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温度の違いによる結晶構造

水酸化亜鉛Zn(OH)2は6配位八面体構造で、融点は125℃のようですが、結晶構造が変わる(結晶変態)温度を教えてください。 また、酸化亜鉛についても同様のことがわからないので知りたいです。

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  • 20071027
  • ベストアンサー率33% (1/3)
回答No.1

こんにちは。 ご存知の通り,物質の構造は温度や圧力により変化します。各々の状態を「相」と呼びますよね。固体も液体も気体もそれぞれ相であり,結晶構造の違いも相の違いといえます。Zn(OH)2については,125℃で相転移が起きて,結晶構造を変えて安定化するよりも液体または分解した方がより安定であったために,この転移が起きたと考えられます。(勿論125℃以下で構造相転移があるかもしれませんが) 言いたいことは,温度を上げて必ずしも結晶構造の相転移があるわけではないということです。以下は,参考ですが,一般的には温度上昇に伴う構造相転移は結晶構造の対称性が低く,密度が小さい方向になります。一方,圧力を増加した場合は,対称性が高くより密度の高い状態になります。それぞれその状態が安定なんでしょうね。

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