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CFRPのプリプレグの成形について

CFRPのプリプレグの成形法について質問します。 プリプレグは樹脂が半硬化の状態であると本に書いてあったのですが、 どのようにして、半硬化の状態で反応を止めているのですか?

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  • polymer1
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回答No.1

簡単に言うとハンドリングが楽になる様にです。 ご存知のように、CFRPに主に用いられるエポキシ樹脂は、常温では、やや粘調な液体ですが、硬化を開始させると一時的に非常に低粘度な状態を経由し、次に徐々に硬化が開始し(この段階をBステージといいます)、更に反応が進むと硬い材料になります。 プリプレグは、CFの織物やUDにエポキシを含浸させて、このBステージの段階で反応を止めているものです。 よって、Bステージにあるプリプレグを型に巻き付けたり、積層して加圧しながら過熱することで目的の成形品が容易に得られるようになります。 プリプレグを使用しないで同じような成形品を得る方法としてハンドレイアップ法があることはご存知と思います。 こちらは、CFやGFに織物にエポキシを含浸してべとべとのまま型に巻きつける等した後、加熱硬化させる方法ですね。 よって、べとべとを扱ったり、余剰なエポキシがBステージ前のしゃぶしゃぶ樹脂として流れたりとハンドリング性は一般に悪いです。

11kuma26
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 プリプレグの半硬化状態を実際に見たことがなく、イメージがつかめなかったのですが、理解が深まりました。

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