはあるでしょうね。 乱歩の幼少年期は三重県と愛知県ですが、 特に変わった実体験はないようですよ。 ちなみに私は三重県人ですが、乱歩世界の のったりした時間の流れ方は東海地方の風土に根ざしていると 思います。充実した退屈さとでもいうべきもので、 都会の忙しい緊迫感とは逆のものです。