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作用反作用について
「クイズで学ぶ大学の物理」(飽本一裕 著)という本ですが、読んでいて、作用反作用にまつわることでおかしいと感じる部分があります。 ・相互作用する(注:作用反作用のことらしい)2つの物体が、静止しているか等速運動しているなら、それらに働く力は互いに逆向きで大きさが等しいのです。・・・・P.66 ・壁が押す力が作用力である場合、壁から押し返される力が反作用力ですね。その合力が0でない場合、壁は動くか、さもなければ崩れます!・・・・・P.66 これらは明らかにおかしいと思うのですがいかがでしょうか。著者は、加速系では作用反作用が成立しない、また、作用反作用が がつりあったりするかのように考えているように思えます。 いかがでしょうか?
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>2つの物体が、静止しているか等速運動しているなら、それらに働く力は互いに逆向きで大きさが等しい これは一つの物体についていう事柄で、「(二つの力を受けている)一つの物体が静止しているか等速運動しているなら、それに働く(二つの)力は互いに逆向きで大きさが等しい」とでもいうべきでしょう。 >壁が押す力が作用力である場合、壁から押し返される力が反作用力ですね。その合力が0でない場合、壁は動くか、さもなければ崩れます 作用と反作用はそもそもはたらく物体が違うので、「合力」などを考えることができません。 この著者は、「つりあいの2力」と「作用反作用」の区別が付いていないようで、高校レベルの知識がありません。その本は相手にしない方がいいでしょう。
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- Meowth
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あえていえば 相互作用する2つの物体が、静止しているか等速運動しているなら、それらに働く力は互いに逆向きで大きさが等しいのです。 はまちがってはいない。 AならばB という命題は Aでないときにはなにもいってないのだから 加速系で成り立たないとはいっていない
- fine001
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元々の質問に関しては#1様のおっしゃる通りです。 「物理学者の砂川さん」とは、砂川重信氏のことでしょうか? 「理論電磁気学」を引っ張り出して見ました。定常電流間に働く力について、アンペールが作用反作用の法則を満たすべく四苦八苦した旨記述があります。また、ローレンツ力による点電荷間の力に関しても、作用反作用の法則は成立しないが電磁場の運動量を考慮すれば成立することを論じてあります。第2章§5
補足
物理学者の砂川さんによると、電場においては、作用反作用の法則の敗れるときがあるとのことですが、ご存知の方、こちらも教えてください。