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♭5つの調と♯7つの調(その逆も)の採用基準

♭5つの調(変ニ長調)と♯7つの調(嬰ハ長調)は同じことなので、変化記号の少ないほうを選べばいいと思うのに、実際には♯7つを採用していることがあります。その逆もあります。なぜなんでしょうか?

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  • tattom55
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回答No.2

変ニ長調と嬰ハ長調は同じ調ではありません。ピアノで弾くから同じ鍵盤を使う結果になるにすぎないのです。ヴァイオリンをやっている友だちが近くにいたら2つの音階を弾いてもらってみて。たぶん全然違う指とポジションを使うはずですよ。 まずは、理論上全く違う調だということを知ってください。ハ短調の音階を書く時に「ドーレーミ♭ーファーソ」と書く代わりに「ドーレーレ♯ーファーソ」と書いたらどうです? 音階の意味すら失ってしまうでしょ? どちらで曲を書くかは作曲者が決めることですが、弦楽器の場合は変ニ長調の方がずっと音質が柔らかくなるのでそれが選ぶ基準にすることもあるでしょう。 また、曲の途中で転調が予定されている場合などでは、変イ長調(属調)へ行きたいのならフラットが一つ減るから最初を変ニ長調に、嬰ハ短調に行きたいのなら♯が3つも減るから最初を嬰ハ長調にする、というようなことが考えられますね。もちろん両者をうまく使い分けて♯や♭の数をなるべく少なくするような例もありますよ。

garcon2000
質問者

お礼

ヴァイオリンでは違うのでしょうか。 理論的には違うのは分かるのですが、実際上違えることができるのかどうか?転調を考慮してというのは実際的でありえますね。

その他の回答 (3)

  • cato_01
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回答No.4

早い no-2 no-3 の方。そのとおりです。 日常的に、趣味の作曲・作品実演 している私には、 感覚で分かりますが、 1. 原則としては変化記号の少ない物を使う。 2. 転調を考慮した場合は、そうはならない場合が多い。 3. 純正律が挟まる曲の場合は、同じではない。 と、彼らが言っていることを纏めてみました。

garcon2000
質問者

お礼

そうなんですか。なかなかスッキリ分かってきました。

noname#192232
noname#192232
回答No.3

バッハの平均律クラヴィア曲集では変ニ長調ではなく,嬰ハ長調が使われていますが, ショパンなど,その他の例では嬰ハ長調よりも変ニ長調の方が多く使われているようです。 変ニ長調の問題点としては,同主短調の変ニ短調が音階として存在しないため, 同主短調への転調は異名同音調の嬰ハ短調が代用されます。 それでも変ニ長調の方を多く使うのは,嬰ハ長調は♯が7つもつくからでしょうか。 それと,変ニ長調は,ピアノの鍵盤では,全ての黒鍵を使うことになりますので, 使う黒鍵があったり,使わない黒鍵があるよりも,頭の中では分かり易いです。 それは嬰ハ長調でも同じなのですが,固定のドで考えると, ハ長調でいう楽譜のミ♯は,半音上がっても黒鍵ではなくファのところの白鍵, 楽譜のシ♯はドのところの白鍵というように,感覚的に混乱します。 この点で,変ニ長調は半音下がって黒鍵なので分かり易いです。 それと,ピアノでは演奏中に音程の操作をできませんが,弦楽器や管楽器では 純正律の響き(重音)を得るために嬰ハ長調と変ニ長調では音が違います。 ピアノでは表現できませんが,弦楽器や管楽器では音程を操作します。 ハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲?だったか,ちょっと忘れてしまいましたが, 音が上昇していく時はソ♯で,その後の下りはラ♭のような音形のところで, 2つの音程を区別しなければらならいような例もあります。

garcon2000
質問者

お礼

同主単調への転調を考えたとき、どちらが実際的かというのはあるようですね。あとは、ピアのようならば感覚的に分かりやすいように。弦は変えるのですかね。

回答No.1

けっこういろいろあります。 1、作曲者が意地悪だから。 2、半音階のときに異名同音に付ける臨時記号の数を減らしたいとき。 3、前の調の都合上シャープならシャープのまま続いたほうが音のミスが減るから。 私は以上の点を配慮して異名同音の調を決定しています。 ほんとは違うのかも知れません。

garcon2000
質問者

お礼

ありがとうございます。 実際的な意味合いで、そのほうがいいということもあるのですね。