- ベストアンサー
どうして中国軍だけ人民解放軍と報道されるのでしょう?
人民解放軍が正式名称なんでしょうけど 他にも特別な正式名称がある国はないのでしょうか? 中国以外にないのなら、まぁ人民解放軍でもいいですけど 中国以外にあるのなら中国軍だけ特別扱いしてるのでしょうか? 自衛隊は外国で「Self Defense Force」と報道されてるのでしょうか?
- みんなの回答 (13)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
歴史的経緯や政治的配慮の問題ではなくて、単に日本と中国が同じ漢字文化圏に属しているからだと思います。 中国の組織名や団体名を、日本語の文章の中で使用する場合、中国での漢字表記を日本の字体に替え、日本の音読みで読むのが一般的です。逆に、日本の組織名や団体名を、中国語の文章の中で使用する場合は、日本での漢字表記を中国の字体に替え、中国語読みします。しかし、漢字文化圏以外の組織名や団体名を日本語や中国語の文中で使用する場合は、地名以外の部分を日本語や中国語に翻訳する必要がありますが、それぞれの言語の微妙なニュアンスの違いを日本語や中国語で正確に表現することには無理があります。 ウィキペディア英語版では、日本の自衛隊の項目が「Japan Self-Defense Forces」になっています。No.2の方が書かれているように、「Force」は「軍」という意味です。英語圏の人から見れば、「日本自衛軍」というようなニュアンスになるのでしょうね。「軍」と「隊」のニュアンスの違いを英語で正確に表現することはできないのですから、致し方ありません。 その代わり、ウィキペディア中国語版では、日本の自衛隊の項目は「日本自衛隊」と、そのままの表記になっています。お互い様ですね。 http://en.wikipedia.org/wiki/Japan_Self-Defense_Forces http://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%87%AA%E5%8D%AB%E9%98%9F
その他の回答 (12)
- ikegonomor
- ベストアンサー率38% (36/94)
> 軍とは国が持つものだと思ってました > 我々の常識とは違うのですね 「国家」というものの存在を日本人の「常識」で考えると、たいていにおいて世界では「非常識」になりますのでご注意下さい。 日本のようにある民族の国家とその支配領域とその民族の居住領域、その民族を代表するとされる政府の統治領域が一致している国なんてまず滅多にありませんから。それに「日本人」ほど民族として自明に存在していて定義付けする必要すらない民族もめったにいません。 そもそも、ほとんどの国で「国家=政府」ではありません。たとえば現在のフランスの正式名称は「フランス[的]共和国」(Republique Francaiseと、国名自体は共和国についた形容詞になっている)です。現在の共和国の体制以前に別の共和制制度があり、過去には王制があり、帝政があり、そのすべてが「フランスという国」です。 日本では武家政権の時ですら形式的には君主制で、しかもその君主の系統が一応、「万世一系」の継続した王朝です。明治以降でも憲法は変わっても立憲君主制の政体自体は継続してますし。 で、その「国」が軍隊を持っているという概念自体が、日本ですら当てはまりません。戦前の軍隊は天皇の軍隊という形式です。多くの共和国では、軍隊はその共和制の軍隊であって国民の軍隊です。ただしその「国民の軍隊」という前提自体が最近ではほとんどの先進国で崩れています--徴兵制を廃止する国が多いので。 もともと徴兵制というもの自体が歴史的にはとても短い期間しか存在していません。近代で思いついたのはフランス革命の時で、単に軍事力の確保だけでなく、階級に分断された社会の平等化によって国民を統合するために考えだされたもので、それ以前は戦争は基本的に「プロのお仕事」でした。
お礼
どこまでが日本かなんて意識しませんからね
- bonchin
- ベストアンサー率28% (7/25)
中国では、「中国人民解放軍」を呼ぶのが正式名称(のような気がします)。省略するときに単なる「解放軍」と呼びます。逆に「人民解放軍」はあまり言いません。
お礼
解放軍… なんか偽善者の匂いがする言葉だ
- pri_tama
- ベストアンサー率47% (678/1421)
出ていないようなので、 オーストラリア 何気に海軍(Royal Australian Navy, RAN)と空軍(Royal Australian Air Force, RAAF)は王立を冠すのが正しい呼称です。陸軍(Australian Army)は、連隊単位に王立を冠する物(王立オーストラリア連隊)があります。 英国系では創設時に王家の資金を名目的に受けて作成された物に王立(Royal)の称号を冠すため、海、空軍と異なり、連隊単位で部隊が結成される陸軍では、基本的には王立(Royal)の称号を冠しません。 ちなみに英国では現在でも、全ての連隊に連隊所有者と呼ばれる人物が指定され形式的な所有者とされます。 イラン イスラム革命防衛隊(普通の国の国軍に当たる「イラン・イスラム共和国軍」とは別に存在) イラク 大統領警護隊(ややこしい事に、当初は国軍にこの名称を持った部隊が存在していたのですが、湾岸戦争後に国軍とは別の組織「特別共和国防衛隊」が創設され、こちらを大統領警護隊と呼ぶように成っています。) イランやイラクの場合、国軍とは別に存在しますから、日本でも通常上記の呼称で呼ばれますね(マニア向けの雑誌だけかも知れませんが…。)。マスコミの呼称が国軍であるか否かであれば、正直ちゃんとルールがあった事に驚きなのですが…。
お礼
ややこしいですね それぞれを日本語訳しても正確に区別しづらいですしね
- ikegonomor
- ベストアンサー率38% (36/94)
> 内戦時は、国民党軍が「中国軍」で共産党軍が「人民解放軍」 いや、もう国共内戦中から、「国民党軍」対「人民解放軍」ですよ。もともと、中華民国が実質的に中国全土を統一できたこと自体が辛亥革命から2,3年とかそんなもので、軍閥割拠の状態ですから。 > ややこしいけど 辛亥革命から袁世凱大統領になって以来、国共内戦が共産党の全土掌握に終わるまでの歴史の異様なややこしさにくらべれば、マシです(^^;
お礼
中華民国も北伐の後ぐらいは 今の中華人民共和国ぐらい全土を統治していたと思ってた
- ikegonomor
- ベストアンサー率38% (36/94)
> 国共内戦があれば、なぜ人民解放軍と呼ばなきゃいけないのですか? 内戦のときには…というよりも内戦の以前から人民解放軍と国民党軍のどっちも「中国軍」ですから、区別のつけようがありません。 その習慣がそのまま残っているからではないですか? 世の中以外と、ただ「習慣」がそのまま残っているという以外に説明のしようがないことは多いですから。
お礼
内戦時は、国民党軍が「中国軍」で共産党軍が「人民解放軍」 内戦終了後は、共産党軍が「中国軍」かな ややこしいけど そうなると台湾に逃げた国民党軍が… ややこしいな
- Sasakik
- ベストアンサー率34% (1695/4882)
アメリカの州兵は州知事の指揮下・・・もっとも、戦時体制になれば大統領の式も受けることがあるから「国の軍隊」でも間違いないか。 で、 >軍隊のない国なんてあ~だこ~だと言う議論もあるくらいなので ですが、中国や北朝鮮は、国(政府)の上に党が存在する政治体制なので、これまた”我々の常識”と相容れないですな。
お礼
中国や北朝鮮の軍隊は「国軍」じゃないんだね 言われればそうだったと思い出すけど 普段はそんなこと意識しないからなぁ
- argue
- ベストアンサー率24% (63/260)
人民解放軍と言われる理由ですが、国軍ではなく中国共産党の私兵という理由もありますけど、単に「中国軍」と言うと台湾(中華民国)の軍隊も含まれるからです。 >自衛隊は外国で「Self Defense Force」と報道されてるのでしょうか? あくまで私の見た範囲ですが、「Japan Defence Force (JDF)」「Japan Self Defence Force (JSDF)」が混在している状態で、最近は後者が優勢ですね。特に強調されない限り、各国軍の英語表記は「国名 + Defence Force(国防軍)」となります。 陸自、空自、海自の場合でそれぞれ Japan Groundtime Self Defence Force (JGSDF) Japan Airtime Self Defence Force (JASDF) Japan Maritime Self Defence Force (JMSDF) となっています。 あと、余計ですが、イギリス軍は陸軍のみ「British Army」となっており、Royal が入りません。
お礼
台湾との関係か… でもそれなら 単に「中国」と言うと台湾(中華民国)も含まれるからです とはならないのかなぁ
- Bayonets
- ベストアンサー率36% (405/1121)
>中国軍だけ人民解放軍と報道されるのでしょう 近代国家の軍隊は名称はともあれ、すべて国家の軍隊です(国軍) 国軍はすべからく行動を起こす際には国家(政府)の命令で動きます。 しかし人民解放軍は形は中国共産党軍ですが、その実は毛沢東以来の地方軍閥の集合体です。 指揮系統もおのおの違い、中央政府のコントロールも及ばない部分も多々あるようです。 ※例・キラー衛星の使用による宇宙デブリの問題など 過去よりシナの軍隊は外国と戦うという任務より、国内の権力闘争の道具として重要視されてきました。第二次大戦後の周辺5族への侵略併合で外征軍として機能したくらいです。(シナ+5族=現在の中国) 世界が中国に対して抱く不安は軍部の統制が取れていない事実なのです。戦略核ミサイルの管理が政府に無く軍部にあるということです。 >自衛隊は外国で「Self Defense Force」と報道されてるのでしょうか? 正式にはその通りなのですが、通常はJapanNavy「日本海軍」JapanArmy「日本陸軍」などで通用しているようです。 外国から見れば軍隊以外のなにものでありません。 軍隊の指揮系統の有り方はかなり重要で、開戦したり、降伏したり、休戦したりを誰の許可で実戦部隊の指揮官が行うかが問題です。 このあたり中国軍は不明です。日本も戦前は上手く機能していたとはいえません。(憲法上すでに象徴であった天皇にありもしない統帥権があるようにしたてて実質軍部がコントロールしていました) 今の人民解放軍の実態はいくら装備が近代化されていても、実質軍閥の一種ですから一朝有事の際に政府のコントロールは効かないということなのです。
お礼
軍閥って… アフガニスタンみたいなの?
- Sasakik
- ベストアンサー率34% (1695/4882)
>我々の常識とは違うのですね 偏った(間違った)知識を常識と思いこんでいるだけですねぇ・・・まあ,世界の軍事の常識を判っている方が,この国では非常識ですけど(アタシ、自覚があります)。 そもそも,日本史を見ても世界史を見ても最初に組織的な軍事組織を編成したのは国家ではなく「宗教」です。 中世ヨーロッパに至っても十字軍は宗教を根幹とした軍隊です。 安直な「国家=軍」は常識とはいえませんね。 党の軍隊としては,北朝鮮労働者党の朝鮮人民軍がありますね。 ついでに言うと、人民解放軍も朝鮮人民軍も、陸軍という呼称はありません。というのも、どちらも根幹が陸軍なので、わざわざ特別な呼び方をする必要が無い という訳で・・・ また,フセイン時代のイラクの共和国防衛隊は,国軍とは別個に編成された治安局所属の部隊で,装備・待遇で優遇され,国軍以上戦闘力を持ち,激戦地に投入されていましたね。大統領警護隊に至っては,ティクリート周辺出身のスンニ派と、事実上、バース党の軍隊(というより、ほとんど大統領の私兵)の様相を呈していましたね。 国防大臣の指揮下にない軍事力を持った国は結構ありますよ。
お礼
朝鮮人民軍ってのもあったなぁ~ やっぱり国の上に党があるからかな
- obasan40
- ベストアンサー率30% (3/10)
人民解放軍のトップは全人代で決定されます。中国の国軍と言えると思いますが。(共産党独裁なので、大して差はないですがね。) やはり正式名称が「人民解放軍」というのではないでしょうかね。 話がそれますが、軍隊がデモの鎮圧に出てきたのは、中国だけではありません。 (だから良いという話ではなく、共産党軍じゃないから軍隊はデモの鎮圧に出てこないとは安心できないという話です。 独裁国家が多かった時代、反共防止法があるような国でも、軍隊はデモ鎮圧に出てきていました。最近映画化された韓国の光州事件、あれにも軍隊が出動しいます。ただし、韓国ではとっくに民主化がなされ、だからこそ映画化ができるのですがね。) 国外での「自衛隊」名称の報道のされ方ですが、 BBCではSelf-Defence Forcesであるようです。(リンク参照) 日本政府の発言内ですが、自衛隊と発言したのでしょうから、 自衛隊ならばSelf-Defence Forcesと訳すことになっているのでしょう。
お礼
正式名称なら誰も文句言ってこないしね 「軍」隊じゃないとか「北」朝鮮じゃないとか
- 1
- 2
お礼
言葉の壁は大きいですよね