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雑味ってどういう意味でしょうか?
先日ビールのCMを見ていたら 雑味 を取って・・・とかなんとか言っておりました。 で ふと 最近 料理とかお茶とかで聞くこの言葉 どういう意味なのだろうと思いました。 家族に訊いてみてもきちんと説明できる者がおらず また辞書を引いてみても出ていません。検索をかけてもはっきりした意味がわかりません。 そこで ずばり 「雑味」 とはどういう意味なのでしょうか。
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こんにちは。再びNo.1です。追加のご質問に回答させていただきたく思います。 まあ、同業者様なんですね。偶然ですが、わたしも、会話ではありませんが、英語講師をしたことがあり、その後通訳・翻訳の勉強をし、今はフリーで翻訳の仕事もしています。しかし、食物はわたしの専門ではなく、今まであまり味の表現につい、あまり深くあるいは細かく考えたこともありませんでした。 ご存知のようにここアメリカでは、日本と違いだしをとってうまみを出すということもしませんし、大雑把な味が多いです。表現するときも、よく使われるのはhot, sweet, spicy, salty, rich,...などかと思います。 この「雑味」という言葉は非常に日本的で、「わび」「さび」に似ているという感じがします。わたしもこの「雑味」というのは、飲み物や食べ物により異なり、一様ではないはっきりどういう味と言えない、だからこそ「雑味」と言うのだと思います。 前置きが長くなりましたが、新たなご質問についてですが、自分で考えたあと、大学で英語を専攻したアメリカ人の夫に聞きました。 で、やはりおっしゃるように、日本語の「雑味」(特に不味さにつながる場合)に該当するような1つの単語でその意味合いを含む言葉はなく、「苦い・渋い・(味が)強い」などの意味を表す bitter, acrid, stout, そしてお書きいただいた astringent などからそのときの味に最も適切と思われる表現を選ぶということになるようです。 スープについてですが、一点説明不足でした。わたしが見たサイトは、ラーメン屋さんのスープに関しての記述でした。スープ一般に当てはまることでしょうが。 で、スープの「雑味」のようにいろいろな食材が混合している場合の表現には、 melange(ご存知のようにこれは形容詞ではなく名詞ですが)が適しているということです。(お書きいただいた full-bodied あるいはrich などでもスープの味は表せるでしょうが、いろいろな食材が混合したという意味合いは薄いですよね。) お役に立てば幸いです。
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ビール会社所属の研究所の人たちに直接聞けば、当然、雑味成分の正体は把握していると思います。 (どうやら、雑味の正体は、植物に由来するタンパク質やポリフェノールのようです。概ね、苦かったり渋かったりしそうな感じですが)
お礼
ご回答ありがとうございます。 はい 私もそう思います。ただそれは企業秘密でしょう。お客様センターの人はそういう問い合わせの際の模範解答を読んでいるような感じでした。 ただ 私が知りたいのは 雑味 の成分ではなく 雑味 の意味なのです。 なにをもって雑味というのか その定義がしりたいのです。 お茶かコーヒーかビールかなんなのかわかりませんが どうも最初は業界用語だったような気がします。 それがなんらかのきっかけで広まり 意味をきちんと把握せずに使っているのではないかと思うようになっています。 そんな言葉って 結構あるような気がします。日常の言葉の中に。 この言葉もそのうちにそういう言葉の中に埋もれてゆき その内 広辞苑にみんながひろく使う「意味」で 意味が載る ということになりそうな気がします。 でも 不思議ですね。日常的に耳にして なんとなく使っている内にわかった気になるのですから。 ご回答ありがとうございました。
No.3です。 >ビール コーヒー お茶 それぞれの雑味ってそれぞれ違うのではないでしょうか。 もう一度考えてみました。たしかに雑味成分は1種類ではないと思います。 言うなればビタミンのようなものだと思います。ビタミンA、ビタミンC等、生命維持に必要な有機化合物を総称してビタミンといいますが、それぞれのビタミンは性質が全く違う別の物質です。 同様に、本来の目的の味を出すのに貢献しない味成分のことを総称して雑味といい、実際のその雑味の成分はスープ、ビール、お茶などの種類によって異なるのではないでしょうか。
お礼
再度のご回答ありがとうございます。 わざわざお考えくだすったのですね。ありがとうございます。 そうですね。先の方のお礼にも書きましたように 雑 という漢字そのものが曖昧で主観的概念でのみ理解しうるもののように思います。 つまりご回答者様の 雑 の概念と 私のそれとでは明らかに違うと考えます。 これはあるビール会社の商品のキャッチ・コピーですが 他社の考える雑味というものはひょっとしたら違うかもしれないと思うにいたりました。 で そのビール会社のHPにその意味が載っているかと行ってみたのですが見つけることができませんでした。 週末で会社は休みですので その会社に訊いてみるのが一番良いと思い月曜日に電話をかけてどういう意味なのか尋ねてみようと思っております。わかりましたらこちらの補足をお借りして報告させていただくつもりでおります。 また ご回答の最後の2行のご考察につきましては私もほぼその通りではないかと考えるにいたっております。 どうもありがとうございました。 もうしばらくの間 この質問は締め切らずにおりますのでまた今までにご回答をくださったかたも含め どなたか何か考えつかれたことがおありでしたらご回答をいただけると嬉しいです。
補足
このビール会社に電話をして訊いてみましたところ 曰く 雑味がない=後味がすっきりしていること クリアな味 なのだそうです。 大分突っ込んで質問したみましたが どうやらそんな深い意味なぞ考えずに使ったようですね。 何かの成分そのものを指して使ったわけではないそうです。 何の解決にもなりませんでした。 もうしばらくの間 この質問を開けておくつもりでおりますので ご存知の方がいらっしゃいましたら ぜひご回答くださいませ。 よろしくお願いいたします。
雑味を直接感じる方法ですが、鍋をする時にアクをとりますよね。 そのアクを直接、口に入れてみてください。 (ただし、牛肉、豚肉のアクは機械による粉なので、これは別です) もう一つ、えぐいという表現。生のタケノコを茹でずに、焼いて食べてみてください。(地上から出ていなくて、掘って1時間以内のタケノコは別です)
お礼
アクですか 口に入れたことありますが・・・ あれが雑味ですか? ビールとかコーヒー等にあんな味がまざっているのでしょうか。 つまり アク のことなのでしょうか。 わからなくなってきました。 筍の方はわかります。今は大抵アク抜きしてありますし どうしてか生からアク抜きをしても失敗しませんが 昔の筍はなんだか味が濃くて山から取って来たものを母がアク抜きして 時々失敗していましたので えぐいのはわかります。あれが えぐみ ですよね。 ただ 私は広辞苑の字義 のどをいらいらと刺激する というのが なんとなくビールの雑味には合っているような気がするのです。 思いますに ビール コーヒー お茶 それぞれの雑味ってそれぞれ違うのではないでしょうか。 皆様にご回答をいただきまして だんだんそう思うようになってきました。 ご回答どうもありがとうございました。
- jo-zen
- ベストアンサー率42% (848/1995)
以下のURLを参考にしてみてください。 http://www.ttsm4.com/imosyoutyuu01-100.html http://textlife.tea-nifty.com/cha/2008/01/post_2370.html いずれにせよ、「これが雑味」と定義できるものはないと思います。雑味を旨味と感じる人もいるのですですから。「うまみ」の対義語として使われているのでしょうが、例えば100人中95%がうまいと認めるならば、まあそう言っても差支えないと思いますが、ビールは好みが分かれると思うので、ビール会社は何%うまいと感じるよう味をきめてるんでしょうかね? かなりアバウトだと思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 行ってみました。特に下のはどなたかのブログですね。コメントが面白いです ホントに。結局 わからないのですね。誰も。 で 方々で使われているとなんだかわかった気になったりして 美味しい と言う代わりに 雑味がないなぁ このビール とかいったりしちゃう人もいたりして・・・ 最近聞かなくなりましたが えぐい という言葉があります。 私はあれに似たものかなって感じがしています。 因みに広辞苑をひくと えぐい は あくが強く のどをいらいらと刺激する味がある と書いてあります。 のどをいらいらと刺激する味 って表現が言いえて妙で面白いです。 私は コク とか キレ とかもよくわからなくて これってコクがあるなぁ うん あるある これってキレがいいよなぁ うん いい いい とかいう会話を耳にすると なんだか 本当に理解しあっているのだろうか と不思議に思います。まぁ ビールが好きではないせいかもしれませんけれどね。 コクの方は 味の深み みたいなものなのかなという感じはしますが。。。 どうもありがとうございました。
- keepfaith
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こくにちは。わたしはアメリカに住んで3年半になり、あまりその言葉を耳にしたことがなかったのですが、興味を持ち、インターネットで調べてみました。 で、大きく2つの意味があることがわかりました。1つは「渋味や雑穀臭」あるいは「クセ」というような意味で不味さにつながるということです。お茶やビール、コーヒーなどに関して「雑味のないすっきりした・・・」などという表現がされるようですね。 もう1つは、スープに関しての記述で、「いろいろな食材の混ざった味」というような意味で、スープにはこれが欠かせないとありました。美味しさにつながるということですね。 ご質問のおかげで勉強になりました。 お役に立ちましたでしょうか。
お礼
遠いアメリカよりのご回答ありがとうございます。 わざわざお調べいただきまして 重ねて御礼を申し上げます。 そうですか。ネットに載っておりましたか。私は検索の仕方が下手ですね。お手数をおかけしました。 二つの意味があるのですね。なるほど。。。スープには雑味が必要なのですか。存じませんでした。 相反する二つの意味ですね。 一方は 不味さ に繋がり 一方は 美味しさ に繋がる ふ~む 英語には存在する表現なのでしょうか? 多分言い方を変えなければならないと思うのですが 実は私は元英会話講師で通訳もしておりましたが幸か不幸かこの表現を使う機会がありませんでした。勿論これからそういう表現が存在するのか 或いは それを英語で言うとどういう風に言ったら通じるかは自分で調べたり考えたりするつもりではおりますし また本当にわからなければ英語カテで質問を立てるつもりですが 何かのご縁ですのでもしご存知でしたらアメリカでの表現を教えていただけると大変助かります。 ちょっと考えたのですが スープの美味しさは full-bodied で如何でしょうか。ただビールとかの飲料については どうなのでしょうね。 astringent という言葉がありますが slightly bitter but fresh という意味ですし・・・漢字は表意文字ですので熟語になりますが どうも英語にすると長い表現になりそうな感じがします。 ご回答たいへん参考になりました。こちらこそおかげさまで調べる新たな課題が出来て嬉しく思っております。
お礼
こんにちは。再度のご回答ありがとうございます。 不思議なご縁ですね。またご回答いただけて嬉しいです。 あの後 ちょっと「雑」という言葉の持つ意味について考えてみました。この言葉って よく考えると曖昧模糊としていて それを使う人によって少しずつニュアンスが違ってくるような気がします。 つまり 主観的 とでも言った方が良いような言葉 でしょうか。 たとえば なにか仕事をしていて自分は一生懸命丁寧にしていても 雑な仕事をして と咎めだてされたりすることがあります。 この場合 している側は「丁寧」 でも 見る側からは「雑」です。 それだけ曖昧な概念の漢字です。 雑用 雑費 雑念 雑多 粗雑 複雑 雑種 混雑・・・・この言葉はすべて使う人の主観によってその字義が決まってくるような気がします。 雑種 も と思われるかもしれませんが この言葉を軽蔑的に使う人にとりましては 例えば犬でも雑種と十把ひとからげ です。色々な子がいるのに・・・ 雑にはいろいろな意味がありますが ここは 余計なもの と考えるのが妥当かな と今までのご回答では考えております。 なんだか以前何かのCMでは 余計なものがない とかいう味表現をしていたような気がします。つまり純粋に美味しいと言いたいのではないでしょうか。 ビールにつきましては別の方のお礼に書きましたように のどをいらいらと刺激する味 を雑味と表現したのではないかと勝手に考えております。本来は「えぐい」の字義ですが 字義なんて学者が勝手に決めたものです。(学者さんごめんなさい) 確かに私は日本のビールに関しましては こういう「刺激」があり好きではありません。イギリスで飲むビールは美味しいですが。気候の違いからくるものかもしれません。 お茶の 雑味 コーヒーの 雑味 につきましては 自分なりの定義がまだ決まっておりません。ただコーヒーにつきましては 焙煎時に下手をするとゴミ臭くなることがあります。ひょっとしたらあれかも・・・と考えております。 いずれにしましても これを英語に直すのは難しいですね。one word というわけにはいきません。国語カテにもかかわらず丁寧な英語表現のご回答をいただきまして誠にありがとうございました。 とても参考になりました。 ご主人様にもお世話になりました。どうぞよろしくお伝えくださいませ。ありがとうございました。