- ベストアンサー
英語ができない生徒
塾講師をしています。中学2年生の生徒に関する質問です。 勉強ができない生徒です。テストで全科目とも、ほぼ10点~20点台くらいです。 特に英語がダメで、3点とか4点(記号問題が合っていただけ)で、事実上全くできません。でも塾にはサボらずに週2回来て(英語1回)、勉強します。塾では、やれと言ったことは一応やります(ただし、宿題はやりません)。 まずは単語と思うのですが、例えば「This(これは)」という単語1つを、書いたり発音したりして練習させます。でも、10回くらい書いても覚えられません。30分間練習させても、この1つの単語の「書き」も「意味」も覚えられません。 しかし、調子がいい時は1コマ(90分)の授業で、5個くらい単語を覚えられる時もあります。でも、次回にチェックすると1つも覚えていません。 文法、例えば「This is a book.(これは本です)」を徹底的に覚えさせようとします。でも、英文はおろか、和訳(日本語の暗記?)もできません。 正直、授業中は口数が少ない子なので(自閉症っぽい?)、「覚える気がないのか、覚えられなくて困っているのか」の判断がつきません。でも、休み時間は友達と普通に雑談しています。 他教科は、数学は計算だけなら100点中30~40点は取れます(文章題・応用問題は全くダメ)。国語は、小4までさかのぼったのですが、小4の標準問題で40~50点取れました。 私はこれまで、いわゆる「できない子」を教えてきた経験は少なくない方だと思うのですが、他教科はともかく、ここまで英語ができない子は初めてです。実はギブアップしようと思って保護者に話したのですが、生徒は「塾をやめたくない」と泣いて抵抗するそうです(勉強したい気持ちはある?)。親にも泣きつかれて決断できませんでした。 教育関係者の方、経験者の方、このレベルの子の英語学習に関する何かよい方法はあるでしょうか? もし、塾では無理だとしたら、どういった場を薦めればいいでしょうか? アドバイス頂けたら幸いです。
- みんなの回答 (9)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No.1とNo.4の回答をしたtaked4700です。 >フォニックスについては#1の方に どうやら、同一人物だと気が付いていただけなかったようですね。 どちらにしても、週一回、90分の集団での取り組みでは、普通は無理ですね。どうやら、講師ではなくて、経営者の方のようですから、保護者の方に見通しを伝えて、塾として料金を頂かざるを得ないが、個人授業を数ヶ月週3回のペースでやってみたいと聞いてみたらいかがですか? 具体的にどんな内容をやるのか、その結果としてどんな成果が期待できるのか、など、そう言うことを伝えて、話し合いをするのです。 日常の必要性がある漢字の読みとか計算はできるのですから、多分、ある程度、普通に能力のある生徒であるように、これまでの質問者の方の文章からは思えるのですが、どうですか。または、これらのことについて、保護者や学校の担任と話をされましたか? 確かに、中には学習障害といわれるような例もあるのですが、大概の生徒は個人的にやってみると、かなりの学習能力があるのが分かると言うのが自分の経験です。心が勉強に向いていない、最初から拒否反応を起こしている例がほとんどでした。質問者の方が、生徒のレベルがあまりに低いと感じていられるなら、学習障害の場合は、多分、学校の方で把握されていることでしょうから、まずは保護者の方に、そう言う可能性があるのかどうか、確認されたらいかがでしょう。はじめからやっても無駄だと感じていると、やれるものもやれなくなってしまいますから、そういう疑問の解消は大切だと思います。
その他の回答 (8)
- yukigle
- ベストアンサー率14% (9/63)
英語ができない生徒だからと、やたら学習に向かいがちになりますが、経済的・社会的に不安を抱え込み、身体的・精神的に不健康だったりします。 もしも、顔つきなど病的な身体的特徴があるなら、診断が必要かもしれませんが、勉強ができないのはバロメーターであって、プレッシャーを与えるのは逆効果になるので、健全な生活習慣の場をお薦めしたいです。
お礼
回答ありがとうございます。 実は、家庭での過ごし方に問題があるのは、認識しているのです。(ゲームばかりしている) ただ、その点は保護者に注意する以外には、打つ手がないのが実情です。 ありがとうございました。
ちょっと事情が異なるケースだと思いますが、先日、英語が苦手なグループに英語を教えることについてのQ&Aがありました。 ご参考になるかどうか。
お礼
回答ありがとうございます。 今回のケースとは別にしても興味深いやり取りですね。 勉強になりました。ありがとうございます。
直接の回答でないですが、中学時代塾へ通い、そこでしたことで今も覚えていることがあります。そこでは、例えば、英語のテストなら、全く初歩のA級から、最終のZ級までの,問題用紙が予め用意されていました。 できない人は、A級から始めます。答えあわせをします。全く間違えていなけれ次のB級に行くのでなく、その授業の間に再度A級の問題を解きます。ここでも正解をすれば、初めて次のB級へ移ります。そして、最後はZ級へ行くわけです。 今回の相談は、このようなこと以前の問題かとは思いますが、多少なりとも参考になりましたら幸いです。ちなみに、私は、Z級までいけませんでした。たとえば、ピリオドが抜けていたら、再度やり直しをされました(今でもよくミスをしますが、...)。この勉強を通じて、勉強における進捗というか達成感は多少なりとも得られるような気がしました。
お礼
回答ありがとうございます。 勉強で達成感を味わえると、伸びるきっかけとなりますよね。 この子の場合、アルファベットを何とか覚えさせた時、そのまま進んでくれると思っていたのですが… 根本は英語(というか勉強全般)が嫌いなところにあるようなのですね。 ありがとうございました。
- goodaymate
- ベストアンサー率0% (0/1)
一つの意見です。(私が実践した例) 教科書の音読をやってみては、いかがでしょうか。単語の書き取り、意味、文章の訳など 一切やらずに、ひたすら、音読(大きめの声)をバカみたいに繰り返す。ある程度、英語っぽく読めるように、最初は、一緒に読んであげたり、発音を直したりして、まぁまぁ英語っぽく読めるようになったら、後は繰り返すだけ。理屈や難しいことは、抜きにして、単純なことを繰り返す。そうして、上手に読めるようになってきたら、心から誉めてあげる。 この方法で驚くほど のびた中学生がいました。 英語を専門分野として習得するのでなければ、意味など考えず、まずは、読んで覚えて、その基礎ができて、興味がわいたら、意味を少し教えるくらいで、十分だと思います。日本語を習得するように、繰り返して 覚える。
お礼
回答ありがとうございます。 教科書の音読というレベルではないのですが、「This is a book.」など、短文の音読暗記はやらせようとしています。ただ、大きな声は出さない子なのです。呟くような声しか出しません。何と言っても、出さないものは出しません…そのせいでしょうか、やはり全く覚えられません。 ありがとうございました。
- taked4700
- ベストアンサー率37% (777/2050)
塾の経営者の方なのですか? 英語に関しては、もう少し詳しく書くと、次のようなことができるはずです。 1.アルファベットのカードを作る。その上で、f、l、m、n、s、xのカードを見せて、共通の音「エ」の存在に気づかせる。気づかなくても、こちらから、「エ」が共通していることを言い、それに納得していければ、十分に成功。同様なことを、他の子音字についても行う。b、c、d、g、p、t、v、zについて、「ィー」が共通とか、ともかく、アルファベットの読みを通じて、母音と子音の区別を理解するようにする。 つまり、f-「エ」=fの発音 のようなことを理解するようにする。 2.それができたら、口の形とそれによって作られる音の関係に進む。ある一定の音は、ある一定の口の形によって作られる。これも、アルファベットのカードによって、繰り返し、音を出すことによって理解するしかない。ッこの部分は、表音文字と言う意識の基礎なので、意外と重要。BOXと言う単語が、Bと言う子音とOと言う母音とXと言う子音によって出来ていることを、理解するための基礎なので、文字と口の形の関係をある意味、こじ付けでもいいから意識させることが重要。Bになるのは上下の唇を使って出す音だから、唇を横から見た形になっているとか、Oは口を大きく開けた形だとか、Xは、のどの奥で舌の根元とのどの奥が互いにくっついて音を出していることを表すとか、そう言った、理解のために思考を引っ掛けて釣りあげるための針のような役目をする説明が必要。 3.単語のカードを作る。カードはみな、A4とかB4の印刷用の紙にマジックで書いて作る。または、レポート用紙を使ってもいい。まずは、同じ子音字で始まる単語を作り、同じ文字は、同じ口の形、同じ音を表していることを確認。bed,back,but,buss,bathなどがやりやすいはず。子音字が終わったら母音字に入る。このとき、母音字が長く読まれるか短く読まれるかの違いをNo.1の回答で書いた規則を使って説明する。pet,set,get,ten,redなどで、短母音の練習とかをやる。(カードは、結構消耗するものなので、使い捨てのできる紙で作るといいと思います。ただ、これも考えようで、最初からいい紙で作り、何年間も使いつづけると言うやり方もあります。)以下、like,five,bike,dice,wife,pipeなどのカードを使ってやる。 4.カードを使って読みの練習をやり、ある程度の単語が読めるようになったら、書く練習をやる。これも、最初は、母音と子音の区別を中心にする。 5.具体的には、アルファベットを共通する母音別にグループ分けさせるとか、「エ」と言う音がある文字に丸をさせるとか、が最初の作業。 6.三文字の単語で、一文字分が空白になっている問題を作り、発音を聞きながら、その文字が何かを書かせる。同様に、4文字で、母音字を長く読む場合についても、一文字文が空白になっている問題をやる。多分、ここを乗り越えられるかどうかが鍵で、できれば、保護者の方の力も借りて、家庭で保護者の方が読んであげて、お子さんが問題を解くと言う形ができればいい。 7.3文字、4文字を書く練習をする。単語別に、5回から10回書いて、ちゃんと書けたかどうかを評価する。これは、書いたものが成果として残るので、ある意味やりやすいはず。それで覚えられたかどうかはあまり気にしない。多分、多くの人が、10回、100書いても単語を覚えられなかった経験をしているはず。 8.今までの繰り返しをする。アルファベットの読みから繰り返す。時々、生徒の理解度を試すために、簡単なテストをやっても良い。ただ、やったことに対してその直後にテストをすること、そして、確実に理解出来ているはずと感じた時に、理解出来ているはずのことにのみテストをすることが必要。 9.記憶の構造についての話をする。記憶を建物に例えて、人間の記憶は大きな沼地のようなもので、色々なものをその沼地に埋め込み、初めてその沼地の上に建物が顔を出す。簡単に埋め立てができるのは、その沼地が小さいから。簡単に埋め立てができないのはその沼地が大きいからなので、建物が顔を出したら、その建物はとても大きくなる。または、登山に例えてもいい。この山はどうなっているのか、それを知るためには、地下深くの構造を知る必要がある。でも、地下深く掘っていっても、それは、際限がない。山を登る必要もあり、なぜそうなっているかを徹底的に探るだけでなく、それらを応用していくことも大切、などのこと。 以上のことを、週に3回以上、各30分から1時間できれば、多分、3ヶ月もあれば見違えるように単語の読み書きができるようになるはずです。 塾としての経営が大変でしょうが、こう言う個人的な対応が可能なのも、小規模な塾であってこそなので、ここでの対応が、塾の評判が上がる機会になるかもしれませんね。
お礼
回答ありがとうございます。 フォニックスについては#1の方に教えて頂いた方法と併せて、上手く指導に取り入れられないか考えてみます。 ただ、回答者の皆様が考えているレベルと、当該生徒のレベルに差があるような気がするのですね… 「he、ヒィ、彼は」の1語を何時間かけても覚えられない子に、母音と子音の区別が理解できるのでしょうか? そもそも母音を覚えられるのか…。そして、英語の授業は週に1回(90分)しかないのです。 ありがとうございました。
- niyanko
- ベストアンサー率33% (1/3)
私は多少塾または家庭教師等の経験があるのですが、実際に拝見している訳ではないので良くは分かりませんが、その子は塾に来るのが好きで,ある意味その子の存在している場所だと思います.他の話には乗ってくるけど,英語はちょっと、というのは英語を覚えさせようとするからです.まずは,想像ですけど寂しいのだと思いますので、遊んであげることです.中学2年だからといって相当する教材を選ぶのではなく、英語で書かれた童話の本とか英語を使ったゲームソフトなど,その子の関心のある話題から教材を選んでみて,勉強する姿勢からはなれて遊びの姿勢で取り組まれたらいかがでしょうか? 過去に,塾で見放した生徒を教えた経験がありますが,その子はスローペースで進んでいきました.その子は英語を学習したい意欲があったので,スローペースながらも進みましたが。しかしあなたの担当している生徒さんはどうもそうではないようです.話し相手をしてほしいだけなのではないでしょうか?逆に言えば、英会話という方法もあります.簡単な英語を話すのはいかがですか?書けなくても話せれば,やる気も出るでしょう.ご参考までに。
お礼
回答ありがとうございます。 仰る通り、声を出しての英会話、こども英会話のように体を使った英語学習は有効ではないかと思うこともあります。ただ、人手が少ない学習塾なので、この生徒のためだけにそのような対応をする余裕がありません。となると、それが出来るスクールか家庭教師に、となってしまうのですが…親と本人が希望しません。また、他の真剣に勉強している生徒もいる空間なので、勉強する姿勢からはなれて遊びの姿勢というのも、ちょっと… 難しいのですが、アドバイスありがとうございました。
- a_fine_day
- ベストアンサー率25% (4/16)
とても誠実な先生でいらっしゃるのですね。先生からそんなに心配してもらって、その生徒さん幸せだな、と思いました。 phonixとかアルファベットの読み書きとかの技術的なことに関してはもう書かれていましたので、それ以外のことでアドバイスさせていただきたいと思います。 >生徒は「塾をやめたくない」と泣いて抵抗するそうです< 友達と一緒でいたいのか、あるいは勉強したいという意思が心の奥にあるのか、分かりませんが、どちらにしても塾に来て勉強するということがこの生徒にとってとても重要なことなのだと思います。 先生もこの生徒さんにだけ関わっているわけにもいかないでしょうから、ハードルをぐっと下げて、学習能力のことはいったん頭から離して、とにかく毎回真面目に来ている、ということだけを心から喜んであげて褒めてあげて、後は神様に任せるくらいに気持ちでおられたら良いのではないかと思います。 エジソンも小さい頃は学習面で先生から見放されるほどだったといいますし、これからその生徒さんの人生がどんな方向に開けていくか神のみぞ知るだと思います。今のところは、とにかく一つでも出来たこと、覚えられたことを褒めて励ましてあげる、ということがその生徒さんが自分の未来を開いていく大きな力になることと思います。 この塾に来るよりもその生徒さんにとってもっとふさわしい学習の場が在るのではないかとご心配されているのでしょうが、そのお子さんが来たいと望んでいて一応真面目に授業を受けている限りは、学習能力を心配するよりも、「この時間は必ず何かの形でこの子の役に立つのだ」という先生の信念が、プラスに働くのでは、と思いました。
お礼
回答ありがとうございます。 大変温かいお言葉に感激いたしました。 ただ、塾も民間企業なので、やはり問題もあります。 詳細に関しては恐縮ですが、最後の方のお礼でまとめてご説明させていただきます。ご無礼ご容赦ください。
- taked4700
- ベストアンサー率37% (777/2050)
発達心理に関してあまり知識がないのですが、英語学習に関してある程度お役に立てると思います。 1.多分、知的な能力の障害があると言うことではなく、単に、遅れ、または未発達が目立つと言うことではないでしょうか。幼児期に、親にかまってもらえないと、情緒的な安定性が失われ、結果として、落ち着いてものを考えると言うか、ものを理解していくと言う「行動」が取りにくいと言う傾向があるはずです。 2.落ち着いてものに取り組むと言う「行動」がとれないまま小学時代を迎えると、授業ではお客様になってしまい、教科書に書いてあることや教員が言っている言葉などは、全て、個人的に意味のあることばではなくて、単に何かの記号としか感じられなくなるはずです。数学の計算や漢字の読み書きがある程度できるのは、生活の中で、意味のある行為としてある程度の計算や漢字の読み書きが体験できるからでしょう。 3.アルファベットは、そう言ったものに比べるといっそう日常生活とは隔たった世界のものですから、「覚えられない」というよりも、英語そのものの意味、つまり、自分の生活に役立つものであり、覚える価値のあるものだと言うことを実感できないのではないでしょうか。英語、または、アルファベットそのものが、何か自分とは離れたどこか遠くにあるもので、ひらがなやカタカナとは違う、漢字とも違う、なんだか訳のわからないものと言う意識があるのではと思います。 4.ですから、多分、最初は、個人的にいろいろな話をしてみる、関係性をともかく作ると言うことが重要なはずです。自分には価値があり、しかも、立派に生きていくと言う価値があるのだと言う感覚と、世界は面白く、自分が手を伸ばして触ることができ、互いに影響を与え合える存在なのだという実感のようなものが多分、必要なのです。そのためには、ともかく、相手に興味をもって接することが必要。機会を見つけてともかく声をかけて、何らかの会話をすることがいいはずです。 5.3*2=6が、3が2つあって、実際に数えると6になると言うような、考えると言うか、理解すると言うか、そう言ったものの手がかりが必要なのだと思います。そのためには、多分、上とか下と言う漢字の意味、つまり、基準線があって、それから上に線が伸びているから「上」、下に伸びているから「下」とか、そう言ったことをまずやる。多分、これも、集団でやるのはあまりよくなくて、できれば、個人的にやるのがいいはず。 6.英語については、まずは、アルファベットの読み書きですね。それができたら、文字とつづりの関係をやる。フォニックスというものが英米の小学校で使われています。以下、その簡単なものを紹介しておきます。 (1).つづりと発音の関係: つづりを覚えるのは、次のような法則を知っておくととても楽になります。これは、以前、定時制に勤めていた時に作ったものです。 1.文字は2種類ある。一つは母音を表す母音字でA, I, U, E, Oの5文字しかない。もう一つは子音字でアルファベットから(母音字)を除いた残り全部を言う。 2.母音とは、口を自然に開いて、唇とか舌とかのぞを使わずに、自然に出せる音のことを言う。「ア、イ、ウ、エ、オ」のような短い母音と「エィ、アィ、ユゥ、イー、オゥ」のような長い母音の2種類がある。つまり、基本的に、母音字は、それぞれ、これらの短い音と長い音の二通りの発音を、持っている。ここが、ローマ字と英語の文字の読み方の違う点です。 なお、u は、短い読み方は「ウ」よりも「ア」のほうが多い。cut:「カット」, bus「バス」など。それから、aとuでは、口の開きの大きさが異なる。aのほうが口が大きく開き、「エア」のような音で、Japan:「ジャパーン」の panのような音。uは、日本語の「ア」とほぼ同じ。 3.子音とは、口の色々な機関、例えば、舌、唇、歯、喉などを使わないと発音できない音のこと。基本的に、子音字が表す子音は、そのアルファベット読みから母音を取り去った残りの子音になる。例えば、f、l、m、n、s、xのアルファベット読みはどれも、「エ」という母音が共通していて、それぞれの文字のアルファベット読みから「エ」を取り去り、残った子音がそれぞれの子音字の表す子音となる。だから、基本的に、子音字は一通りの読み方しかない。(「ぃー」が共通している文字も多くあります。b、c、d、g、p、t、v、zです。同様に、「エィ」が共通している文字は、h、j、kです。) なお、2と3が、ローマ字が「か」ka のように、二文字になる理由。 4.母音字が二通り、子音字が一通りの発音の仕方があるので、英単語の読み方で困るのは、母音字を短く読むのか長く読むのかの判断である。 5.dog, cat, pet の様に、子音字+母音字+子音字 の並びの時は、母音字を短く発音する。これは、二つの子音字に挟まれて、母音字が圧縮されているとイメージすればいい。母音字1個に対し子音字2個で、1対2で、母音字が負けて圧縮されていると思えばいい。(少数ですが例外があります。cow,howなどです) 6.cake, five, codeのように、子音字+母音字+子音字+eの時は、母音字を長く発音する。これは、eが母音字であるため、子音字2個、母音字2個の同数なので、数の上で勝ち負けなしとなり、母音字は圧縮されない。これは、e が自分は発音しなくていいからもうひとつの母音字を長く発音してくれと言っているようなもの。 なお、これには、have,come,liveなどの例外があります。ただ、例外は日常的に非常によく使うものに限られます。そうでないと、例外的なものを覚えていられないからだと感じます。 7.desk, test, pass の様に、子音字+母音字+子音字+子音字のパターンの時は、母音字を短く発音する。これは、子音字が3個に対し、母音字がたったの1個であるので、母音字が子音字に圧縮されて短くなるとイメージする。 これも例外がある程度あります。kind,find などです。 8.boat, read, coat の様な子音字+母音字+母音字+子音字のパターンの時は、母音字の一方だけを長く読む。もう一方のほうは読まない。これは、次のように考える。つまり、母音字と子音字の数が同じなので、互いに勢力が等しい。よって、母音字は圧縮されないということ。これにも例外が有る程度あり、out の「アゥ」とか、August の「オウ」などです。outの応用は数多くあり、about,shout などです。 9.アルファベットの読みに無い音は、近い口の形を持つ文字を二つ組み合わせて表現する。thank のth, out のou など。子音は子音字を、母音は母音字を組み合わせる。 日本語でHokkaidoと言う時と、hokaidoと言う時ではhoの部分を強く言えるかどうかの違いがある。日本語は高低アクセントだが、英語は強弱アクセントになるので、Hokkaidoのように、子音字二つでためを作り、その前の母音を強く読ませる形が多い。これについては、スポーツ観戦で「日本」を応援する時の言葉でも説明できます。nihonとはほとんど言わずに、 nipponといいますよね。これは、nipponのほうが強く言えるからです。「イ」の音を強く発音するには、nipponと言うしかないわけです。 名前動後。つまり、名詞のアクセントは前、動詞のアクセントは後ろ。これは、動詞の過去形などが語尾変化により作られるので、語尾の方を強くはっきり言う必要が生まれ、それと区別するために名詞は前を強く言うようになったため。一番簡単な例が、同じ語が名詞と動詞でアクセントの位置が変わるrecordの例です。ただし、似た単語でreportは名詞動詞ともに後ろにアクセントです。 長い単語は、短い単位に分けて、考える。enforcementは、en-force-mentとなる。
お礼
早速の回答、ありがとうございます。 ご丁寧な説明、深謝申し上げます。 >英語そのものの意味、つまり、自分の生活に役立つものであり、覚える価値のあるものだと言うことを実感できないのではないでしょうか。 そうだと思うのです。授業が終わった後、夜遅くまで残して「英語」とか「勉強」の話をしたこともあるのですが、そういう状況では全く無反応になってほとんど口を利きません。部活の話とかすると乗って来て、笑顔で「がんばる」とか言うのですが、だからと言って学業の方は改善されません。 フォニックスについては、頭にチラリとあたのですが、「He」の発音を1年かけても覚えられない子に、どう教えるのか…(アルファベットの1文字づつは書けますし、発音できます) なにぶん民間の学習塾ですので、この子ばかりにエネルギーを注ぐと、他の生徒が指導できなく、塾は潰れます。学生バイトに1対1で指導させたこともあるのですが、学生には無理でした(音を上げました)。 どこか良い教育機関はないですかね…
お礼
重ねての回答ありがとうございます。 No.1とNo.4、同一の方とは気付かず、大変失礼しました。 生徒の保護者とは既に何回か面談をしています。学習障害に関しては、その可能性はあると個人的には思っています。ただ、小4の国語とか計算は出来るので、仮に障害があっても重度ではないと思います。 でも、障害うんぬんに関しては、塾から保護者に話すことはできません。専門家でもない塾講師が親に向かって「お宅の子は学習障害じゃないか」と言えば、トラブルになりかねません。学校では「単なるナマケモノ」と見なされ、「見捨てられている」(同級生談)そうです。公立の中学校なんて、そんなもんです。 フォニックスについては、どう応用するか試行錯誤を始めました。ただ、厳しいな、というのが今のところの実感です。 やはり、最終的には実情を踏まえた決断をするしかないようです。 いろいろ教えて頂いて大変勉強になりました。ありがとうございます。
補足
皆さま、回答ありがとうございました。 問題解決につながるかは別にしても、大変勉強になりました。 当該生徒ですが、できればこのまま面倒を見てあげたいのですが、民間学習塾ゆえの悩みもあります。塾業界はチラシを10万枚まいても反応が1、2件という世界で、生徒募集の大きな部分は口コミに頼っています。 生徒ですが、今は中2の初めですが、やがて高校受験がクローズアップされてきます。その際に成績が大きな問題となります。 「何? 英語が3点? 塾に通いなさい。えっ、もう通っている? どこの塾だ!」 という会話が、親と知り合い、親と学校教師の間でなされ、近所に噂が広がります。その「マイナス宣伝効果」は、チラシ10万枚の比ではありません。(悪い噂は野火のように広がります) これは想像で言っているわけではなく、過去に実際に似たようなことがありました。その時は生徒がジワジワ減って、塾はかなり危ない状況まで追い込まれたのです。 塾に通っても成績が伸びない子はいますが、1年以上通って「英語3点」は極端すぎるのです。学校・家庭・塾の3者のうちで、成績に関して1番責任を求められるは塾というのが実際です(当然かも知れませんが)。 なので、夏休み前の成績で最終的な判断をすることにします。それまでは、皆さまに教えて頂いたことを参考にして全力を尽くしたいと思います。 ありがとうございました。