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気になったのですが...

『竹取物語』のかぐや姫について、 ・かぐや姫の「かぐや」とは、どんな意味なのですか?どうして「かぐや姫」と名付けられたのでしょう? ・かぐや姫は月の世界から来たんですよね。何か罪を犯したということが確か書いてあったと思うんですが、その罪について何かご存知の方がいらっしゃったら教えてください。 その他、何か『竹取物語』で不可解なことについて知識をお持ちの方、どんなことでもいいのでお聞かせください。 よろしくお願いします。

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  • kann33
  • ベストアンサー率39% (9/23)
回答No.2

「これこれの罪である」とはっきり言うことはおそらく不可能だろうと思います。本文に書かれていませんものね。ただ、天人が地上を「穢きところ」と言うことが作品の読みにどう関わるかということと関わってくるところでしょう。  これについては、私なんかが説明するより、『新潮日本古典文学集成 竹取物語』(野口元大)の解説をご覧になることを強く強くお薦めします。竹取のあの時代における達成を理解するのに最適の書だと思います。

comune
質問者

お礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。 『新潮日本古典文学集成 竹取物語』、図書館で借りてきました。竹取物語が中国と関わりが深いことなど、とても勉強になりました。教えていただき感謝します。 ありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#2543
noname#2543
回答No.3

(1)  名前については、No.1の方の仰るとおり、「迦具夜比売命」から借りたと考えて良いでしょう。ただし、モデル関係は認められません。  では、なぜこの名前が使われているか、についてはよく分かりません。私個人の感想としては、以下の二つの可能性が思いつきます。  第一に、古事記の知識を披露するという作者の衒学趣味からということです。実際、竹取物語の作者は、かなりの教養人と考えられており、その可能性はあります。  第二に、「神話時代」の雰囲気を出したかったという理由です。実は、かぐや姫ばかりではなく、5人の求婚者の名前も、奈良時代の実在の人物との対応関係があります。つまり、意識的に古めの時代が設定されているわけです。もっとも、竹取物語が「神話的」かというとまた議論があるところです。「神話」の「パロディ」としての「物語」を書くために、「神話時代」の設定を援用した、という解釈はどうでしょうか。 (2)  「罪」とは何か、具体的には、物語中に明らかにされません。解釈としては、密通あたりと想定するのが妥当でしょうか。曽根誠一「かぐや姫の贖罪の構造と方法」『論集源氏物語とその前後1』に乗っかって説明してみます。  まず、神話の一般原則からして、竹取物語が貴種流離譚の構造をとる以上、かぐや姫の犯した罪は、「共同体のタブー違反」ということになります。なお、日本神話における「共同体のタブー違反」とは、通常、近親相姦など性的タブーや農事に関する罪を指します(古事記のスサノオ神話、「天つ罪」「国つ罪」など参照)。  次に、かぐや姫の贖罪期間は、天界にとって「かた時」であり、昇天するときの彼女の年が「廿余年」であることからすれば、彼女が罪を犯したのも、二十歳前後ということになります。また、天人が彼女に敬語を使っていることからすれば、かぐや姫は天界においても高い地位にあったと想定されます。  そして、かぐや姫の贖罪は求婚の拒否すなわち「不犯」によってなされます。  つまり、若い高貴な女性が犯しうる共同体のタブー違反で、「不犯」によって償われるものと言えば、ということです。  まあ、私としては、書く必要がなかったから書いていないという線で解釈するのが筋だと思うのですが。つまり、そこは主題でないと。 (3)  あわわ、(2)については、すでに自分で回答してました。大丈夫だろうか自分。  http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=53104

comune
質問者

お礼

丁寧なご解答、本当に嬉しかったです。 かぐや姫の罪について説明していただき、なるほどと思いました。 お礼が遅くなって申し訳ありません。 本当にありがとうございました。

  • bumin
  • ベストアンサー率31% (219/686)
回答No.1

かぐや姫は、古事記に見える 迦具夜比売命 ではないかと言われています

参考URL:
http://www.town.koryo.nara.jp/kaguya/
comune
質問者

お礼

お礼が遅くなって申し訳ありません。 どうもありがとうございました。